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新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

藤壺のマフラー「SEDALIS」レビュー

http://www.fujitsubo.co.jp/mc-prod/psrs-v.php3?id=00000082

その名の通り、ミディアム〜ラージクラスセダン向けにおとなしめのセッティング(低速域スカスカ&爆音ではない、ということ)が施されたマフラーである。それでも、カタログによるとチェイサーの場合で7%ほど馬力アップするという。「最近の車はマフラー変えてもパワーは変わらない」と言われるが、オンボロのA32セフィーロならパワーアップが期待できるかもと思っていた。

セダリスはメインサイレンサのみの構成で、中間サイレンサ(触媒とメインサイレンサ間の長〜いパイプ)は純正のままとなる。俺のセフィーロの場合、パイプとの接合部分が腐食していたので、中間サイレンサも同時に純正の新品に交換することになった。コックピット青梅で工賃込みで8万円位。腐食した接合部はボルトが回らず、ノミとトンカチで破壊したため作業は少し大変そうだった(^^;;

マフラー交換の基礎知識:

・最初は油が焼けるためかなり臭うが心配いらない
・しばらく使って焼けてくると初期より音が大きくなる

以下、交換後に高速〜峠まで約2000km走破しての感想。ところで、セフィーロが搭載するVQ20DEエンジンは、アクセル開度により燃焼モードが明確に切り替わるので、ここではそれを「巡航モード」と「加速モード」と呼ぶことにする。

見た目。取り付けてみると、期待していたより太い(笑)。純正バンパーとの組み合わせでは少し飛び出しすぎの気もするが、許容範囲内。中を覗くとメッシュがカッコイイ。

音。アイドリング状態では純正マフラーより静かなほどである。駐車場内を走る程度なら音量は相変わらず純正並という感じで、仮に深夜の住宅街でも気を使うことはまずなさそうだ。街中を普通に走る分にはやはり静か。4000回転位までは、巡航モードであれば音質が少し低くなったかな〜と思う程度。長時間の高速巡航ではありがたい。しかし、少し踏み込んで加速モードになると、明らかに純正とは違うクリアな低音が響く。特に3000回転以上で加速モードに切り替わると痛快だ。それでも「ラジオの音量を上げる必要がない」程度なので、快適性は損なわれない。

パワー。エンジンの吹けが良くなり、高速域でのパワーは明らかに上がった。例えば、中央道の下り八王子〜諏訪間(上り坂が多い)の巡航では、3速に落とす回数が激減。従来、ギアを落とす必要があった箇所でも、アクセル操作による巡航モード→加速モードへの切り替えのみで済む。1○0kmの定速巡航が常なので、気分の問題ではなく間違いなくパワーアップしている。逆に、VQ20DEのスイートスポットと言われる2000〜2500回転のトルクが落ちたのか、街中で走り難くなった感じがある。これは特性が変わったことによる慣れの問題かもしれないし、高速での快適性と比較すれば小さなデメリットではある。

総評:純正より高いだけの事はある(笑

爆音は困るけどマフラーを交換してみたいという人には良いのでは?音も見た目もライトだし、ささやかなパワーアップの楽しみもある。しかし「セダリス」というネーミングはちょっと安易だよねぇ。判りやすいけど。冗談でなく「ワゴリス」もあるそうで、そのゴロの悪さに余計にガッカリしてしまった(苦笑