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新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

ソニーのヘッドフォン「MDR-F1」を買ったよ

SONY フルオープン型ヘッドホン MDR-F1

SONY フルオープン型ヘッドホン MDR-F1

近所の某カメラ店にて。通販より値段的にアレなのは当然判ってたんだけど、展示された100を超えるモデルを店頭で比較検討させてもらった以上、やはりその店で買うのがスジだろ?ということで。キーボード、マウス、ヘッドフォン、スピーカー、どれも店頭で実物試させてもらえなくなったら困るんだよね。通販ではどうしても満たせない領域なのですよ。

で、これにした理由。決め手はやはり「唯一無二の付け心地」で、重くない・圧迫感ない・蒸れない、という評価基準では、他の多くのオープンエア式のモデルと比較してもダントツ。とにかく「長時間使う」とか「疲れない」という点を重視する場合、これが最良の選択肢なのではないかと。7年を超えるロングセラーも頷けるモデルですな。

音は、同価格帯の他のモデルと比較したら「華がない」とでも言いますか。高音域は優しく、悪意を持って言えば少しだけこもった感じだが、シャリシャリしないので疲れない。オープンエア式にしては低音が良く出るが、これも迫力を求めた圧迫感のある音ではなく、やはり疲れない。定位は、中央に近い音はやや曖昧、でも横や後ろへの広がりは十分ある、という感じ。

要するに、音質面でも「疲れないように聞かせる」という方向性が明確。従って、演出された濃い味付けの音を求める場合、同価格帯の他のモデルに少し劣るといえる。とはいっても、ミドルレンジモデルとして必要なクオリティは確保されているので、自然な音を求める向きには逆に合致しそうだ。このモデルの特性を考えれば、バランスの良い仕上がりだと思う。

耳たぶが露出するレベルの完全なるオープンエア式なので、環境音はそのまま聞こえる。もちろん音漏れするので、図書館や電車では使えない。ただ、気を使って音量を絞れば会社のオフィスでなら使えるレベルの漏れ方だと思う。低音域の指向性が強いからかもしれない。疲れにくく、装着したままでも会話が普通にできるので、仕事中にだらだらとBGMを流すのに良さそうだ。

というわけで、元気な頃のSONY臭がプンプンする「MDR-F1」、普段使いにオススメですよ。