俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

Windows VistaのGUIはダメダメかもしれん...

去年の11月から*16ヶ月以上Vistaを使ってきた。家も会社も仕事も遊びもVistaである。で、ちょっとした理由でしばらくXP環境で長時間の作業をする事になったのだが、最終的な結論として

XPの方がVistaより全然快適

なんですわ(^^;。世間でよく言われるCPUとかGPUとかメモリとかの問題以前に*2、スタートメニューやエクスプローラの操作性があまりにも悪すぎる。個人的には非常に好意的な意識でVistaに接してきたし、今までの様に慣れれば快適になるハズだと思って使ってきたのだが、今ではVistaGUI面で完全にデグレードしているという認識だ。Vistaは95以来初めての「駄作」である。

例えばスタートメニューの「全てのプログラム」の操作性。従来の階層メニュー型は、アイテム数が増えると画面に入りきらない問題はあったものの、操作性はVistaのツリー型より格段に良い。特にVistaはツリーの展開状態を保持してくれないのがイライラする。「あ、違うアイコンクリックしちゃった」というときにもう一回ツリーを展開していく必要がある。設定を変えてクラシックメニューにもできるが、XP型ではなく2000型(つまり95型)になるのが痛い。

エクスプローラもダメ。Ctrl+ホイールで表示方法やサムネイルサイズが連続的に変更できる等良い所はあるが、ファイルコピー時に「全てを上書きする」ためのクリック数が増えてる、タイトルバーにパスが表示できなくなっている、何もしていないのに表示形式が変ってしまうフォルダがある等、ストレスの方が多い。特に「1階層上がる」ボタンがなくなってるのは理解に苦しむ。

今までWindowsを3.1→95→NT4 with IE4→2000→XPと使ってきたが「古いほうが快適」と思ったことは一度もなかった。新しい方に移行するときに違和感があったり、大して変っていないと感じたりもしたが、時折古いOSに戻って作業するときに「ああ、やっぱり新しい方が快適なんだな」と絶対に思った。そういう目立たない地道な改良が積もり積もって、XPのあの完成度があったのだろう。

見た目重視なのか、フォルダの「階層」を意識させないという方針からなのか、Vistaはそれを見事にぶち壊した気がする。

*1:発売前にMSDNで開発用に提供されていたからね。

*2:そんなモノは最初から十分にしておくのがVistaを入れるときのの前提条件だろう(^^;