http://jp.opera.com/
http://www.microsoft.com/japan/silverlight/
残念ながらSilverlightプラグインの動作保障対象外になっているOperaだが、プラグインのインストール先パスを指定するだけでフツーにSilverlightが動くことを確認したので手順をまとめる。
Opera for Windows 10.53
Silverlight 4.0.50401.0
確認した時に使用した各ソフトウェアのバージョンは上記の通り。
1)Silverlightをインストールする。
マイクロソフトのサイトから「silverlight.exe」をダウンロードして実行する。
2)OperaにSilverlightの在り処を教える。
Silverlightのプラグインは「C:\Program Files\Microsoft Silverlight\4.0.50401.0」にインストールされる*1。このパスをOperaのプラグイン検索先に追加する。
Operaのアドレスバーに「opera:config」と入力し詳細設定画面を表示。「User Prefs」のタグを開く。「Plugin Path」に上記パスを追加。「保存」ボタンを押す。Operaを終了する。
「Plugin Path」にはカンマ(「;」)区切りで複数のパスが指定できる。既にいくつパスが入力されているハズなので、Silverlightのパスを最後に追加すれば良い。
3)プラグインが認識されたか確認する。
Operaを起動し、メニューから「ツール」→「詳細ツール」→「プラグイン」を選択する。
Silverlight Plug-In
application/x-silverlight scr
application/x-silverlight-2
C:\Program Files\Microsoft Silverlight\4.0.50401.0\npctrl.dll
上記の表示があれば設定は正しく行われている。
4)Silverlightを使用したページを閲覧する。
プラグインが動いているにもかかわらず、ブラウザの種類を判別して動作しないようにトラップしているサイトがある。その場合は「ワシFirefoxですねん」と偽ることで回避できる。
メニューから「ツール」→「クイック設定」→「サイトごとの設定を編集」→「ネットワーク」→「ブラウザーの識別」で、「Firefoxとして認識させる」又は「完全にFirefoxとして認識させる」を選択すれば良い。
以上で、OperaでSilverlightを使ったサイトが閲覧できるようになる。
しかし、Microsoftは以前「SilverlightはOperaに対応するよー」とアナウンスしていたんだけどねぇ。全く音沙汰ないまま、SilverlightのサイトからOperaのOの字もなくなりましたな。Operaっていいモノ作ってるんだけど、なんとなーく業界で孤立してるイメージあるよね。
プラグインの仕様はIE以外は全部共通で(要するにネスケ互換)、プラグインのインストール先をデフォルトのプラグインフォルダにするか、プラグインのインストーラがブラウザにパスを設定するだけで基本的に動くはずなんだけどね。実際Silverlightもパス設定だけで動いてるし。政治的意図なのか、シェアの低いOperaのために検証作業をやってられないって判断なのか。
というわけで、地球上最速なだけでなく、Opera TurboやOpera Linkといった便利な機能があるOperaを1度使ってみるのもいいんじゃないでしょうか?特にモバイル環境でOperaを使っている場合、Opera Linkによるブックマーク等の同期が便利なのでオススメ。FlashとJavaとSilverlightが動けば困ることないでしょ?(笑)
[追記]
トラックバック頂いた「http://d.hatena.ne.jp/iww/20101226/p1」こちらの情報によると、
(\4.0.51204.0は入れなくても問題なさそう)