俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

ONKYOなスピーカーを買ってみる

Rolandのスピーカー「MA-5P」がお亡くなり。さすがに古いし仕方ないとは思うが、この間ヘッドフォンがお亡くなりになったばかり。壊れるときは次々とって感じね...orz。いずれにしても、音関係は手入れが必要だ。

音関係の手入れとなればまずはONKYOのサウンドカード!と一瞬思ったが、この際スピーカーもデジタル接続にすればサウンドカードは何でも良いだろうと考え直す。スピーカー内蔵のD/Aコンバータがどの程度のものか知らないが、サウンドカードのアナログ出力や安価なUSB音源より悪いことはない!と勝手に思い込んでスピーカー集中投資を決定。

http://www2.jp.onkyo.com/product/products.nsf/pview/GX-77M(B)?OpenDocument
http://www2.jp.onkyo.com/product/products.nsf/wavio/3BCD4002D81C66D949256BEC002C8D8B?OpenDocument
http://www.roland.co.jp/fs/products_dtmp.html
http://www.roland.co.jp/products/dtm/MA-20D.html

というわけで、デジタル入力があるスピーカーを物色。ドンシャリ*1やズンドコ*2は避けたいので、自然とONKYOのGX-D90、GX-77M、RolandのMA-15D、MA-20D辺りがターゲットになる。そーいえばYAMAHAの在庫がね〜な〜、とか思いつつ散々迷う迷う。最後は価格もスペックもソックリなMA-15DとGX-77Mの一騎打ちで、真っ黒な筐体が選べるのと、以前買ったONKYOのGX-R3Xの音が結構好みな音色だった、という二つの理由でGX-77Mに決定。*3

さて、まだ慣らしが終わっていないけどちょっと感想〜。かなりフラットな特性のようで、上から下までバランスよく自然に鳴っていると感じる。「迫力ある低音」ではないし「抜けの良い高音」でもないが、音が薄っぺらいという感じは全くなく各々の音がしっかり聞こえる。「心地いい音」が身上のスピーカーという印象。安っぽいサンプリング曲はそのまま安っぽく聞こえてしまって興醒めするという場面もあったが、それはそれで正しいと思わせる説得力が十分にある鳴り方をする。

低音は音楽を聴くには十分に鳴るが、サイズ以上の迫力ある重低音を求める人は他のスピーカーを選んだほうが良いかな。個人的にSWは邪道と常々思っているが、このスピーカーにSW付けて味付けを崩すなんて特にあり得ない。1点だけ、ツィーターが独立しているにしては高音の伸びが少し物足りないのが惜しいと思った。悪い言い方をすれば高音が少しボケてしまう。まぁ、慣らし終えれば高低共にもう少し出るようになりそうだな〜という感じはするので改善の可能性は十分あるし、細部の最終的な評価はもう少し後だ。

ついでにGX-R3Xとの比較。GX-77Mと比較すると良い意味で積極的に演出されている音だと判る。張りのある高音と、このサイズでよくここまで破綻せずに出せるものだと思わせる太い中低音は今でもすごいと思う。さすがに余裕があるとは言えず、売価が3倍のGX-77Mとの格差は明らかにあるけれど「GX-77Mの良さ」よりも「GX-R3Xの抜群のコストパフォーマンス」を再確認してしまった。小さい成りから全身全霊込めて出力される色気のある音は十分以上だ。

というわけで、正月貧乏の最中に奮発したGX-77Mへの感動は「すげー!」というほどでなかったのでちょっとだけ残念。いや、もちろんGX-77Mは十分すぎるほどいい音だし良い買い物したと思ってるんだけど、値段相応というかこのくらい当たり前かも〜というか。GX-R3Xの時の「おおー、この値段でこのサイズでこの音が出るのかよ。ONKYOってすげー!」というレベルには達しないのよね。まぁ、それはオレの感性がそもそも貧乏だからかもしれんが(苦笑

関係ないけど、PCIサウンドカードのアナログ出力に苦労して金かけてノイズ対策を施すより、デジタル専用のサウンドカードをお手ごろ価格で作れば売れるんじゃないかー?とデジタル接続したスピーカーの音を聴いていて思った。普及価格帯のスピーカーにもデジタル入力付けてラインアップすれば、ONKYOのサウンドカードを気にするようなPCで音楽を聴くユーザー層には受ける気がするんだけどな〜。

*1:Creativeとか(^^;。この辺は個人的にはあり得ない選択。

*2:BOSEとか(^^;;。流し聴き用には適当だけど今回は除外。

*3:師匠すみません(^^;