俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

Vista製品版をインストールしてみる

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061121/254390/

MDSNで開発者向けダウンロードが開始された。開発用途に限られるが、グレード毎に10ライセンスまで使える。RC1の時はVMwareでちょっと試しただけだったので、今回はいよいよ自分のメイン機に入れてみる。各種自作プロダクトの動作テストというお題があるので、開発用途には違いない。XPから本格的に移行できそうになったら別途パッケージを購入してライセンスを切り替えればOK。

マシンのスペックはSocket754Athlon64 3000+、DDR SDRAM 2GB、AGPx8接続のRADEON X1600 256MB、SATAのHDDx2という構成。チップセットはVIA。時代遅れではあるが、SXGAデュアルディスプレイでAeroを動かせるくらいの性能はあるハズだ。Vistaのグレードは一番普及しそうな「Home Premium」を選択。一瞬x64版に手が伸びたが、とりあえずXPのドライバもサポートしているx86版を試すことにした。インストールはホントに30分で終了。いよいよ初Aero体験。まぁ、どうせ見た目だけだろう、とか思ってたんだが...

すみませんでした!Aero快適ですわ(^^;

いやー、Windows2000以降のレイヤードウィンドウの発展系でしょ?とか思ってたんだけど、ぜんぜん違いますな。ディスプレイドライバのドライバモデルを更新して実現しただけある!と思わせるサクサク度。従来のGDIベースでGUIを飾り立てるのがいかに非効率な方法だったのか良く判った。ようやくゲーマー以外には意味のなかったGPUとVRAMがうかばれるというものだ*1

褒めてしまった。でも、ホントにスムーズでサクサク。Windows95からWindows NT4に乗り換えて「ああ、これが真のマルチタスクか」と思ったときの快感に近い。X1600クラスでも十分なのが判ったし、間違いなくパッケージが出たら買っちゃうね。ちなみにAeroを切ると画面周りの快適度はXPのデフォルト並みに落ちる。その代わりメモリ使用量も減る。Aeroが動かない環境では、XPと同様素直にテーマをクラシックに切り替えるのが良さそうだ。

それにしても、VMware等の仮想環境にインストールできるのが「Business」か「Ultimate」だけというライセンス条件はVM依存症の俺には非常に痛い。Aeroが使えないVM環境のためにあんな高いグレードを買わなければならんとは。VMにこそAero無しの「Home Basic」がお似合いなのに(苦笑。まぁ、VMイメージはアクティベーション無視で無限増殖できちゃうしなー。無限増殖させるようなヘボいユーザーがクソ高いグレードを買うわけがない、という読みなのかも(^^;

*1:これって、WindowモードでDirect3Dアプリを動かしたらどうなるんだろうかねぇ?少なくともAero環境だとGPUとVRAMを取り合ってパフォーマンスは落ちそうだよなー。デュアルディスプレイでフルスクリーンにした場合も競合する気がするし、都合が悪そう。まぁ、Aeroを切ればいいだけの話なんだろーけど面倒じゃん?(^^;;