俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

物理 #QWERTY キーボード搭載! #Unihertz 「 #Titan2 」が届いた話。

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結構前に届いてたんだけど開封が遅くなった。







  • サイズ感は初代Titanとほぼおなじ。
  • キーボードのハードウェアは相変わらず優秀。
  • インプットメソッドのKita-Keyboardは相変わらずKita-Keyboardだなぁ~という感じ。
  • 本体横のカスタマイズ可能なファンクションキーが非常に便利なのも過去のTitanシリーズと同様。
  • 他機種の画面サイズが相対的に大きくなったので記憶のイメージほど「横に広~い」という感想にはならなかった。
  • メモリが12GBと多いので4GBのローエンド機と比べたら非常に快適に動作する。
  • 楽天モバイルの電波は4Gも5Gもバリバリ掴む。
  • Wi-Fiの掴みも他機種に劣らない。
  • サブディスプレイの活用方法は今のところ思いつかない。
  • Dual SIMだがeSIM非対応なのが惜しい。

過去のTitanシリーズ開封の儀は以下。

yamagw.hatenadiary.jp
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あれ?3台目の「Titan Slim」は記事にしてなかったんだなぁ。アレもなかなか良い機種だったが。

久しぶりのサイズ感ではあるが半日でしっくりきた。「ああ、戻ってきたな~」という感覚。レジ等で「これスマホですか?」だの「これは!懐かしい感じの!Androidですか?」だの声をかけられてちょっと面白いのも初代と同様だ。前機種「OPPO A73」からの移行に際しては「おサイフケータイ」の欠落がネックではあったが、日常の店頭決済はこの1年でほぼクレカタッチに収束した感もあり、Suica/Edy/WAON/nanacoは物理カードに切り替えて対応した。出番が少なかったiDは卒業かな。

充電器もケチらずPD33W対応なのは嬉しいポイント。日本語のメーカー名をプレイスホルダと思われる「株式会社xxx」のまま変えずに出荷してしまう病気は治らない模様...w

このままではAIが世界を滅ぼすよ。いや割とマジで。

現在のAIへの投資の状況はバブルを越えた狂気だ。大勢の阿呆(自分を含む)が気前よく数千~数万円を毎月お布施しているが、そのような現在の収益モデルで回収できる額ではない。将来の見込みも不透明なチキンレースとなっている。

これまでの産業(農業、工業、ロジスティクス)も環境に負荷をかけるが、それは直接的に「人が生きて食うための価値」に貢献するものだ。もちろんAIも頭脳として間接的に貢献していくのだろうが、現状では環境負荷と貢献度のバランスが悪すぎる。

AIデータセンターの電力消費を知れば誰もが魂消ることだろう。データセンターの為の発電所の増設ラッシュが始まった。これまでの環境負荷低減の努力など軽く拭き飛んでしまう。既に近い将来の世界に大きな負債を残すことが避けられない状況なのではないか。

いやはや。省エネ技術の進歩によって世界が多少は良い方向に向かってきたか?と思っていたらコレだ。もっともAIが1~2年で核融合炉やら排熱を宇宙廃棄する発電所やらを実現してくれるのなら大歓迎なのだが、所詮は人の知識を真似るだけのもの。

素人がどうでもいい画像や動画を無駄にひり出したり、どうでもいいプレゼン資料を飾り付けしたり、そんな事の為に今日もサーバが呻って居る訳だ。自分を登場させたつまらん動画をSNSに連投して何が楽しいのか理解に苦しむ。ホントに恐ろしい事になってしまったものである。

もちろんAIそのものは否定しない。たとえば自動運転は場合分けロジックからAIによるものに進化し、割と近いうちに認知機能が低下した人が車で移動できるようになるだろう。自走EVの普及はゴールのひとつで、地方の無駄な公共交通機関を維持する必要性はなくなり大都市一極集中問題の解消にも大いに貢献する。

ついでに言えば、工口画と工口動画の生成も否定しな(以下略

#エアコン を買い替える! #エアコン2027年問題 に関するお告げを検証する話。 #エアコン #2027年問題 #富士通ゼネラル

リビングのエアコンが故障につき買い替え。

壊れたのはシャープの「AC-H63ATC」。「なんか温くない?」と気付いてから半日程度で全く冷えなくなった。まだ8年目だし「ちょっと早いわ~!」というのが正直なところで、メーカーに訪問修理を依頼した*1

診断結果はエバポレーターからのガス漏れ。修理費用8万円オーバーで買い替え推奨とのこと。急場しのぎでガスを再充填してもらったが、1日ほどで元に戻ってしまった。急激に冷えなくなった事から大穴だと推測していたが、やはりそうなのであろう。いずれにしても修理はしないことにした。合掌。

夏の4~5ヵ月は24時間稼働、冬は全く火を入れない、みたいな使い方だったので、程良く通年動かす使い方より厳しい感じなのだろうか?しかし、機能・性能・サービスには文句なかった。シャープのエアコンに対するイメージは「イイネ!」であり、今後も購入時には検討対象のメーカーになると思う。

さて次をどうするか?

