俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

彩の国から越後の国へ! #飯能市 #新潟市 #移住

10年来の野望である「地方都市に移住する計画」を発動し、家族を引き連れて飯能市(埼玉県)から新潟市新潟県)に移住した。自らの進学のため長野県の実家を出た時を1回目とすると、

下諏訪→青梅→南足柄→横浜→青梅→青梅→立川→飯能→新潟

という変遷で「8回も引っ越してたの?」という感想である。まぁ、そのうち2か所は社員寮なので実質的には7回か。今回の新潟行きは、永住を前提とした人生で最後の引っ越し(今後身の上に何事もなければ!)である。

残りの人生を新潟100万都市圏と荒ぶる冬の日本海に捧げるのだ。フヒッ。

ただ移住間もない今だからこそ書き残したいことがあって、それは

飯能は最高に暮らしやすい素晴らしい街だった

ってこと。

買い物で困ることはなく、交通の便も良し、空気も水もきれいで、住環境に文句の付け所がないんだよね。人も暖かく、子育ても犬育てもしやすかった。この環境なら子供も犬も伸び伸び育つこと請け合い。地場産の野菜や肉や乳製品は全部美味しい。唯一「美味しいお魚が手に入りにくい」というのが惜しい程度。

普通に東京都心への通勤圏内でもある。西武池袋線飯能駅は運転区分上の終着駅で、行きは始発で普通に座れ、帰りは時間2本の特急が使えるほか、東京メトロ副都心線からの下り直通電車に乗るとだいたい池袋~小竹向原で着座が可能。満員電車に立って乗るなどという、実に間抜けな時間を人生からほぼ排除できた。

遊びに行く場合も、車なら圏央道を経由して東名、中央、関越、東北が選び放題。電車なら川越、八王子、池袋、新宿、渋谷、横浜までいずれも乗り換えなしで到達可能。秩父ドライブに行くのも楽しいし、隣町の日高や狭山には飯能とは違ったものがイロイロあるし、たまには入間や所沢をブラっとするのも悪くない。

「このまま死ぬまで飯能でいいんじゃないか?」という気持ちは、実はかなりあった。最終的には「現役の年代を移住先で過ごすなら、今回がラストチャンスだから!」と思い切ったものの。。。最後に近所にあいさつ回りしたとき、不覚にも泣いちゃったよ。仲良くしていただいて感謝しかない。

「地方都市に移住する」なんて野望がなかったら飯能に永住してたわコレ。

その前の立川は、住んだ期間が長かっただけに多少の感慨はあったが未練はなく、むしろ立川で暮らした事は「地方移住の野望を必ず達成する!」と決意する要因の1つになったように思う。好きで住んでる人には申し訳ないけど、自分たちにとって立川は心の故郷とはならなかった。そうそう、幼稚園だけは奇麗で広くて楽しそうで良かったな。

いずれにしても、未だに野望がかなった喜びより飯能と別れた寂しさが上回ってしまうのは、精神的に歳を取ったことだけが理由ではなかろう。もっとも、これも自ら選んだ道だからこそ、寂しさも含めて楽しもうと思えるのだけどね。災害なんかで意図せず故郷を追われた人たちの切ない気持ちは、、、本当に想像を絶する。

まぁ、今はそんな感じなので(苦笑)数ある「地方都市」から何故「新潟市」を選んだのかは又改めて。