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新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

ダイムラーの駆動系を搭載したV37スカイライン・ターボ登場! #nissan #skyline

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140527_650309.html
http://response.jp/article/2014/05/27/224006.html

ありゃりゃ、なんか全然期待外れだった(汗)。ハイブリッドは、想定外に売れているらしいし、なんやかんや言いながら自分も「欲しい」と思ってるんで、ターボには国産プレミアムセダンをさらに促進する出来を期待したんだけどなぁ。

そもそも、ダウンサイジングってのは環境性能向上とコストダウンが目的なので、トータルコストが抑えられないと全く意味がないんだよねー。コストを抑える必要がないなら、今まで通り6発や8発を載せる or 選べば良いワケでして。

だって6発のほうが4発よりいいでしょ!?

まず、燃費が悪すぎる。先代250GTと大差ない上に、同じエンジンを載せたE250に圧倒的に劣る。言うまでもなくEクラスって「セグメントが上」なんですよ。デカくて重い相手に燃費で負ける時点で「はぁ?」って感じでしょ?車体価格も高い。そのうえハイオク仕様。

リッター180円として、15万キロ走った時の燃料費をザックリ計算すると、ハイブリッドが150万円、ターボが210万円、その差は60万円。車体価格はハイブリッドが449万円、ターボが383万円、その差66万円。これじゃターボを選ぶ意味ないじゃない。どーいう計算で値付けしてんでしょ。

理由は判る気がして、ダイムラーから供給を受けるエンジンとトランスミッション、お値段が高い上にあまりカスタマイズさせてもらえないんじゃないかと。弱小インフィニティとはいえ、直接競合するブランドの車種に搭載するんだから高いのは当たり前だけど、それだけに立場も弱そうだもんね。

繰り返すけど「ダウンサイジングってのは環境性能向上とコストダウンが目的なので、トータルコストが抑えられないと全く意味がない」のですよ。それなのに、V37ではダウンサイジングしたメリット全くナシ。結果として「ターボ=プレミア」という売り方をするしかなかった感じ。

ターボはハイブリッドと違ってパワステが普通の油圧なのが良いニュースだけど(ステアバイワイヤは遅れてオプション設定)、さすがにこのコストバランスの悪さじゃ要らないなぁ。もう20%燃費が良くなるか、あと30万安くならないとね。どうせ高いエンジン買うならディーゼルが良かった。真面目に。

あーあー、主要ユニットを外部に依存するってだけでダメな臭いはプンプンするわけだけど、やっぱダメなんだなーって思った(苦笑