俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

#PDT を入れた #Eclipse で #ES2016 以降の #JavaScript 構文がエラーになる問題 #php #ECMAScript

【追記】PDT 7.2でJSDTへの依存性は解決するとのこと。Tiwtterで情報頂きました!

久しぶりにコーディング。オッサンなので相変わらずPHPJavaScriptEclipseを使って書いているのだが、気張って新しめのJavaScript構文を使い始めたので困ったことになった。

eclipsePHP環境である「PHP開発ツール(PDT)」は「JavaScript 開発ツール(JSDT)」に依存していて道連れインストールされるのだが、こいつがクセモノ。いまだに対応する構文がES2015(ES6)止まりなのだ。

ES2018(ES9)対応の「Wild Web Developer」をインストールしてみたが、PDTの「PHPプロジェクト」に属する「.js」ファイルにはJSDTの「検証」が働いてしまう。またエディタもJSDTの「JavaScriptエディタ」が使用され、色分け表示も中途半端になる。

f:id:yamagw:20200428154242p:plain
JavaScript 開発ツール」はasyncもawaitも知らない子

まず色分け表示の問題。「Wild Web Developer」はJavaScript用のエディタを追加する訳ではなく、「汎用テキストエディタ」を拡張する方式のようだ。以下の手順で「.js」ファイルを「汎用テキストエディタ」で開くように設定変更する。

f:id:yamagw:20200428155354p:plain
エディタ画面を右クリック→「次で開く」→「その他...」→

f:id:yamagw:20200428155651p:plain
「汎用テキストエディタ」を選択し「全ての*.jsファイルで使用」にチェックを入れて「OK」

f:id:yamagw:20200428155806p:plain
asyncとawaitがキーワードとして認識された

次に知らないキーワードや構文を軒並みエラーにしてくれる大変迷惑な「検証」の問題。Wild Web DeveloperがあればJSDTは基本的に不要なので、以下の手順でJSDTによる検証を完全に無効にしてしまうのが良い。

f:id:yamagw:20200428160532p:plain
メニューの「ウィンドウ」→「設定」を選択

f:id:yamagw:20200428160633p:plain
JavaScript検証」と「クライアントサイドJavaScript」のチェックを外して「適用して閉じる」

f:id:yamagw:20200428160733p:plain
エラー表示もなくなり奇麗に色分け表示されるようになった

以上でロートルなJSDTに邪魔されることなくPHPJavaScriptを同じ「PHPプロジェクト」で管理できるようになる。もちろん「Wild Web Developer」の「検証」はちゃんと動作しエラーを指摘してくれる。PDTは最新のPHP7.4に対応してるので、JSDTにも頑張ってほしいところである。