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W-SIM対応!!Windows Vista搭載の小型PC「D4」が登場

http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2008/04/14/index.html

噂のAtom端末が発表された。初代W-ZERO3のラインを継承するようだが、スリープや休止状態では通話不可なのが残念。起動状態ではバッテリーは数時間しかもたないようなので、そんなのはもはや電話ではないと思う訳ですよ。OSがVistaだと判明した時点で予想していたけど、もしBIOSレベルで通話に対応してたらD4は神だったのになぁ(笑)。まぁ、実際にそれをやろうとしたら、BT対応なんか難しいだろう。

モバイルガジェットとして見た場合、新書サイズで470gのVista搭載PCというのはかなり魅力的かも。もっとも、今後Atomプロセッサ搭載の同様なマシンはいくらでも出てくるに違いない。D4のメリットは、

・世界初のAtomマシンである(w
W-SIMが刺さり、WILLCOMメールの自動受信が可能である。
・ログオン中なら通話が可能である。
ワンセグ、BT、オートフォーカスカメラ等全部入りである。
・Office Personal with Power Point搭載である。
・クレジットを使わずに分割払いができる。
・2年縛りとはいえ実質9万円台で買えてしまう。

という所かな〜。Eee PCにしても工人舎にしても今ある小型PCはW-SIMはUSBアダプタ経由でないと使えないので、W-SIMが直接刺さるというだけで大きなメリット。あと安いねコレ。Office Personal with Power Pointを搭載している事を考えても、相当頑張っているのではないかと。個人的にはOffice無しでOSがVista Home Basicの廉価版を期待したいけど、Microsoftも企画に絡んでいるみたいだし、単純にソフト抜いて値下げという流れにはならなそうかな。

数少ない弱点のうち一つがメモリ容量で、Vista機で1GB固定はちょっと寂しい。もっとも、Vistaでも壁紙なしのクラシック表示にすればログイン直後のメモリ消費量が200MB台にまで落ちるので、実用上困ったことになる可能性は低い。ビデオメモリに128MB割り当てても500MB以上の空きが確保できる計算なので、例えばVMwareWindows XP仮想マシンを動かすなんてこともできるわけだ。常駐電話アプリが200MB食っていた、とかいうオチが無ければ(笑)

買うかどうかは正直なところ悩み中。初代W-ZERO3のような衝撃はなくて、即決気分ではない。Eee PCか工人舎の小型PCは欲しいと思っていたので、それを止めてD4にするという可能性はあるかも。D4で重量が半分になる&W-SIMの直挿しができることのメリットの評価と、緊急用にタッチタイプ可能なキーボードを求めるかという問題になりそうだな。悩ましい(^^;