Titan, Unihertz Rugged QWERTY Smartphone
Kickstarterでプレッジしたunihertzの防塵・防滴・耐衝撃・QWERTYキーボードなAndroidスマホ「TiTAN」。ギリギリ年内に間に合いました!
予想していたが「デカい!」「厚い!」「重い!」というのが最初の印象。BlackBerry Key 2 LEを愛用している嫁曰く「キーボードのサイズは羨ましいが片手で持てないのは厳しい」。薄っぺらいヤワなスマホから乗り換えるには少しばかり気合と工夫が必要だ。
(ヤワなスマホの代表として5.5インチのcovia「g07」と比較。高さは同じ位、幅は120%位、厚さは220%位。)
遠慮なく奢られたメモリ・ストレージ・バッテリーに対し、実用品として価格相応に割り切られたCPU・画面解像度・カメラの仕様がなかなか憎い。限られたコストの割り振り方が「解っているヤツ向け」だと言える。
Apple的なスマートさとは無縁のボディは細部まで仕上げが丁寧で、存在感のあるサイズに良く似合う。指紋センサーの感度やスピーカーの音質も良好。リーズナブルながら、所有感を満たす「良いモノ感」はちゃんとある。
キーボードは良好。BlackBerry KEYより高さと幅があるだけでなく、大きめのボディが安定したホールド感をもたらす*1。IMEの「Kita-Keyboard」は普通に使える完成度だが、英語モードで先頭を大文字にしたり自動でスペースが入る機能はお邪魔。お気に入りの「FSKAREN」も試したが、BSキーが動作せずShiftやaltも同時押し必須になるので断念。
スクエアのモニタは「さぞ狭かろう」と思っていたが、使ってみると「横に広くなった感じ」が正しく思いのほか快適。物理的な幅だけでなく「戻る」等のボタンが物理キーなのが効いている*2。16:9の動画を再生してみると、絶対的なサイズこそ普通のスマホの横向きに及ばないが必要十分。
今時のスマホとしてはサイズと重量が規格外である点を呑み込めれば、QWERTYキーボードと玄人好みのスペックを有する、実用性の高い面白い機種だと思う。せっかくなのでメインで使ってみたい。