俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

Android版「Rakuten Link」の 着信 #通知 を #LED で確認できるようにする #楽天モバイル #rakutenlink #Android

network.mobile.rakuten.co.jp

PHSが終了して「イエデンワ」が無くなり数か月。

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基本的に「なくても困らない」のは予想通りだが、家族全員ワイモバイル回線なのは障害耐性が低い。バックアップ用のIP電話はあるが緊急発信が出来ないのが弱点だ。という訳で、イエデン用の回線として「楽天モバイル」を契約してみた。楽天にした理由は「無料で維持できる(恐らく「しばらく」だと予想するが)」「下4桁が選べる(有料だけど)」「単に興味がある(サービス品質的な意味で)」「SPU!SPU!」といったあたり。

申し込んで2日でSIMが届く。eSIMには敵わないが速い。楽天モバイルでは、音声通話に「Rakuten Link」アプリを使うのが標準らしい。IP電話と異なり070番号で発着信可能。SMSも送受信可能。「RCS(Rich Communication Services)」という仕組みを使っているとのこと。簡単に言えば「MMSの通話版」である。パケットは消費するが通話料はかからない。回線交換での発信も可能で、耐障害性という意味では一層宜しい。もちろん回線交換での着信も可能だが、Linkアプリが動作している状態ではLinkアプリ側で着信する。

端末は先日メイン機を引退したがまだまだ全然使える雰囲気の頑強Android端末「Unihertz Titan」を据え置きで使うことにした。コイツも災害耐性が高い逸品である。

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ところで、設定を進めるうちに問題が発覚。Linkアプリで着信したりSMSを受信したとき、通知LEDが点灯しないのである。画面を見ないと着信に気付く機会がないわけだ。置きっぱなしで基本的に画面を見ることがないイエデンとしては欠陥品となる。「どうせ発信することもあまりないしLinkアプリは使わなくてもいいかなぁ?」と思いながらゴニョゴニョしていたら、以下の手順でLEDを点滅させることができた。

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(1)不在着信の通知を「長タップ」する。

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(2)右上の「歯車」ボタンをタップする。

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(3)「通知ドットの許可」をONにする。

ただし、他のアプリの通知とは見分けがつかない。ネイティブの着信やSMSは色分けができるので惜しい所。もっともイエデンなので防災系のアプリを省き通知はOFFにしてあり、実用上は全く問題ないと思う。Android標準の機能なので、Linkアプリに限らず知っておくと便利な設定項目と言える。(点灯するのが当たり前と思っていたが、通知を出す側でデフォルトを制御できるようだ。)

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Titanの場合、LEDの色は「赤」「青」「緑」が選べるが、充電中が「赤」充電完了後が「緑」で固定なので、通知は「青」で表示させることにした。贅沢を言えばもっと大きなLEDがペカペカと光って欲しいところではある。「イエデンワ」はその点やはり専用機で抜かりなしだった。とはいえ充電状態の赤や緑は「点灯」、通知の青は「点滅」なので、パッと見で「いつもと違う」という事が把握できるようにはなった。

ちなみに「楽天モバイル」はau回線での接続となっている。我が家はしっかりとベタ塗りされたエリアのど真ん中なんだけどなぁ。Titanに限らすUnihertz端末では楽天の電波が拾えるとか拾えないとか色々な報告があるので、暇があったら新潟駅近辺にでも持って行ってみよう。


#QWERTY で小さい #スマホ 「 #Unihertz #Titan pocket」が届いた話。 #titanpocket

Titan Pocket - Small, QWERTY, Android 11www.unihertz.com

お待ちかねの「Titan pocket」が届いたので、早速「Titan」から環境を移してみた。感想としては「Titanの後継機ではなく別の製品」だ。

Titan購入時のレビューは↓である。
yamagw.hatenadiary.jp

Titanの良い所:画面が大きい。防水。落としても平気。無線充電。十分快適なキーボード。
Titanの悪い所:ボディが大きい。Android 10である。

pocketの良い所:ボディが小さい。落としても平気。赤外線リモコン。改良版のキーボード。Android 11である。
pocketの悪い所:画面が小さい。防水でない。無線充電がない。

pocketにあってTitanにない要素として「赤外線リモコン」があるが、防水ではないし無線充電もなくなっている。なにより画面が小さいので、エンタメ系コンテンツには向かない。キーボードも改良版ではあるが、入力メソッドは同じ「kita keyboard」なのでTitanが大幅に劣るという事もない。ボディの質感、CPU、メモリ、ストレージ、カメラのスペックはイーブン。

