型落ちでお手頃なHANSONブランドのスキー板を買ったらゼビオのプライベートブランド商品だった、という話は昨日書いた。要求スペックを満たす商品の中から、最終的に「見た目」で選んだのでPBだった事自体は別に良いのだが、どこが製造しているのかは少し気になるよね。
という訳で「MADE IN CHINA」の昨今の情勢では少々残念な刻印(ぉい)から、中国工場のあるスキー板メーカーで、大手小売のOEMをやってそうな所を探してみた。
スワーロースキー。まぁ、恐らくここでしょう。実家が同じ県内ということもあり既知の会社でした。実は探す前から察しは付いてたんだけどね。スワローブランドそものもはマイナーで低価格帯のOEMとレンタル用がメインだが、スキー板の国内シェア30%を誇るそうだ。コスパの高い中国工場強し。
http://www.swallow-ski.com/catalog/2014_swallowski_sales.pdf
↑スワローの今季モデルカタログ。
あとは、スワローのカタログに似たような商品があったら、それがベースであろうと推察される。カタログを眺めると、ジュニア用の板のデザインや形状がゼビオのお手頃セット板に非常に近い感じで、やはり会社は「ビンゴ」であろう。サロモンの低価格帯もスワローのOEMなんだねぇ。
うーん、板の形は似たり寄ったりだな。ディティールで見てみよう。
んー?これか?限定モデルだし今季モデルだけど。
http://snow.gnavi.co.jp/snolog/swallow/info/2214/
カタログを見る限り、他のモデルに該当する形状の金具を使用したモデルはない。また、ピンク色の「MEGAWAVE TITANAL」と、黒色の「MEGAWAVE CARBON」のうち、長さ162cmのモデルが存在するのは後者だけ。詳細を見ていくとRが12(m)で幅が123/73/107(mm)のスペックもドンピシャ。
今期の限定モデルが、型落ちHANSONの兄弟モデル?はてさて、この場合、昨シーズンのOEMモデルがオリジナルということに?(笑
http://www.swallow-ski.com/catalog/2012_swallowski_sales.pdf
http://www.swallow-ski.com/catalog/2013_swallowski_sales.pdf
↑昨シーズンとその前のシーズンのカタログも見つけたけど、サンドイッチ構造のモデルがMEGAWAVEシリーズらしいという所まで。画が小さく金具が判別できないのが惜しい。
http://www.swallow-ski.com/catalog/megawave.html
↑おっと、金具形状が確認できるページ発見。
なるほどー。スワローではなくメガウェーブという別のブランドで展開してたのね。今季のALPHA ONE TITANALとBETA ONE CARBONが、60周年限定モデルの兄弟じゃないかな。その1〜2世代前のモデルが、HANSONの兄弟モデルと見てほぼ間違いなさそうだ。
もっとも「兄弟」とは言っても、内部まで同じ素材や構造だとは言い切れないんだけどね。なにせ相手はスワローのフラッグシップモデル。HANSONはチタンだのカーボンだとの謳っていないし、素材が劣ってる部分はあるかもしれない。まぁ、それでも元値は同価格帯なので買値を考えたら悪くなかった。
[rakuten:sports-bazaar:10070448:detail]
[rakuten:sports-bazaar:10070449:detail]
しかし、スワローの60周年モデルはピンクと黒を合わせて200台限定ながら、本日時点でまだ在庫がある模様。なかなか個性的で良いと思うんだけど。周りと違うモノがお好きな方、おひとついかが?(笑)
[追記]MEGAWAVEのレビュー記事ありました。
「MEGAWAVE Alpha Super Titanal」という2年前のモデルのようだ。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/185154/162981/72335180
「長いこと試乗マニアをやっているが、こんな個性的な板は初めてである。」だって(w