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新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

「NV350キャラバン」再レビュー #nv350 #e26 #nissan

http://d.hatena.ne.jp/yamagw/20141228/1419776363

上記のファーストインプレッションで「燃費」「騒音」「乗り心地」について「期待したより悪い」と評価したわけだが、3000kmほど走ってだいぶ印象が変わったので補足する。モデルは、ライダーPGXディーゼル4WDである。

まず「燃費」。慣らし中の影響は間違いなくあったと思うけど、それよりもパワートレイン各所の当たりが付いていなかったのが大きかった感じ。走行時の感触が格段に変わったのはオドメーターが800km過ぎた辺りで、エンジンは明らかに吹け上がるようになり、惰性走行もスムーズに。それに伴って燃費は大幅に改善。意識して低燃費運転をしなくても、10km/Lを上回るようになった。

試しに統計リセット直後に標高差のある飯能〜秩父間を往復してみた結果が以下。

スタッドレスだし、この成績なら立派でしょう。自分の生活圏において10km/L切ることはなさそうだ。ただ高速燃費はやっぱり悪いね。メーター読み120km/hで巡航すると9km/L強がせいぜい。顔面積デカいからな。同じく100km/hでの巡航ならそこまでは悪化しないが、油断すると軽く130km/hを越えちゃう程度にパワフルなので、大人しく走るのは難しそうだ。

次に「騒音」。最も気になったディーゼル特有の「ギャリギャリ」音は、エンジンが温まると完全にナリを潜めるようになった。特に寒い日の始動直後はどうしても発生するが、それも初期の半分くらいの音量になっただろうか。最後に「乗り心地」。足が動くようになり、前後に揺すられる挙動は「3割減」な感じに。相対的に、それまで気にしなかったリアの跳ねが少〜し気になる?という具合になった。

当たりが付いて「設計上狙った状態」に収まったのかねぇ?

という訳で「快適な仕上がり」という評判は間違いないと思った。セダンや上級ミニバンと比べてしまうと「屋根付きトラックとしては」の但し書きが外せないものの、日常生活で普通に使えるレベルの快適性は十分に備えていると言えよう。過去に乗った旧型や同種のライバル車と比較したら別物だなぁ。長距離は楽だしワインディングもイケる口だし、あんな箱型の車が良く走るよホントに。

仕事で積雪30cm超の中禅寺湖にも行ってきたので、ついでに4WDについて。パートタイム4WD、メチャクチャ頼もしいわ。目的地は某駐車場だったのが、全く除雪もせずに開店休業状態。しかも急坂のスロープから入場せざるを得なかったので「良い機会だ!」と思って侵入したが全く問題なし。前車V36だったら絶対侵入しなかったし、FFや生活ヨンクでも厳しい場面であろう。駐車場の職員の方は当然のように「ジムニー」だったが。

...ていうか営業してるなら除雪しろよ!(笑)

ただね、やっぱりフロントヘビーな挙動なのですよ。重いだけに4WDをONにしたらガツガツと進むのは確かだけど、一旦グリップを失ったら後が怖いよなーみたいな。「FRだけどバランスが良いからコントローラブルで楽しいぜー」だったV36スカイラインとは真逆なイメージ。旋回を伴う走行(特に凍結路の下り)ではより一層の慎重さが求められると思った。

それにしても!パッソとマーチ(それぞれ現行型のレンタカー級モデル)にある程度の距離乗る機会があったのだが、そいつらのロードノイズ、ブルブルするフロア、フラフラな走りは酷かった。NV350の方が全然イケてる。比べる相手を選べば『NV350は乗用車並みに快適』って表現もウソじゃないのか(^^;