従って「用途を選ばないオールマイティさ」を有するのは間違いなくTitanだ。防水や無線充電や大画面が必要なら迷わず「Titan」を選ぶべきだろう。デカくて重いけど3日で慣れる。もちろんOSバージョンの差は現時点では全く致命的ではない。そろそろ「6」がフェードアウトし始めたかな?という雰囲気なので、「8」以上はまだまだ現役である。

pocketの場合、動画・電子書籍・ゲームなどを切り捨てる割り切りが必要だ。逆に言えば、その手の使い方をしないならpocketのコンパクトさが魅力となってくる。小さい画面とはいえメール、Twitter、Webブラウジングには不自由しないし、決済系アプリのバーコードの表示サイズにも問題はない。メモリとストレージが潤沢でアプリを沢山入れても不自由しない美点は、しっかりTitanから引き継いでいる。

個人的には「その手の使い方をしない(皆無じゃないけどなくても別に良い)」ので、このままpocketに完全に移行してみることにする。防水でない点だけが唯一の不満である。リーズナブルなので贅沢は言えないのだが、この厚さのボディなのだから頑張って欲しかったな。

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どのスマホもだけど相変わらず凝った箱のコストは無駄と感じる。手前は純正ケース。
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キーボードは「sym」「fn」が増えた他、「戻る」「□」及び数字と記号のレイアウトがBBに近い感じに変更になった。
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背面。Titanはアルミ架装があったがこちらはプラスチックのみ。とはいえ目を引くデザインは悪くない。
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電源を入れたところ。縦横とも解像度はTitanの半分だが小型で鮮やかな液晶の精細感は十分。USB-Cの端子が太く感じる。

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別売り樹脂ケース。格好いい背面が隠れてしまうのが惜しいけど傷防止のため装着する予定。ストラップホールあるの良いね。

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Titanと並べてみた。厚みは増しているが圧倒的に小さいので掌への収まりはいい。


久しぶりに腕時計を買った話 #SEIKO x #TiCTAC コラボモデル第2弾 #自動巻き


副業なお仕事が1つ終わって臨時収入があったのでつい。前に買ったやつもだいぶくたびれてきたので。

自動巻き初めて買った。シースルーバックなのがメカメカしくて良い。「充電面倒くさい」などとスマートウオッチをdisりながら、2日ももたず精度も低いゼンマイ仕掛けの時計を買ってしまう矛盾。腕時計を買うこと自体が実利無視の行動とも言える時代だからどーでもいいよね。

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んー。いいね。SEIKOで1から12の表記が全部アラビア数字の文字盤って見たことない気がするんだよね。その時点でレア感あり。コラボモデルなので「ちょっと変わったデザイン」になってるんだと思う。加えてカレンダー表示もないシンプルさでサンレイ仕上げが際立つ。シャンパンゴールドの色も良かった。

しかしまぁ、この世界も調べれば調べるほど沼が深いわ(苦笑)

京都と奈良で行った店メモ。食い物だけ。

久しぶりに旅行メモ。次回行く前に見る用の再訪すべき店リスト。

(コロナ禍における旅行については「新株の普及期を省き移動そのものにはリスクがない」という考え方に基づき判断している。ご理解いただける方もご理解いただけない方もヨロシク。)

京うまれごはん日和四条西洞院店「京彩中華」

gohanbiyori.com

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地下鉄烏丸駅からすぐ。京の素材を使った中華のお惣菜やお弁当のお店。テイクアウトして宿で食べた。美味しかったので最終日にも弁当を買って持ち帰り家で食べた。ビッグな鶏のから揚げがサイコー。絶対にまた行く。

ル・プチメック OMAKE

lepetitmec.com

京都発祥のブーランジェリー=パン屋さん。行ったのは工場併設でコンパクトな「OMAKE」。ここも美味しくて滞在中に何度も行った。帰りがけにも寄って車で頂いた。絶対にまた行く。

京都たこ壱 四条油小路店

kdu5204.gorp.jp

たこ焼き屋さん。店内で飲めるスペースありだがテイクアウト。ほかのお客さんもテイクアウト。偉い。ソースから卒業したたこ焼き「へんこ焼き」推しのようだが普通のたこ焼きを頂く。出汁が効いて美味い。絶対にまた行く。次回は飲める状況になってたら良いな。

