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新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

$9でWindows Phone端末をアンロックできるサービス開始 #is12t

http://www.chevronwp7.com/post/12328024419/chevronwp7-labs-availability

先日auWindows Phone 7.5端末「IS12T」を入手したが、いいタイミングでアンロックサービス「ChevronWP7 Labs」が開始された。従来は年間9,800円のApp Hubメンバーシップがないとアンロック(開発中の実機デバッグを含む、いわゆる「野良アプリ」のインストールを可能にすること)できなかったので、気軽に試せる様になった訳だ。

マイクロソフトが公認しているサービスなので、トラブルの心配は少ないと考えてよいだろう。開発環境はタダだし「まだ売るかどうかも判らんわ」という段階から気軽に実機デバッグできるのは大きなメリットですな。もちろんマーケットでの配布には、それと別にApp Hubのメンバーシップが必要なんだけど。

以下3大モバイルプラットフォームのアプリ配布のコストまとめ。

Windows Phone

開発→無料のVisual Studio
実機デバッグ→$9のChevronWP7 Labs(App Hubメンバーシップがあれば不要)
マーケット配布→年間9,800円のApp Hubメンバーシップが必要
第三者への野良配布→App Hubメンバー/ChevronWP7 Labs利用者向けのみ可能

※App HubメンバーシップはXBOX360向けも対応。

iOS

開発→600円のXcodeiOSデベロッパプログラムに登録すると無料)
実機デバッグ→年間8,400円のiOSデベロッパプログラムが必要
マーケット配布→年間8,400円のiOSデベロッパプログラムが必要
第三者への野良配布→不可能

iOSデベロッパプログラムはiOSのみでMacOS向けは別途。

Android

開発→無料のSDKeclipseプラグイン
実機デバッグ→端末設定変更のみ
マーケット配布→$25のAndroid Market開発者登録が必要
第三者への野良配布→可能(端末設定変更は必要)

Android Marketの開発者登録は年間ではなく恒久(!)。

Androidはリーズナブル。Windows Phoneの場合、モノにもよるけどChevronWP7 Labsへのお誘いと共に野良アプリを配布する、というスタイルも不可ではないよね。フリーソフトを配布するのに年間1万弱の維持費はちょっと高いもんな(^^;