まず、冷房性能「6.3kW」クラスから「5.6kW」クラスにダウングレードする。「吹き抜け」対策で大きめを選んだが、冷房時は吹き抜けの影響をほとんど感じないからだ*2。冷気は下に滞留するので、吹き抜けがアツアツでも居住空間はヒエヒエになる。空気を循環させれば均一になるのだろうが、余計なエネルギーを使って吹き抜けの中を冷やす理由がない。家屋の断熱性能も悪くない感触であり、暖房は使わないので少々オーバースペックだった。

「冷やす」以外の付加価値機能は基本的に不要だ。シャープには「フィルター掃除機能」と「プラズマクラスター」が付いていて、フィルター掃除機能だけはちょっと便利だと思ったが必須ではない。人感センサーなどは犬や小動物が居る場合には逆にリスクになる。除湿器は別にあるので除湿性能も重視しない。要するに我が家の要求としてはベーシックグレードで十分なのである。

ただし省エネ性能は重要だ。これ、今エアコンを買おうとすると頭を悩ますところになる。「エアコン2027年問題」と言われているようだが、2027年度から省エネ基準が厳しくなり、某〇ジマの人曰く以下のことが起こるそうだ。

5~9万円のローエンドは全滅する
ミドルレンジは新基準に適合して値上がりする
筐体が物理的に大きくなる
既に省エネ性能が高い一部のハイエンドだけはあまり変わらない

お告げ通りならコミコミ10万円でエアコンが付けられる時代は終わってしまう。イニシャルコストの上昇は学生、生活保護、年金暮らしの人などにはインパクトが大きい。いまやエアコンはライフライン。全く困ったものである。これから暫くは「来年には在庫が無くなりますよ!今年中に買い替えましょう!」なんてセリフが飛び交うそうなので、コミコミ10万円で付けたい人は滑り込もう。しかし、トータルコストで考えるなら「ちょっとまて」。新基準に適合したエアコンでどの程度電気代に差が出るのかは確認したいところだ。

今回探した範囲では、冷房能力5.6kWクラスのミドルレンジ~ローエンドで新基準に適合したモデルはほとんど見かけなかった。やはり価格が高めで売れ筋ではないのだろうか?唯一「富士通ゼネラル」が某〇オンの店頭にあったので比較してみよう。富士通のエアコンと言えば、立川~飯能に住んでいた時15年間トラブル知らずで快調に動いてくれた個体があった。転居のため壊れる前に廃棄となったが、使い続けたらあと何年動いたのか?当たり外れもあるだろうけど、耐久性に期待してしまうところだ。

kakaku.com

価格.com」による「スタンダードクラス(Cシリーズ)」と称されるローエンドの「AS-C565S2」と、「省エネミドルクラス(Lシリーズ)」と称される新シリーズの「AS-L565S2」の比較。どちらも現行型の最新モデルだ。発売日も近い。2025/7/26時点の抜粋は以下の通り。



価格差は4万円弱あるが機能的な差はほとんどなく、「AS-L565S2」はミドルクラスとは名ばかりのベーシックな仕様だ。やはり手頃な「AS-C565S2」が売れ筋となっている。しかし省エネ性能の差は大きい。年間電気代の差が1万円を超えているので、トータルコストでは新シリーズの「AS-L565S2」が圧倒する。某〇ジマの人のお告げが正しいなら、このLシリーズが将来事実上のローエンドとなるのだろう。また、同じ冷暖房能力なのに重量とサイズにかなり差がある。デカくて重い。こちらもお告げの通りだ。

以下は「Lシリーズ」リリース時の「家電Watch」の記事から拝借した富士通エアコンのラインアップを示した図である。


[拡大画像] 富士ゼネのエアコンは業界初、外して洗える送風路(11/11) - 家電 Watch より

「Dシリーズ」「Cシリーズ」は新基準に適合しておらず、機能的には「Cシリーズ」と差が無い「Lシリーズ」が追加されたわけだ。この図からも、少なくとも「Cシリーズ」が「Lシリーズ」に置き換えられる将来が透けて見える。