ホリーズカフェ 四条室町店

hollys-corp.jp

普通に今風のカフェ。店内が広くて明るく密でないので休憩に最適だった。トイレの使用中ランプが遠くから見える親切設計。

dining HARIMAYA

kyoto-harimaya.com

掲示板でお値段が明確になっていて飛び込みやすい雰囲気に惹かれて訪問。ホンモノの料亭の味。カジュアルに本格的な料亭の味が楽しめるの素晴らしい。コロナ禍のためノンアルのみ提供。しかしアルコールで味覚を鈍らせるのは勿体ないかも。絶対にまた行く。

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麺処むらじ 祇園本店

www.facebook.com

ザ・和風な内装のラーメン屋さん。実は今回の京都の主目的(ええ!ラーメン?みたいなw)。鶏ベースのスープがあまりに濃厚で目が回る旨さ。にもかかわらずくどくは無い。麺も素晴らしい。現時点で人生における最上のラーメン。泊りがけで行く価値ある。ホントに。新潟もラーメンが軒並み激ウマで選択肢も豊富だけどこれは別物で競合する類ではないな。

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和栗専門 紗織

wagurisenmon-saori.com

栗大好き妻ちゃんは再訪。初日の営業時間内に間に合わず発狂したので翌日は朝から再チャレンジ。巨大なアマビエ形状のモンブラン。甘いが砂糖の甘さではなく完全に栗。とにかく激栗。価格に見合う贅沢な逸品なのは間違いない。個人的には量が多すぎて臍から栗が生えるかと思ったが、激栗が好きな人は激幸せになる事ウケアイ。渋いお抹茶をセットにしたのでギリギリ食えた。また付き合う事になるだろうな。栗だけに繰り返し。

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和風レストラン三山

wafu-miyama.com

「コロナでなければ混んでいるんだろうな~」と思うロケーションにあった食事どころ。ローストビーフと角煮としぐれの乗ったひつまぶし。これは美味しかった。昼間だったのでビールを1杯だけ静かに頂く。サイコー!!

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La maison JOUVAUD KYOTO GION

patisserie-jouvaud.jp

フランスに本店がある洋菓子屋さん。「生ロカイユ」(パップラドンカルメみたいな形のお菓子)がゲロ美味しい。ケーキやチョコレートもゲロ美味しい。東京や名古屋にも店舗があるらしい。宿でスパークリンワインと共にいただく。

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コロナ禍における旅行の在り方について再考する。越境は本当に悪なのか?

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まず大前提として、新型コロナは「ただの風邪」ではない。事情がなければワクチンも打った方が良い。これはもう単純な確率論である。

さて、引き続き県境を跨ぐ移動を控えるよう要請されているが、その意味はあるだろうか?越境制限とは、要するに水際対策である。あるエリアで発生した感染症がエリア外に広がるのを防ぐ事を目的とする場合と、エリア外で広がった感染症をエリア内に持ち込まない事を目的とする場合がある。いずれにしても、現在主流のデルタ株は既に全国に広がった状態なので、県境で水際対策を行う理由は見当たらない*1

例えば、この状況下では「近所で10人とすれ違う」のと「出かけた先で10人とすれ違う」のではどちらが感染拡大のリスクが高いだろうか?流行しているウイルス株はどこに行っても同じなので、仮にそれぞれの地域の感染率が同じだと仮定すればリスクは同じだ。人の心として「他所からウイルスを持ち込んでくれるな」「他所のウイルスを持ち帰ってくれるな」という気持ちは当然なのだが、理屈では同じなのである*2

もちろん、移動の結果として「生活圏が違う者同士が集まって騒ぐ」としたらそれを防ぐ意味は大いにある。会食や集団形成が感染の要因なのは間違いないし、例えば帰省して久々に会えばお酒が進んで話が弾むのは無理からぬ。また「過密都市圏への移動」も防ぎたいものだ。密を避けられない場所に行くこと自体が高リスクだし、ただでさえ減らせていない人流を増やす方向に働いてしまう。

要するに「移動先でどう行動するか?」と「どこに移動するのか?」の2つが問題なのである。越境するか否かはリスクの高低には関係がなく、手段と目的地を選べば移動する事そのものにリスクがあるという訳でもない。私は以前GoToトラベルを称賛しているのだが、それもこの考え方が根底にあるからである。

「帰省」は「生活圏が異なる人に会いに行くことが目的」なので当然宜しくないのだが(親戚大勢で集まったりせず、親に顔を見せて墓参りする位ならリスクは低いと思うのだけどね。なぜ宴会がセットになってしまうのだろう。)、同じ「旅行」であっても「生活圏が異なる人が集まる旅行」や「宴会が目的に含まれる旅行」と「生活圏が同じ人だけで行く新しい生活様式に沿った旅行」は分けて考えなければならない。

