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新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

雪山修行メモ・湯の丸スキー場(5日目)

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岩鞍での事故で「もう行かない」になるかな?と思ったら、自分から「次は安心の湯の丸で!」と言いだした。初めてスキー教室に入って「滑って降りてこられるようになった場所」だからか、彼の中では湯の丸がホームグラウンドなのだそうだ。雪質良く、初中級の滑りやすいコース構成なのは確かだ。もっとも「体育休んでる間は無理!」

2週間のインターバルを置いて、今季2度目の湯の丸へ。ただ、今度は自分の腰痛が再発してたりして。レントゲン検査で大きな異常もなく神経の炎症だろうということで、薬と湿布と張るカイロを携えて参戦。腰痛はスキー起因ではないが、今期2度目。いやー、なんというか、今シーズンは色々と一筋縄ではいかんなー(>_<)

予定通り9時着。さて、近年(といっても90年代後半には登場していたらしいけど。ブランク長いんですんません。)主流となったカービングスキーでは、それ以前までのスキーとは滑り方そものもが変わってしまったとのこと。自分も「とりあえず今風の滑り方」に転向していくのが目下の目標となった。

でまぁ、前回の岩鞍から踵荷重を意識しはじめたのだが、件の事故で中途半端に。しかし、今回で早くも開眼しました(多分)。感想としては、

メチャクチャ曲がるなコレ!

荷重移動、もっと言えば体の向きを変えるだけでエッジが立ってグイグイ曲がる感じ。従来の感覚からすると「曲がり過ぎ!」というレベル。ターン時に摩擦しないので速度も上がる。しかし、良く曲がるので「この速度まで制御可能」と判断できる閾値が同時にググっと上がる。即ち、ヘタクソでも良く曲がれ、速く滑る事が可能なワケだ。確実に「上手くなった」と錯覚する。

やたら大回りかつ高速で滑るヒトが多い理由はコレだったんだね。そして、軌跡がスノボのそれに近くなったと思った。スノボが混在するようになった頃「スキーと軌跡が違い過ぎて危ない」みたいな論調もあったが、意図せず解決したんじゃないか。一方で全体的に速度が上がっているので、衝突事故のダメージは大きいかも。

うーむ、最初にボーゲンを教えるというパターンもいい加減時代遅れだったりするか?しかし、緩めの中級コースでもそれなりの速度が出て爽快感が得られる一方、急斜面を同じ滑り方で降りるのは速度的に無理だな〜と思う。なんせビビリなもので。タダでさえ怖いのに(笑)。そこは摩擦で速度を殺す旧来の滑り方を織り交ぜればいいのかねぇ。

などと考えつつ、とりあえず息子にも「同じ方式」で滑るよう指導してみた。1本目グデグデ、2本目カクカク、しかし3本目は「アレ?」っていう位の変わりよう。開眼するのハエーよ。結果として、朝の時点と比較して明らかにランクアップした。本人も大満足の様子。まぁ、まだ不恰好だけどな(^^;

自分は腰の様子を見つつも、徐々に速度アップを図る。高速で大回りするから強い遠心力が継続的にかかる。なかなか脚力が必要な感じだ。途中、足元から「パキッ」と音がしたんだけど、特に困った事態にはならなかったので気にしなかった。何か踏んだかな?位で。「その時にちゃんと気にすべきだった」のは後で判ったんだけども。

食事を省きノンストップで閉場まで滑り、本日は事故も怪我もなく滞りなく終了!大満足!さて片付けよう、とブーツの雪を落としていたところ、

踵が割れてました!

あっぶね(汗)。20年モノのブーツ、ヤッパシやばかったみたい。


↑長年連れ添った「ノルディカ458」の最後の御近影