と言う訳で、実は某〇オンの店頭で消費電力の数値を見た瞬間に脊髄反射でLシリーズの「AS-L565S2」を注文してしまい、冷静に他と比較したのは注文した後なのだが、脊髄の判断能力の正しさが証明されてホッとしたというお話。なお、壊れたシャープのAPFは6.1であり(新しい富士通は6.3)、8年前のモデルだが十分高効率だったようだ。高かったからな。とはいえ、富士通に代替した後のランニングコストは1~2割下がると期待できる。

*1:ちなみに、これで2回目の修理依頼だ。前回は室外機のファンモーターを交換してもらっている。2年目なので無償対応だった。

*2:逆に言えば暖房時には大いに影響があり、エアコンにせよファンヒーターにせよストーブにせよ積極的に上下の空気循環を行う必要がある。

#カーポート に #ルーフキャリア リフトを設置した話。

愛車308SW用に増設したルーフボックスを何度か運用してみた。概ね思っていた通りのメリット・デメリットがある。

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積載量 → イメージしていたより多い。
燃費 → 5~10%ダウン。
風切り音 → 70km/h以上でそこそこ発生。

嵩張る旅行バッグなどドカドカと放り込めるのは便利。燃費への影響は元から顔面積がデカいSUV等より大きいかもしれない。サンルーフを通して届く風切り音は耳障りだが、日除けを閉める事で気にならないレベルに軽減される。サンルーフが騒音を通す事、日除けの防音効果が高い事はトンネル等で確認していたので想定通りかな。まぁ、便利なのは間違いないが必要に応じて脱着できるのが最善だ。なにより装着したままでは洗車機に入らない。

と言う訳で、カーポートにルーフキャリアバーごと吊るし上げるリフトを実装した。(。。。って簡単に言ってるけどそこそこ手間取り案件となった。それなりに頭の中で設計して臨んだつもりなんだけど、滑車を使う時に荷重がかかる方向のイメージが抜けてて後から補強が必要になったり。)








純正のルーフキャリアバーはレバー操作で固定する方式なので、5分かからず脱着が可能になった。ここでは「純正の有難み」が存分に発揮された格好だ。高いけど。ハンドウィンチが大仰に見えるがこれが無いと容易には持ち上がらない。ハンドウィンチに常時荷重をかけるのはNGということで、吊るし上げたらチェーンをかけてハンドウィンチのテンションは緩めておくのである。

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なお↑のような既製品もある。ガレージの天井などへの設置はこれがラクそうだ。

TVアニメ「 #うる星やつら 」展 #新潟 会場に行った話

お馴染み「新潟市マンガ・アニメ情報館」にて。時代錯誤な事を言えば、この手の展示はセル画時代の方が面白かったね。デジタル制作だと物理的に展示できるものが途中生成されないから、アニメのスクショの掲示や切り貼り映像を流す液晶画面が多くなっちゃう。ま~、それはそれで賑やかではあるのだけど。書き下ろしイラストは良いクオリティでした。あと2日なので限定グッズなど欲しい人は是非。次は静岡だそ~です。











#プジョー #308SW に #ルーフボックス を増設する話。

ワンコを乗せると思ったより荷物が載らないのでルーフボックスを付ける事にした。「ステーションワゴンに乗ったら付けてみたいな~」とは思っていたので、これ幸いと予算をねん出する。


ルーフキャリアバーは純正。知ってたけどP5型はアフターパーツがあまりない。先代のT9型ほど台数が出てないんだろう。3年ほどで廃止となったSW用ともなると尚更で、大抵は欲しいものが見つかったキャラバンとは対極にある。


ルーフボックスは一人で載せ降ろしする前提で、ひ弱なジジィでも持ち上がりそうなサイズ感のもの。黒はツマンネーと思っていたところ、お手頃価格で白が選べる製品が見つかった。中華の無名メーカー製品にシールを貼ったって感じだが、普通に格好良いので無問題。


続々と運ばれてくるクソでか荷物。埼玉の家だったら玄関に入らなかった。


届くまでには時間がかかるだろうと覚悟していたルーフキャリアバーもすぐ届いた。


箱にはPSAのロゴが。長期間倉庫にあったのかな。国内で在庫してくれてるのは有難い。「MADE IN RO」は初めて見た。ルーマニアね。輸送費など考えたらこの値段も致し方ないと思う。