という訳で、

・生活圏が同じ人(同居人か頻繁に往来がある家族)のみ。
・基本的にマイカーで移動する。
・過密都市や離島など極端な環境の場所に行かない。
・可能な限り密を避ける。
・外食は店を選び時間をずらす。
・テイクアウトを活用しお酒は部屋で楽しむ。

といった基準に沿いつつ、GoToトラベルが休止となった後も(デルタ株の普及期を省いて)旅行を継続している。このご時世、私の考え方や行動が受け入れられない方も多かろう。余計な事を言わずに黙ってやってれば良いのに!と思わなくもない。しかし、Twitterで旅行アカを批判してるような人を見かけると「旅行=宴会」みたいな価値観の持ち主なのか議論が嚙み合っていなかったりするのだ。ここで、強く「旅行≠宴会」だと主張しておきたい。

コロナ以降、旅行先で酒盛りをして騒ぐ賑やかな方々に遭遇して嫌な思いをしたことは皆無である。居酒屋などは避けているし、ツアー旅行が壊滅状態である事も大きな理由だと思うが、観光地の食事処や宿泊施設の食堂などでも同様。当然のようにマスク・消毒・密回避・黙食の基本も守られている。コロナ禍において旅行をする者同士、大切なことが自然と共有できていると感じるのである。

楽しい時間を過ごさせて頂くついでに、多少なりともこの困難を乗り越えるための一助になるなら最高だろう。

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*1:物理的に隔離されていたり、医療体制が脆弱でゼロリスクが求められる離島や過疎地は例外で、水際対策が常に重要だ。

*2:もちろん実際には地域差があり、感染率だけでなくワクチン接種率や住民の年齢などによっても結果は違ってくる。だが、それを国で区切るのか?都道府県で区切るのか?市町村区で区切るのか?という違いなのである。何所に居ても明日すれ違う誰かがノーマスクの感染者である確率など運次第。自分が感染源となる場合も、対象が地元の人と旅先の人ではどちらが罪深いのか。全く外出もしない生活となれば話は別だが、それなりに外に出る日常生活を送っている場合には大局的に見て変わらないと言って良い。

自宅の #FTTH を #v6プラス に変更して #IPv6 レディーになった話

ADSL時代から長いことお世話になっているプロバイダに「使いすぎ!来月から制限かけるぞ!」というお叱りのお手紙を頂いた。職業柄それなりにヘビーな使い方をしている自覚はあったが、この手の警告を受けたのは初めて。

どのくらい使ったら警告を受けるのか?という情報は公開されていないが、『FTTHにサヨナラできる?携帯大手が始める5Gルーター新サービスの可能性(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)』によれば

「我が国の固定系ブロードバンド契約者1契約当たりのダウンロードトラヒック、1契約あたりのアップロードトラヒック」として推定値が出ている。これによると、ダウンロードトラフィックは1カ月当たり約174.6GB、アップロードトラフィックは1カ月当たり約20.3GB。合計で約194.9GBとなる。

だそうだ。警告を受けた前の月には普段の通信に加えて約500GB位のファイルをダウンロードしていたので、200~600GBの間あたりに閾値があるということになろうか。うん、幅がありすぎで役には立たないですな。

お手紙には、続けて「従来の『PPPoE接続』から『v6プラス』にすれば制限かかりませんよ。」とあった。v6プラスは気になっていたが、自宅サーバでのWeb公開ができなくなるので避けていた。正確には、IPv4アドレスが不特定多数と共有となり、公開可能なポート番号がユーザー毎に固定となる。TCP80番と443番を公開してWebサーバを運営することはできない。

v6プラスにすることの見返りは、(1)混雑時の速度が速くなるかもしれない、(2)IPv6によるインターネットアクセスが可能になる、(3)プロバイダによる通信速度制限が回避できる、の3つである。

(1)はケースバイケースらしく、解り易いメリットを提示してv6プラスへの移行を促す意味合いが強いと思っている。

(2)のメリットは今はまだほとんどないが、既にエンドユーザーはかなりの割合がIPv6レディになっているそう。サーバサイドのIPv6対応が数年後に急加速しそうな予感はする。最終局面では、IPv4オンリーのサイトがGoogleの検索結果で上位に来なくなる...なんて事になるかもしれない。

