俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

新潟で暮らし東京の会社に勤める理由

進学のため長野から首都圏に出て、そのまま某大手企業に就職。5年で退職しフリーランスになって12年。子育て終了後に別の業界に転職する道はないか?と考えていたが、メーンクライアントの独立系企業から社員へのお誘い。関東圏外への移住を決めていたので一旦断ったが断り切れず、廃業して就職。2年後に新潟市に転居。現在は週1回東京に通いつつ、リモートで業務をこなしている。

多少の紆余曲折があったが、無理を言って社員として残してもらった*1のには理由がある。

ブラックなイメージが強いIT業界は、実は最も柔軟な働き方が可能な職種の1つである。相当範囲の業務がリモートでこなせるからだ。ITの進化によってワークスタイルの変革が可能になったのだから、そのIT業界が働き方改革を推進できなくてどうする?と思うのだが、改革の波はあまり大きなものではない。

個人の単位であれば話は簡単、フリーランスになれば良い。「紐付き(月額ないし年額で契約するメーンクライアントがある)フリーランス」ならリスクも少ないし普通に稼げる。もちろん「社員のメリット全部そのまま、もっと勝手気ままにやらせろよ!」というのが、多くの人が望んでいる働き方改革であろう。

IT業界は慢性的な人材不足。人が足らない今、実は変革のチャンスなのではないか?と考えたのである。

自由なスタイルで仕事をする人が増える
 ↓
働きやすい業界だと認知され人材が増える
 ↓
IT業界そのものが活性化する
 ↓
ほかの業界にも自由なスタイルが普及する

住むところが自由なら、好きな所に住めば良い。大都市一極集中が緩和され地方創生に貢献できる。休む曜日が自由なら、平日遊べばよい。観光需要のオフピークになり渋滞に悩まされることもなくなる。15時に退社して家で仕事できれば、子育ても捗るだろう。なんにしても、いいことずくめなのである。

その満員電車で毎日通勤することは本当に妥当か?
連休の度に渋滞する高速道路を走る事に疑問はないか?
家族と一緒に食事もできない生活に価値はあるか?

考えたことがある人はどのくらいいるだろう。惰性や慣習に囚われず、自分で考え自分で行動する人にとっての選択肢が少しでも増えて欲しい。

まず自分自身が「フリーダムな社員」の実例になってみることはできた。もっとも、実現したのは長い付き合いからくる信頼関係に依るところが大きく(これは本当に幸せで有難いことではあるのだが)、残念ながら制度とは言えない。しかし、ノウハウを確立し実績を積み上げれば、あとは制度化と横展開だ。

現在、弊社で「働き方改革」後のスタイルで仕事しているのは以下の3名。

1)社員。新潟県在住。週1回新幹線で通勤。(←私)
2)フリーランス。フルタイム契約。東京都在住。打ち合わせのみ出社。
3)フリーランス。希望により案件単位契約。長野県在住。基本リモートワークのみ。

フルタイムで働きたくない!という人も居て、それも1つの選択肢だ。うまい具合に受け皿になっていると思う。最終的には「フリーダムな社員」の仲間を増やしたいが、現時点では受け入れ側の人も制度も追い付いていない状態にある。とにかく「リモートでいける!」という実績を積んでいくしかない。

いずれにしても戦力が足らないので、フリーランスの人、副業の人、TwitterFacebookでメッセージください。仕事*2ありまーす*3。(サラっと求人)

*1:何かの組織の一員で居ることが不愉快な性格なので自分でも驚いている(ぉ

*2:下請けSIerと異なり炎上案件に突っ込まれる的なアホなことはありません。

*3:普通に東京で通勤する社員になりたい人も募集中。即戦力щ(゚Д゚щ)カモーン