ルーフボックスはお馴染みのMADE IN CHINA。「Hill Stone」というブランドは本国でも検索には引っかからない。インポーターが企画してるのかな。


説明書も含めて完全に日本専用の仕様になっている。


ルーフキャリアバーの取り付け。ルーフレールへの固定がラクチンなレバー操作なのは流石純正。見た目もスッキリ。


しかしどう頑張っても隙間ができちゃう。しっかり固定は出来ているようだが。フランス人は細かい事は気にしない。


滑り止めのゴムはユーザーにカットさせるスタイル。フランス人はゴムが歪んでたり折り目が付いてたりしても気にしない。


ルーフボックスを置いてみるテスト。小型とはいえそれなりのデカさがあり、何度も持ち上げていたらいずれ失敗して車に傷を付けそうだ。欲張って大きなヤツを選ばなかったのは正解であろう。


蓋を開くと「結構入りそう」と思わせる空間が広がる。しかし思ったより高さがある。荷の上げ下げに踏み台が欲しくなる。運転席側に寄せて付ける事にした。背が低いステーションワゴンなのにね。SUVに付けてる人は踏み台を積んでるのか?


蓋の内側にハンドルがぶら下がっている。高い位置になるのは想定内なのだろう。おかげで身長170cmのワタクシは踏み台なしでギリギリ閉められる。妻ちゃんは届かんだろうな。


キャリアバーにU字金具を通し、庫内からねじ止めして固定。簡単だがネジがでかくて邪魔。しかし、あらゆるキャリアバーに対応できるマージンを確保しつつ、工具なしで作業できて、ボルトが庫内に露出しない、という要件を満たすにはこうするしかないかもね。荷を留めるベルト付き。


無事に装着完了。汚れが目立つかもしれないけど白格好良いな。


ボックスを運転席側に寄せたので、助手席側は長尺物スペースとして使えそう。真ん中に付けるのが良いとされるが、オフセットしてる人も多いよね。荷の上げ下げ考えたらね。


これで便利になったが、付けっぱなしでは洗車ができないし燃費やハンドリングに悪いという問題もある。キャリアバーごと取り外せばレバー操作のみで手間はかからないが、やはりミスって車に落としてしまうのが心配だ。どうすっかね~。

新しいPCを組んだ話。LLMを快適に使うために「次」に何を買うべきか!? #amd #ryzen #8700g


CPU: AMD Ryzen 7 8700G with Radeon 780M *1
M/B: MSI PRO B650M-A WIFI
Memory: VENGEANCE DDR5-AMD EXPO(5600MT/s C40) 64GB(32GBx2)
Main Storage: Intel 1TB SSD M.2 NVMe
Sub Storage: ADATA 240GB SSD SATA / SanDisk 240GB SSD SATA
Power Unit: ANTEC CSK650(80PLUS BRONZE 650W)
Case: Prime AP201 Tempered Glass MicroATX Case White

このようにPCの構成パーツをブログに記述するのも随分久しぶりだ。昔ほどは熱くもなく、でも冷めてはいない自作PC熱。たまには楽しい。Storageは手持ちの再利用。その他はThermalrightの光るCPUクーラーと、オウルテックの光るケースFANが2個。「何故光らせる!?」と思っていたが、M/BにARGBやらJRGBやらの端子が生えていたら使ってみたくはなる。古参自作erは別に光らせたいのではなく、本能である「端子を埋めたい欲」が刺激された結果として光らせてしまうのではなかろうか(そんなバカな)

さて本題。メモリを64GB載せてBIOS設定でUMA Frame Buffer Sizeを最大の16GBに設定したら、Windows上では共有GPUメモリも含めてiGPUがメモリを40GB弱まで使える状態になった。APUのスペックとしては最大32GBという話だった気がするが、もちろん多い分には大変結構なことだ。メモリを128GBにしたらもっと増えちゃうとか?

早速「思ってたよりデカいLLMが動くぜヒャッホー!」となった。
しかし直後には「CPUよりチョト速い程度か...」となった。

知ってたけど。

ローカルLLMを活用するためには、現時点で手に入るパーツで構成しようとするとコスト的にもサイズ的にも省エネ的にもなかなか厳しい。演算能力はもちろんメモリ帯域とメモリ容量も高度に求められるが、程よいdGPUが無いんだよね。

今回の私のマシンは総予算が11万弱。そこそこゲームもできるし、お試し程度にLLMも動かせるし、電気もあまり食わないし、やはりAPU機はトータルでコスパが良いと言える。まずは十分満足だが、ここからさらに快適なLLM運用のためにワンランク上を目指すとしたら?