(3)は今回初めて知ったメリット。v6プラスの回線サービスは JPNE が提供し、プロバイダはただのリセラーとなる。JPNE は今のところ通信量による速度制限などをかけていないのだろう。将来に渡ってそのままかどうかは判らない。

v6プラス(とそれ以外のIPv6接続サービス)について、無償で公開されている以下のPDFが非常に良くまとまっている。ネットワークに関わる事があるエンジニア諸兄は目を通すことをお勧めする。v6プラスを使うかどうかに関わらず発見があると思う。

www.jpne.co.jp

さて、重い腰を上げてプロバイダのサイトで移行の段取りを確認していたら、期間限定で市価5000円程度のv6プラス対応ルータを990円で頒布してくれるという。コストをかけてユーザーをv6プラスに移行させるメリットが、プロバイダ側にはあるようだ。

この格安ルータ提供が最後の一押しとなりv6プラスへの移行を決定した。

初めてv6プラスで接続すると従来のPPPoEが使えなくなる仕組みで、移行時のダウンタイムは最小限だった。「対応ルータを回線に接続するだけで設定が完了する」というのに驚く。ユーザー名とパスワードすら入力する必要がない。Wi-FiSSIDを変更しなくても我慢できるなら、ルータの設定画面を開く必要もない。今後はこれが当たり前になるのだと思った。

速度は、最大で下り250Mbps程度、上り450Mbps程度出るようになった*1

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https://www.speedtest.net/ での測定結果

また混雑時間帯に重いと感じることがなくなったかもしれない。IPv6アドレスを持ったWebサーバにアクセスしてみたところ、ちゃんとIPv6で直接アクセスできた。これはこれで今後役に立つと思った。サーバ側のIPv6対応も徐々に提言していこうかな。

自宅サーバによるWeb公開はどうしたのか?というと、以下のような構成で継続することにした。

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クラウド上に仮想サーバ立ててVPNサーバとリバースプロキシを動かす。自宅サーバから常時VPNを張っておき、リバースプロキシを介して自宅サーバのWebサーバを公開している。クラウドに直接コンテンツを置かないので、仮想サーバはCPUもメモリもストレージも最小限で済むわけだ。自宅外から自宅サーバへのアクセスも、VPN経由で確保される。

今更ながら、難儀しそうだと思っていたIPv4からIPv6の移行は着実に進んでるのだ、と思った次第。少なくともエンドユーザーのユーザー体験としては、完全にシームレスな移行が可能な仕組みが既に整っているのである。

*1:初出時に「上下とも150~200Mbps程度と戸建て用FTTHとして十分だ」としていたが測り直したらもっと出てた。計測サイトや時間帯にもよるよね。

#熱中症 で #救急搬送 されてしまった時の話。

medley.life

新型コロナで大変な時期にやってしまった。しかも越境して出かけた先である。大変申し訳なく、自戒を込めて記録しておく。

面倒を見て頂いた現場に限れば医療の逼迫とは程遠く、お世話になった救急担当の方々も良い意味でほのぼのした雰囲気で余裕が見て取れた事は幸いだった(もちろん処置は超テキパキですよ!念の為)。厄介になる側としては心が楽になった。もちろんお礼はいくら言っても言い足りないのだが。

(年に1回のペースで病院絡みのエントリーを上げてる気がするね。注意力散漫なのか体が弱いのか(苦笑))

要約

熱中症は「暑い→汗だく→喉乾く→頭痛する→倦怠感→足攣ったりする」というように、ある程度の時間をかけて段階を経て悪化していくものだという固定概念があった。休息や補給のタイミングを計る余裕があることを意味するので、「放置さえしなければ搬送には至らない」と思っていた。

ところが、今回はその余裕もなく急に動けなくなり搬送となってしまった。自覚がなく普通に動ける状態から、いきなり動けない状態になったのである。また、体調如何でお年寄りと同様に暑さへの感度が下がった状態になることもあるらしい。これには気をつける必要がある。

前提条件

私の暑さ耐性は世間の平均をかなり下回る。そうと気付くまで「夏は誰もが頭痛になって具合が悪いもの」と思っていた。逆に寒いのは平気なので冬は活発に活動するのだが、夏だって冬と同様フィーバーしたい。というわけで暑い中で活動するコツもそれなりに体得してきて、真夏に自転車で遠乗りすることもある。もちろん何をするにも無理せず対策を怠らないのが基本だが、いざ動き出すと制御が効かない性分でもあり、月に1~2回はダウンする。いつかどこかで熱中症でやらかす予感はあった。

