俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

「金魚すくい」が衰退する理由

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080909/trd0809092041008-n1.htm

輸送費高騰等で薄利多売が成り立たなくなっている、というのは他の様々な分野でもありがち。しかし、せっかく子供がすくったとしても「すぐ死んじゃうから」とか「飼うのが面倒だから」という理由で、親が持ち帰りを拒否するパターンが増えているんだって。それはないかもって感じ(苦笑)

金魚は簡単に飼える魚だと思いがちだけど、実は飼育するのは結構難しい(種類にもよるけど)。良くあるサッカーボール大の金魚鉢(実は水質の安定化が難しい厄介な容器です)で金魚を飼えるような人は、相当な腕前と思ってよい。知識がない人がボールや桶で飼ったらまず1週間ともたない。つまり死んで当たり前なワケ。

そもそも金魚は人間が人間の都合で生み出した、不幸な生き物だ。川に放しても、自然界では生きていかれない。当然その是非はあると思うが、屋台に運ばれて弱ってしまった個体は持って帰らなくても近く死んでしまうだろう。たとえ何日かでも傍において可愛がってあげるのは、決して間違いではないハズ。子供が生き物の死と向き合う良い機会でもあるし、その機会を奪ってしまっては「是非を問う事すらできない人間」になってしまう気がする。

もちろん、金魚の飼い方を調べて、より長生きさせてあげられればベターだけどね。

あ〜そうだ、時代の変化に合わせて、金魚すくいの屋台でエサとカルキ抜きと育て方パンフをセットでお客に売りつけるってのはどうよ?(笑)