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#ASUS の最新エントリーゲーミングノート #FX505GD レビュー

メイン機のマウスコンピュータ(MB-B504H。新世代のCore i7と512GB SSDを搭載して10万円!と話題になった限定モデル。)が壊れてしまったので買い替え。修理する間、マシンがないのは困るのである。


Unbounded Design, Unrivaled Toughness - ASUS TUF Gaming FX505 | ASUS

次の相棒に選んだのは、ASUSが今年3月に国内で発売した新しいエントリー・ゲーミングノート「FX505GD」だ。エントリーとはいっても事務用としてはオーバースペックで、仮想マシンを動かしたり統合開発環境を複数立ち上げたりといった用途において頼もしいスペックを有する。

CPUがCore i5の下位モデルとCore i7の上位モデルがあるが、i7は6コアのグレードだというので迷わずi7を選択した。ノートも6コアの時代なのだね。i5モデルはリーズナブルだがメモリとストレージもワンランク落ちる。後から増設すればなんとでもなる部分だが、ストレージ入れ替えに伴うOSの再構築は面倒に違いない。

他のメーカーや機種と比較した場合、i7とはいえGPUがGTX 1050のモデルとしては少し割高感があるだろうか。ベゼルの細さ(=幅の狭さ)、MILスペックの堅牢性、英語配列のキーボード、端子類の配置、排気口の位置、デザイン、納期など、トータルで検討した結論である。

良かったところ

CPUが超パワフル
15.6インチノートとしては幅が小さい
キーボードの打鍵感が良い
キーボードが英語配列
ファンクションキーに隙間がある
液晶の発色が鮮やか
背面排気でキーボードが暖かくならない
金属天板を含め堅牢性が頼もしい
スピーカーの音質が悪くないレベル
裏蓋は外し易くパーツへのアクセスも容易
天板のデザインが割と大人しい

良くなかったところ

ACアダプターがデカくて重い
Home/Endキーが非独立
Page Up/Page Downキーがない
USB3.xの端子がType-Aしかない
キーボード周りのデザインは割と派手

ACアダプターのサイズが盲点だった。箱から取り出して愕然。コレを持ち歩くのか!(苦笑)。それ以外は織り込み済みなので不満はない。Home/End/Page Up/Page Downの各キーは割と使うので悩んだのだが、テンキーで代用する方向で。個人的にはキーボードが英語配列なのが有難い。日本語配列でも不自由はしないが、やはり英語配列の方がしっくりくる。

買い替える前のマウス機のスペックは以下の通り。

CPU: Core i7-8550U
Memory: PC4-19200 16GB(8GBx2) ※8GB追加
GPU: Intel UHD Graphics 620
Storage: 512GB SSD(M.2 SATA) + 512GB SSD(2.5inch SATA) ※2.5inchは増設
Monitor: 15.6inch 1920x1080
Weight: 2.0kg

新規購入したASUS機のスペックは以下の通り。

CPU: Core i7-8570H
Memory: PC4-21300 16GB(16GBx1) ※16GB追加予定
GPU: GeForce GTX 1050(4GB) + Intel UHD Graphics 630
Storage: 256GB SSD (M.2 PCIe 3.0×2) + 1TB HDD (2.5inch SATA) ※HDDは512GB SSDに置換予定
Monitor: 15.6inch 1920x1080
Weight: 2.2kg

CPUとGPUは大きく向上。8550Uと8750Hの性能差はざっくり1.5倍で体感でも明らかに速い。GPUのGTX 1050はゲーム用としては最低限だが、オンボードからのアップデートとして十分以上だ。メモリは増設予定。HDDはSSDに置換予定。システムストレージの容量を省き、かなりの底上げとなった。(マウスで不満なかったけのだどねぇ。壊れなければなぁ。)

ところで、ゲーミングノートを選ぶ最大のメリットは、実は「キーボード」かもしれない。メーカーや機種にもよるのだろうが、この「FX505GD」ではキーボードへのこだわりが大々的に謳われていて、実際に打鍵感はとても良好だ。派手なデザインもファッションと割り切れば良いのではなかろうか。

もう1つ、これはサイズや重量とのトレードオフなのだろうが、冷却系の性能や配置に余裕があるのが良い感じだ。横に排気口があると、高負荷時にはどうしても暖かい空気が意識されるし、キーボード面に熱が伝わってくる。マウスではちょっと気になったそれらが、ASUSでは全く気にならないのである。

本体のサイズと重量に大きな差はない。今時の携帯性重視のモデルと比べたらどちらもデカくて重い。ACアダプタだけは正直気になるサイズだが、とりあえずは今まで通り一式を背負って歩いてみるつもりだ。バッテリーでの稼働だが、公称で7時間は動作するということなので、打ち合わせや1~2時間程度のノマドには十分と見込んでいる。

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↑金属の天板。ゲーミングらしくない大人しさ。本国には派手なバージョンもあるようだ。

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↑底面はプラスチック。吸気用のスリットが配置される。

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↑右サイド。防犯ホールとスピーカーのみ。

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↑左サイド。奥からAC、EthernetHDMI、USB2、USB3x2、音声端子、スピーカー。

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↑背面の排気口。奥行き増と引き換えだがキーボードが全く暖かくならないのは大変良い。

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↑前面には何もなし。

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↑底面カバーを外したところ。このギッシリ詰まった感じ!GPUと冷却系が嵩張るのだろう。パーツ交換は容易。

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↑メモリはhynixの16GBが1枚。1スロット空いているので無駄なく増設が可能だ。

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↑HDDはseagate。私はSSDに置換するが、普通なら1TBの容量が有難い場面も多かろう。

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↑打鍵感の良いキーボード。デフォルト設定のLEDは派手だが色の指定が可能。

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↑幅が狭く奥行きがあるので4:3モニタ時代の面影が感じられる?(笑)

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↑巨大なACアダプタ。120Wだって。右はマウスの40Wのヤツだ。

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↑参考までにマウス「MB-B504H」の中身。マウスに限らず普通の15インチノートはスカスカです。

a.r10.to