前々日から始まった失敗

夏の暑さにも定評がある、内陸部のある街に1泊しに行く予定であった。妻ちゃんが所要でその2日前から滞在しており、車でお迎えに行くついでにちょっとだけ観光する目論み。片道600kmほど。この季節のイベントなので十分に体力を温存すべきなのだが、連休と一人の時間に浮かれて前々日から前日にかけて暑い中を動き回ってしまったのである。

調子に乗りすぎたと気付いたのは前日の夕方。急速に動けなくなり、頭痛と眩暈と体に熱の籠るいつもの感覚。これは2日間寝込むコース。横になったが後の祭りだった。良く眠れず寝不足にもなってしまう。ただ、車での一人旅はエアコンを勝手気ままに調整できるし、休憩も必要なだけとれる。ゆっくり行けば復活するかもしれない、との思いで予定より早く出発した。

速度控えめ休憩多めで、予定していた時刻を過ぎた頃に到着した。妻ちゃんと合流する。頭痛だけは解消していたので街に出てみたが、暑い中を歩くのが辛くフラフラする状態。事情を説明して呆れられる(妻ちゃんは私の特性を私よりも理解している)。「とりあえず寝て休みなさい!」ということで、宿で食事をとりシャワーを浴びて23:00頃に就寝。

搬送までの経緯

9:00頃に起床。「すごく良く寝た!復活した!マンモスラッキー!」という感想だった。

(この時点で「体の状態」と「感覚」が既に食い違っていたのだと思う。長年の経験が「2日間寝込むコース」だと結論付けていたのだから。)

妻ちゃんは半信半疑。だが私の感覚的には「完全復活!ヨシ!」なのである。食欲もある。予定通り行動することになった。暑さ対策に万全を期して11:00頃に出発。強い日差しながら、日傘のおかげかそれほど暑くなく、汗もかかない。「気温は30℃いかない程度か。まだ午前中だからな。」などと考えながら歩く。市街地を抜けて坂道を登る。途中でかき氷など食す。十分な補水や休憩は実施していた。

そしてとある観光ポイントに向かう、長い階段の下あたりで妻ちゃん停止。冴えわたるシックスセンス

妻ちゃん「ここらで帰ろっか。」
私「なんで?」
妻ちゃん「なんとなく。暑いでしょ。」
私「暑くない!上まで行きたい!!」(←バカ)
妻ちゃん「結構暑いよ?」

結局そのまま頂上まで登り切った。いや、登り切ってしまった、というべきか。一旦停止して景色を眺め、さてここからどう動くかな?と話しながら歩き始めたとき、変な息切れと軽い動悸を感じてマスクを外し深呼吸した。その直後、景色が斜めになりはじめる。「眩暈!」と反射的にしゃがむ。

何度か立ち上がろうとするが、浮遊感があって安定せずまた腰を下ろす。さして暑くもないので「納得できない。。。」と思いつつも、状況的に熱中症以外の原因は思い当たらない。フラフラしながら間近の日陰に移動して座り込む。水分を採り、妻ちゃんが濡らしてきたタオルを頭上で絞って冷やす。定かではないが10分ほどだろうか。静かにしていたが回復しない。

こちらを伺っていた施設の方が心配して来てくれた。塩飴を頂く。少し落ち着いた気がして立ち上がる。浮遊感が残るが直立できたので歩き始める。良かった。降りて休もう。しかし、10歩ばかり進んで先を見据えた時、再びその場で座り込む。さきほどより酷い眩暈。体が安定を求めて地面に手をついたが、鋭利な砂利なのに感触が鈍い。耳が遠くなり、手足が痺れ、吐き気がした。手の震えに気付き、指先を見つめた視野が次第に狭くなる。

「ヤバい」だの「死ぬ」だのは思わなかったが、「この調子では帰れない。困ったな。」とは思った。

妻ちゃんと会話したと思うが内容が思い出せない。傾いた視界に駆けていく彼女の背中が映り、騒動になるのだと思った。気付けば3~4人がかりで脇や首や頭を山盛りの氷で冷やして頂く体制。申し訳ない事に顔を見る余裕がなかった。「氷が豊富にあるんだ。」と思った。頂いたポカリは満足に飲めずじまい。砂利が痛そう、との心遣いで椅子が用意された。補助を受け力を絞り出して座り、背もたれに上半身を預ける。前後から支えられたまま、時間が経過していく。至れり尽くせり。「救急車来るよー。」と聞こえた。

しばらくしてサイレンが聞こえてきた。視線を動かす。目に入った誰かの腕時計が14:20位だったのを覚えている。救急隊が到着。椅子に横付けされたストレッチャーへ、半ば引っ張り上げられる格好で乗り移る。隊員に促されるまま仰向けになると、諦めに近い安心感でスーッと気が遠のいた。周囲への感謝の言葉は声としては出なかった思う。その後、ガラガラガシャンと救急車に搭載され、続いて妻ちゃんが乗り込む...という場面があるはずだが記憶にはない。

