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新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

「Ad[es]」の「どこでもWi-Fi」化完了!

通話用のスピーカーが壊れてしまい隠居していたAdvanced W-ZERO3[es]だが、iPhone購入を機にダイアルアップ無線LANルータとして復帰して頂いた。既に各所に解説があるが、Ad[es]の無線ルータ化の手順は以下の通り。

1)ココから「ICSInstall.CAB」をダウンロードしてインストールする。要ユーザー登録。
2)再起動する。
3)ココから「WMWifiRouter.CAB」をダウンロードしてインストールする。
4)無線LANを有効にする(ONにするだけで設定などは不要)。
5)WMWifiRouterを起動して「Celluler to WiFi」で接続する。

WMWiFiRouterのインストールや設定の手順はリンク先参照のこと。基本的にはWEPの設定を行うだけなので、難しいところはないハズ。

これでAd[es]を経由して1本のWILLCOM回線をWILLCOM D4WILLCOM 03iPhone等で共有できるようになった。WMWiFiRouterを起動したAd[es]を鞄に放り込んでおけば、WILLCOM 03iPhoneWi-Fi環境と同じ感覚で使用できる。外出先でPCを使うときも、電話機をUSBケーブルで繋いだり、W-SIMを差し替える必要がない。これはイイ感じ!

PHS300W-SIMが刺さればなぁ。型番がPHSのクセに!」と悔しい思いをしていた所に「どこでもWi-Fi」の発売が決定して喜んていたワケだが、Ad[es]ルータは非常に調子が良い。当面このまま運用するため、WMWiFiRouterのライセンスを購入した。問題はヘタった標準バッテリでは2時間程度しか持たない事。2倍容量のデカバが欲しい〜:-)

ところで、Ad[es]で「WMWiFiRouter」を起動するとバックライトが点灯したままになってしまう。この問題は「WkTASK」を使って回避しよう。WKTASKの「環境設定」の「W-ZERO3専用設定」でキーロック時の動作として「画面OFF」を選択すれば、キーロックと同時に画面が消えるようになる。ついでに「Pocketの手」でソフトウェアキーにWMWiFiRouterを割り当てれば「Ad[es]ルータ」完成だ。

WMWiFiRouterのライセンスは3)のサイトで購入できるが、現在の為替レートだと本家サイトでユーロで支払うのが一番お得だ。英語のサイトに抵抗がなければそちらをお勧めする。

WMWiFiRouterの古いバージョンでは他にも補助ツールが必要だったり、無線LANのAd-hoc接続の設定が手動だったりしたようだが、現在(Ver.1.25)では簡単に使用することができる。21日間無料で試用できるのでとりあえず試してみるのが良いと思う。安定性も実用上十分なレベルにあるので、19.99ユーロ支払う価値はあるのではないかな?

ちなみに、PHS300どこでもWi-Fiと比べた場合のデメリットはこんな感じ?

1)Ad-hoc接続ができない機器で使えない。
2)暗号化はWEPしか使えない。
3)SSIDを隠すことが出来ない。
4)回線速度が遅い(PHS300+芋と比べた場合のみ)。
5)設定にもよるが接続操作がやや煩雑。

PHS300と比べた場合のメリットはこんな感じ?

1)USBで何か別のものを挿す必要がない。電話機単体で完結する。
2)単体でも通信・通話ができる。
3)W-SIMが使える!(遅いけど(^^;)

どこでもWi-Fiと比べた場合のメリットはこんな感じ?

1)単体でも通信・通話ができる。
2)WILLCOMに気兼ねなくW-SIMを差し替えられる。
3)デカバを装備すればeneloopを何十本も持ち歩かなくて良い。
4)単体で充電可能。

このようにして整理すると、PHS300は「持って歩くもの」としてはかさばるのが難点という気がする。ズボンのポケットには入らないよね。どこでもWi-Fiは完結度が高いけど、単体で充電できないなど融通の利かないところは微妙かもしれない。