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新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

ケンダ スタッドレスタイヤ KR27 乾燥路プチインプレッション

[追記]雪道で実運用後の評価を記載しました。→http://d.hatena.ne.jp/yamagw/20131219/1387423971

http://kendatire.com/en/home/automotive/wintersnow/icetec.aspx

というワケで「KENDA」という台湾のメーカー(工場は中国)のスタッドレスタイヤに履き替えた。まずは軽く乾燥路のレビューをば。輸入タイヤのレビューってあまりないよね。特に性能が重要なスタッドレスでアジアンタイヤを選択するってのは「貧乏です」って公言してるようなもんだからなぁ(ぉい

おっと、KENDAの名誉のために、自転車やバイクのメーカーとしては国内でも有名な世界的ブランドなんですな。付け加えて、夏タイヤはある理由でFR車を好む一部のドライバーに「減らないタイヤ」として人気があるとか(^^;

・静粛性

ウルセッ!(笑)。スタッドレス特有の「ウ゛ィィィィーン」という高い音より、オフロードタイヤ的な「グゴーッ」という音が主張する。スタッドレスとして考えても溝が深くて広い、見た目そのままの音って感じ。「乾燥路で少々ウルサイのは我慢する」と割り切って買うのが宜しい。

・乗り心地

段差で「ボコン!ドコン!」とバタ付くスタッドレス然とした挙動はあるが、普通に走る。さすがにブリジストン(4年前)の「こんなにフツーのタイヤっぽいのかよ!」という衝撃には負けるが、冬タイヤとして全く普通に問題ないレベル。可能なら軽いホイールを履いてバタ付き感を低減したい*1

・操舵性等

意外にも剛性感は高い。コーナーも安定している。グリップは当然夏タイヤより低いので簡単にケツがズルルルっとなるが、大人しくスタッドレススピード(なんだそりゃ)で走る分には全く問題ない。むしろ夏タイヤのSyronの軟弱さが際立ってしまう結果となった。

以上、思ったよりウルサイ点を省けば普通のスタッドレスだった。もっとも、肝心の雪道性能はまだ未知数だ。スタッドレスとしてはゴムが硬い気がするが、深く広い溝で積雪路や圧雪路では十分食いつきそうな印象だ。アイスバーン性能にはあまり期待していないが、いずれ試す時が来るだろう。細心の注意を払って走ろう。


↑純正ホイール+KENDA君。夏用RAYS比で明らかに重いのが難点。


↑Syron比で割と普通のロゴ刻印。雪マークがオサレ。


↑食い付きを予感させる深く広い溝。お蔭でウルサイが(笑

しかし、KENDAの剛性感を鑑みると「Syron Race 1」の剛性感のなさは輸入タイヤの中でも悪いほうかもしれないねぇ。もっともSyronの美点は「意外なほどの静粛性」なので、サルーンとしてマッタリ乗る時間が長いウチの使い方ではむしろSyronで良かったと思った。長時間走行では静粛性が疲れに大きく影響する。

国産・輸入に限らず、タイヤをドドーンと比較してくれる車雑誌はないものか。数年に1回の買い替えレビューじゃおっつかないよ(苦笑)

*1:ホイール買う位なら国産タイヤを買う、というツッコミは受け付けません(ぉ