(1)グラボを積む
(2)メモリを強化する
(3)Apple M4 Macに買い替える

のいずれかになる。何故いきなりM4 Macが出てくるかと言えば「メインメモリ」の帯域が非常に広いからだ。当然GPUとNPUがインテグレートされているので「下手なdGPUよりM4がよい選択なのでは!?」となっているのだ。

Apple「M4」シリーズのメモリ仕様、どう変わったかを解説 LPDDR5X初採用の効果は - ITmedia NEWS

WindowsのデスクトップでスタンダードなDDR5-4800/デュアルチャネルで76.8GB/sのところ、M4 MacはLDDR5Xを採用し最大で546.1GB/sを実現している。その辺りに特化したdGPUではRadeon RX 7800 XTが624GB/s、Radeon RX 7600 XTが288GB/sなのだから相当なもの。「オマエはCPUの付きのグラボか?」みたいな感じだ。

新Mac miniでLLMを動かした場合の性能 - シンギュラリティ実験ノート

この辺の事情については、こちらの記事が大変判りやすく有用だった。感謝感謝。偶然にも私の新マシンと同じAPUに、同じ帯域のメモリを積んだ「UM790 Pro」で試されていて、Radeon 780Mでの性能はほぼ同じようだ。私自身が試した結果については以下に記述しいる。

「Ryzen 7 8700G」のiGPUで「LM Studio」「ollama」「Stable Diffusion」と戯れる #Windows - Qiita

現在のマシンは30Bクラスのモデルで「5token/sec」がせいぜい。これが「15token/sec」になってくれたら相当実用的だ。すなわち、メモリ帯域は3倍以上を求めたい。メモリ容量は、次々とより大きなモデルを試したくなる世相を勘案したら多いほどよい。あとはやはり値段だ。というわけで、候補となりそうなブツを適当に調べてみた。


(2025/1/29現在)

「メモリ帯域」「メモリ容量」「価格」の3列に濃い色が付いたら有力候補なのだけど該当はナシ。辛うじて「Radeon RX 7900 XTX」と「Radeon RX 7900 XT」は3列色が付く。売れ筋だよね。あとはメモリ容量を諦めたら「Arc A770 16GB」のコスパが光るか。本当に欲しいのは「速度ソコソコでメモリが多いグラボ」なのだよ。絶対に需要があるでしょ。何故無いのか?

M4 Macの場合、帯域考えたらM4 Pro以上。高いね(苦笑)。しかし、グラボだけで40万円の「GeForce RTX 5090」とコミコミ60万円の「Apple M4 Max」を比較したら、後者のほうがバランスが良い。dGPUと違いOSが使う分も勘定しなければならないが、最小構成の48GBでも32GB以上をLLMに割けるだろう。ノート型で省電力なのも魅力だ。まぁ、化け物が欲しいなら「GeForce RTX 5090」だが、M4 Maxでも30Bクラスのモデルで「30token/sec」程度は期待できる。十分だろう。

メモリの変更だけではどう足掻いても帯域的に厳しそうだ。現在のDDR5を使うプラットフォームのiGPUでは、オーバークロックカリカリにチューンしたとしても150GB/s辺りが限界。仮にクアッドチャネルなど実現出来ればDDR5のままでも300GB/sが見えてくる?しかし、現実はメモリ4枚刺しするだけで動作周波数に制限が出る始末だ。

IntelAMDもモバイルCPUではApple M3/M4と同じくLDRR5/LDRR5Xを採用している。省電力技術が発達し、パーツ同士を密に統合できる分だけモバイルのほうが性能を稼げる時代になっているのかもしれない。デスクトップ用の省電力CPUの選択肢は消え、ミニPCではモバイルCPUを使うのがスタンダードになってきた。旧来の「デスクトップ」の領分はますます狭くなっていくのだろう。

AMD次世代APU「Krackan Point」の詳細が判明 - Zen 5ハイブリッドコア採用で2025年のメインストリーム市場に挑む | XenoSpectrum

昨年からiGPUとNPUに力が入っているAMDだが、次あたりM4 Macとタメを張れるモノが出てくるんじゃないだろうか?と期待している。となればミニPCでの登場が待たれるところ。う~ん。ということは「待ち」が正解だな。多分(笑)

*1:蛇足。メイン機は歴代AMD CPUであり、前回はAthlon 3000G、その前はFX8320e、その前はOpteron 3280、その前は...と遡るとK6-2まで辿り着く。それとは別にSocket AM1のSempeon 3850やオンボードのC-60がまだ現役。AMDを選ぶのは宗教的問題だ。FXの頃のAMDは暗黒時代だった故、Ryzen以降の猫も杓子もAMDという状況にはいささか驚く。K6-2とは言わないが、FX辺りを使ってないヤツがいくらAMDをアゲたところでニワカ(以下略