俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

豪雨決行な花火大会

http://www.suwako-hanabi.com/

土曜日、諏訪湖@信州で行われる「新作花火競技大会」行って来た。諏訪湖ではお盆と9月初頭の2回に渡り大規模な花火大会が開催される。メインとなるお盆が約3万発、9月が約1万7千発。9月の「新作」は早打ち*1がメインなので発数は少ないが、全国の花火師が「新作」を持ち込むので実験的な変わった作品が多く、マニアにはこちらのほうが人気があるという。

ここ数年諏訪湖の花火はずっとパスしていたのだが、息子が花火を鑑賞できる年齢になったので見に行くことにした。チケットを買うと湖畔の公園内で座る事ができるが、そうでない場合は混雑する道路で立ち見か反対側の湖畔から遠く小さいのを眺めることになる。どうせなら間近に見たいのでチケットを買った。チケットの事前販売は平日の特定日に地元の公民館でのみ発売というのが辛いが、当日券は心もとないので休暇をとってゲット。往復の交通費の方が高い(^^;。地元出身ながら「新作」を間近で見るのは初めてである。わくわく。前日の体調の悪さもなんとか回復したので、予定通り昼頃東京を発った。

残念ながら当日は豪雨。予期して雨合羽を準備したのは幸いしたが、落雷するし、焼きそばも焼き鳥も水没するし、とんでもない状態である。さすがに中止だろうと思ったら「決行」するらしい。マジ?。周囲の見物客も誰一人として帰ろうとしないのもすごい。逆に人が増えている。そのうち下半身まで完全防水の雨合羽に長靴という根性の入った格好の人物も現れる始末。我々も延々4時間、豪雨の中を簡易雨合羽と折り畳みがさで雨をしのぎ、おでんを食って寒さに耐える。同行したidekan氏曰く「我々は何のためにここにいるんだろう」。私はどこかコ○ケにも似た空気を感じたが、言葉にはしなかった。

やっと開始予定の午後7時になった。雨は降り続くが、皆マナーが良く腰をおろす。水たまりに。立っていると後ろからブーイングが起こる。ケツが冷たいが既に下半身は麻痺している気もする。息子は体力を使い果たし、私の膝の上で寝てしまった。上半身のみの雨合羽も彼にとっては「全身用」なので暖かいらしい。風向きのせいで煙が手前に流れてしまい見えない花火も多く、まさに最悪の日和り。しかしまぁ、それなりに楽しんだのではなかろうか。「水上スターマイン*2」はやはり見物であった。あの素晴らしさは見た者にしか解るまい。言い出しっぺとしてはidekan氏の「いや〜良いものを見た」の無意識のつぶやきが救われる思いであった。

その後、諏訪の民について議論したのだが、諏訪の人間には狂気にも似た根性があるという結論に達した*3。確かに、豪雨のなか平然とした顔で花火大会を待つ人々の姿は狂気かもしれないと思った。私は平気だったが。そういえば、他地域の人間からみると、御柱祭などは狂気の最たるものとして映るという。確かに、命をかけて丸太と共に川に落ちたり坂を下り降りるのは狂気かもしれない。その祭りを見るために、木に登ってまで視界を確保しようとする見物人も、やはり狂気なのかもしれない。私も登ったことがあるが。

いやー、東京に出てからというもの、根性がないヤツが多いなぁ*4と思うことが良くあったのだが、どうやら間違いだったようだ。皆が根性が無いのではなく、私が狂気なだけだったらしい。どうもすみません>>ALL

*1:10号〜30号の大きな玉を単発で打ち上げる形式。連続して上げるために点火と待避をリズム良く素早く繰り返す必要から早打ちという。ヒットアンドアウェイ。イースのボス戦みたいなもの。

*2:セイコーエプソン提供

*3:ムカツク事に私を含むらしい。

*4:コ○ケ関連省く