http://www2.nissan.co.jp/DUALIS/J10/0705/index.html
次期愛車候補（V36スカイラインの次点として...のね(^^;）である「デュアリス」がデビューしたので、通りがかりのディーラーで実車を拝見してきた。国産ではあるが、開発から製造まで全てを欧州で行っている「逆輸入車」である。国内での受注は順調で欧州での評価も高く「国内向けは初期受注分は確保しているものの、それ以降は納期が通常より延びるかもしれない状態」だそう。
欧州をメインターゲットとした車種だけあり、同じCプラットフォームとMR20エンジンを採用するセレナやラフェスタとは全く別次元の走りを実現しているという。リアサスペンションがマルチリンク化され、国産車としては初めてドイツのザックス製（ベンツ等も採用している）の足回りを採用していると聞くだけでも期待できる。このユーロ高の最中にベースグレードで200万を切ってきたのも魅力である。
サイズ的には現行のエクストレイルよりちょっと幅広という感じ。しかし、実車を見ると数値から感じるより存在感があり、特に正面からだと目を引く。少しアクのあるデザインがいかにも欧州車っぽいが、やはり国内では好き嫌いが出そうだ。個人的にリアはいいけどフロントはちょっとノッペリし過ぎで、嫌いではないけれど大好きではないという感じ。せっかくならレッドをチョイスしたいところ。ブルー系のボディカラーがないのが残念。
運転席と助手席の広さは十分、シートのサイズがタップリしていて形状も硬さも良くなかなか快適だ。後部座席の足元の広さも十分だが、頭上は身長180cmの人だと少し苦しい可能性がある*1。また、ヘッドレストがＬ字型のものなので感触が悪く、背もたれの高さも余裕があるとはいえないのが残念。荷室は広い上にサスペンションの出っ張りも少なくて実用性高し。全体的に質実剛健で、飛び道具はないがそつなくまとまっている。旧来の日本車的な高級感はないが決して安っぽい所もなく、200万クラスの車としては十分だろう。
*1:サンルーフ車だったので通常より天井が低いと思われる。男性が後部座席に乗る事が多いならサンルーフは避けたほうがいいかも。
