俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

実は物価が上がってるという罠

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000102-yom-pol

小中学生の子供を持つ主婦に、平日に家族全員がそろう時間の平均を尋ねた調査(05年)では、最も多かったのが「0〜2時間台(0を除く)」の44・5%で、次に「3〜5時間台」の42・8%だった。「なし」も4・7%あった。1985年の調査では「0〜2時間台(同)」が39・4%、「3〜5時間台」が54・2%、「なし」は2・7%で、家族全員で過ごす時間の減少が浮き彫りになった。

平日に家族が揃う時間が減少しているっつー話。ウチでは息子を学校に送り出した後2度寝するパターンで、なんとか毎日顔合わせて話をする時間を30分ほど確保していたりする。小学生とヘロヘロなエンジニアでは生活時間帯が違うから仕方ないわなぁ。週末は割と仲良くしている方だと思うし、いまんとこ親子の軋轢とかないからいいけどね。まぁ、小学2年で軋轢があってもイヤだが。

本題。

物価を「数値で表される物の値段」ではなく「物の価値」と「労働の価値」の比として考えてみる。すると、同じ給料を貰うため(=同じ物を手に入れるため)により過酷な労働が必要になるのは、相対的に物価の上昇に等しいと気付くわけだ。元々「値段」というのは物の価値を表すための間接的な存在なのだから、値段が同じであっても物価が変っていないと思うのは罠である。

つまり、普通に仕事をしているだけでは従来の生活レベルを維持することができなくなったわけ。そのような高い能力が日本人から失われつつあるということだ。労働人口も減少して、先進国から脱落するのは時間の問題だろう。もしくは、道州制が始まって東京を含む州とそれ以外の州で格差が激しいとか、そんな感じになるかもしれん。というか道州制の狙いはそこだと思うわけだが。究極の格差社会。それなんて米国。

ま〜、活力あふれる中華人民共和国10億人とかには勝てそうにないよな、いまの日本人は(^^;。皆でうつ病に苦しむより、先進国の生活レベルの維持なんて幻想はさっさと棄てて、自給自足に歩み寄った生活をしたほうが幸せなんじゃないかと思ったり。先進国から脱落したら食糧自給率の低さは致命的だし、農業をもっと推進しないとね。米からエタノール作ってる場合じゃないよ。モロコシやとうきびもそうだが、食い物を車の燃料にするなんて狂ってるとしか思えん。

[後日追記]
「モロコシやとうきび」って...どっちも同じじゃんねぇ。多分「モロコシやサトウキビ」って書きたかったんだと思う(^^;;;

とはいっても個人的には、まったくもって生活レベルはぜ〜んぜん落としたくないわけだが。新車欲しい〜、ノートPC欲しい〜、大型TV欲しい〜、みたいな。畑仕事は好きだけど命がかかってくると大変だろうしな。手に職とは良く言ったもので、いまんとこ仕事もヘロヘロでやっていけてるし。まぁ、いつまでヘロヘロできるか判らんが。つかさー、日本が先進国から脱落したら何が困るかって、

ソフトやドキュメントの日本語化が後回しになる

ことなのよ(そこかよ>俺)。英語読むのつかれんだよ。これは困る。すげー困る。これはいかんな。やっぱり日本人1億人全員、生活レベルを維持したまま幸せになるべし。仕事じゃ仕事〜!!(ぉい