次の記憶は、既に走り出していた車が大きく揺れた場面である。吐きそうになって「揺れると出てしまう」という意味の事を言ったが、我ながら呂律が回っていないと思った。エチケット容器をあてがわれて、遠慮しないよう言われる。さらに揺を抑えるため体を腕でホールドしてくれた。非常にがっしりした上腕が印象に残る。私が女性ならば惚れてしまうところ。その腕の向こうに妻ちゃんの姿を確認し、何か言おうとしたが駄目だった。

体温などの指標を伝える会話が飛び交うのを聞きながら、吐き気を抑える努力を続けていた。渋い顔をしていたに違いない。吐いてしまえば楽になるかもしれないが、向かい合って抱えられている状態で申し訳ないという気持ちが勝った。その余裕があるのだから大丈夫だと思うと同時に、耳に入った体温の値が平熱だった事に違和感を覚えた。「熱中症ではないか?何だ?」と考え始めたが、吐き気の波が収まった頃に疲れて目を閉じた気がする。

救命救急での処置

気付いたら病院だった。ベッドに移された直後と推察される状況。何度か名前を呼ばれ返答した。風邪症状の有無を問われ首を横に振る。ライン確保からの採血と輸液、瞳孔確認、手指や胸部へのセンサー類の装着、コロナのPCR検査、体温計測などが同時進行していく。「速い!」という感想。「体温が低いの服がずぶ濡れだからだ。冷やせ言うてもやりすぎやねー。」「お腹だけ毛布かけとこか。」みたいな会話が聞こえた。正面の壁の天井近くに時計を見つけ、目を細めると15:00を回っているようだった。ここで眼鏡が外されていると気付く。

PCR検査の結果が出たら頭部CTを撮る、との説明に無言でうなずく。「血液は〇〇〇(聞き取れなかった)。」「輸液全開にしてー。」みたいな会話が聞こえて、執刀医役の俳優が「輸血を全開にしろ!」と叫ぶ医療ドラマの一場面を連想する。「(何かを)外すからね。」と言われて返事をしたが理解していなかった。恐らくセンサーの類だろう。その後、急に静かになった。キーボードをたたく音だけが響き続ける。左腕に輸液の冷たさを感じた。長いことボーっとしていたと思う。眼を開いていたのか閉じていたのか。

静寂を破る「インセイ!」の声で「ハッ」となった。続けて「CT連絡入れた?」「準備してるからゆっくり来い言うてた。」「あはは。」「担当〇〇ちゃんやねー。」みたいな会話が聞こえた。「良い雰囲気の職場だな。」と思って見回すと、スタッフは美人揃いだ(ボケた視界のマスク+シールド姿だが確信)。ベッドのままCT室に移動すると告げられ、先ほどの声がPCR検査の結果「陰性」と伝えたのだと理解。確かに陽性では院内の移動も制限されよう。その場合どうなったのか?

この時、体調が著明に良くなっていた。余計な考察をし、雑談に応じ、こちらからも話しかける余裕があった。移動中の通路に妻ちゃんが座っていた。手首だけで手を振ると振り返されたが、眼鏡がないので表情までは判らなかった。2度目の眩暈からここまでの間、彼女がどんな顔で何をしていたのか、どんな言葉を発していたのか、ほとんど覚えていない事に気付く。ただ、慌ただしく動いていたであろう事だけは想像できた。

CT室に入った。ベッドからCTへの移動を自力で行い回復アピールしたが、CTの後に吐き気が復活してしまう。撮影中に頭が少し低い状態が継続したり、息を止めたりしたからだろうか。部屋に戻る途中で良くないことが起こりそうになって、慌ててベッドの頭側を上げてもらった。戻った後に、ラインから吐き気止めを静注。完全とはいかないと悟るが、それでも搬送前の状況を考えたら信じられないほどの回復。治療の効果は絶大だった。

戻ったのはERではなく診察室らしき部屋。ベッドの脇に妻ちゃんが案内されてきた。怒るでもなく取り乱すでもなく淡々と物事に対処できる彼女は、感情的で落ち着きのない私とは正反対の存在。正直ホッとする。仕切りを挟んで隣のベッドからドスの利いた男性の声。会話から循環器系を病まれているようす。「また止まりそうになったら頼んますわ。」との発言に対し「間に合うと限らんで。薬飲んでくださいよ。」と半ギレで返す女性の医師 or 看護師。妻ちゃんと目を合わせ苦笑い。

