日本を根底から揺るがす事態が発生し今も進行しています。この地震の名称は「東北地方太平洋沖地震」ですが、報道では「東北関東大震災」「東日本大震災」「東日本巨大地震」という呼称が使用されています。私は「東日本巨大地震」の表現がしっくりきています。人間が捉えられる「災い」という概念を超えた、自然現象への畏敬の念が込められるような気がするからです。
東北には大好きな街が沢山あります。何度も訪れたお店がライブ中継中に波に飲まれました。いつも走るあの道がなくなっていました。美しかった町並みが丸ごと炎に包まれていました。東京都下在住故、現在のところ当事者といえるほどの被害はありません。しかし、東北地方の惨状には自分でも驚くほどショックを受けています。地震を境に世の中の見え方が変わってしまった感じすらします。
そして、福島の原発が深刻な事態に陥っています。素人から見ても情勢は悪く、数日後に出るであろう「結果」が日本と人類の将来を左右するという悪夢のような現実。最悪の場合、東北から関東は居住不能になり、数千万人が被爆します。さらに西への大移動で小説「日本沈没」以上の混乱が起こるでしょう。偏西風に乗った原発４基分の放射性物質は、北半球全体を汚染すると考えて間違いありません。
放射能汚染は世界的な食糧不足に追い討ちをかけるでしょう。原発も全て停止に追い込まれるはずです。食料もエネルギーも不足する混乱の時代に、国土の１／３を失い、首都が放棄され、数千万の被爆者を抱えた日本は、国という枠組みを維持できるでしょうか。北海道をロシアが、西日本を中国が統治し、沖縄は独立国に、という冗談のような話が冗談でなくなります。
なんとか事が収束し、原発に頼らない省エネルギー型の社会として復興できればと思いますが、今はまだ「最悪」を覚悟する必要がある状況です。いずれにしても、人類は原子力に手を出してはいけなかった、というのが結論でしょう。福島原発で懸命の作業をしている人達は「犠牲者」です。「決死隊」などと表現して美談にしたがるマスコミに踊らされてはいけません。この世に原発が存在すること自体が人災なのだと考えるべきかもしれません。
この更新が「最後」にならないことを祈るばかりです。
しかし、エンタメ系でIT系という、言ってみれば「不急不要」の仕事をしているので、平然と自宅待機できるのは良かったのか悪かったのか。平時であれば自宅が最も作業効率がいいんだけど、子供は休校、嫁はイライラで全く捗らない（苦笑）。余震は頻発、原発は心配、食べ物買えない、暖房使えない、停電はする、でイライラするのは判るけどねー。ん？俺が１日中「めしまだー」とか言うのが一番いけないのかも？（ぉ