静かになり、しばらくウツラウツラする。ふと輸液の容器を見ると「そろそろ終わるな?」という残量のように見えた(まだ眼鏡がない)。そこへ男性の医師が現れた。コロナ陰性(まず最初にこれが来るのが今時だ)、心電異常なし、頭部CT異常なし、血液検査も奇麗なものだが脱水だった。中程度(II度の意味?)の熱中症の所見、眩暈や痺れなど繰り返すようなら精密検査したほうが良い、という説明だった。

食べられそうになければ糖分を点滴するがどうするか?と問われる。吐き気止めが効いたのか、気分に問題はない。「たぶん食べられます。」と回答。口調と思考が明瞭になった事を意識する。左腕のラインの針を抜いてもらい、薬の処方をもって処置終了。眼鏡をかけてベッドから降りた時、時計は17:30を回っていたと思う。事実上の主担当だった看護師に感謝を伝え、会計を済ます。ゆっくり歩いて屋外に出た時の感想は「あっちぇ!ここ何所だ?」だった。

その後

すぐに馴染みがある駅の間近だと判明。近くのカフェで、この後の行動について話す。「とにかく休む。運転しない。できれば近くで宿泊して欲しい。」というご神託であり、近隣で宿泊する段取りを進める事になった。まぁ、言われなくともお互いに運転する気にもさせる気にもならなかっただろう。確保した宿で食事して就寝。熟睡した。翌朝は全快とはいかないものの(当たり前)日常行動に支障なく、買い物などする。気温は前日より低かったが、普通に暑くて汗もかいた。明るいうちに発ち日付が変わる頃に帰宅。

暑さ耐性の低さを再認識させられた失敗イベント終了。まだまだ炎天下に出ると体が余裕がないと訴えてくる。完調となるには日数を要しそうだ。

何が起こったのか?

後から聞いた話では、倒れた時の現場の気温は実測で35℃だったそうだ。木が生い茂って風通しが良い高台の観光スポットである。どう考えても周囲より涼しい環境なので、通り抜けてきた市街地や坂道はそれ以上の高温だったのではないだろうか。私はそこを「暑くない。汗も出ない。」などと思いながらノコノコと歩いていたのである。

「暑いにもかかわらず暑く感じない」という現象はお年寄りに多く、加齢による衰えで避けられないそうだ。もちろん私の年齢はその領域には全く達していないのだが、あの日は間違いなく暑さを正しく感じることが出来ていなかった。また「暑いにもかかわらず汗をかかない」のはIII度の熱中症の代表的な症状で、放置すれば大変な結果に繋がる。出発した時点で既に熱中症だった=やはり回復していなかった?

前日までの無理が祟ってダメージが蓄積した結果、神経も汗腺もマトモに働かない状態だったのだろうか。「完全復活」だと誤認識する程度に、思考も異常検知能力も落ちていたのか。とにかく体温に近い気温の中、暑さも苦痛も自覚せず、普通に動き続けることが出来てしまった。暑さ対策を欠かさなかったとはいえ、熱中症の体で炎天下を3時間歩き、仕上げに長い階段を登ったわけだ。これはダメかもね?(ダメでした!)

どこかで気付いて引き返す事ができなかったか?まだ解が見いだせていない。「暑いのに汗が出ない」なら異変だろう。しかし「暑くないし汗も出ない」のは普通ではないか。「無理をした」以外のミスがあったとすれば、事前に把握していた予想最高気温と体感温度の食い違いに疑問を持たなかった点である。真夏の11:00に出発したのだから、いつまでも「まだ午前中だから涼しい。」と考えていたのは能天気も良いところだ。

最後に

現場の方、救急隊の方、病院の方、妻ちゃんにはお詫びとお礼を申し上げたい。今後はより慎重に行動したいと考える次第。それと同時に「おかしい時には遠慮せず周りを頼るべきだ」と思う。仮に単独行動の時に誰も居ない場所で似たような状況になって「その場で休む」とかやってたら、ヘタすると死ぬんじゃないだろうか。本人は本気で暑くないつもりだったので「実は35℃だった」というのはちょっとしたホラーである。

蛇足

現地の方のセリフが関西弁であることからも判るように西の方での話でした。思い出すほどに、人の優しさが身に染みるm(_ _)m

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往路の車内にて。五平餅を食べるために30kmほど長い経路をチョイスした辺り調子こいてたよね。