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新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

フォルクスワーゲン「ゴルフヴァリアント」試乗記。UIの過度なデジタル化は?だけど好印象! #フォルクスワーゲン #ゴルフ #ゴルフヴァリアント

本命のカングーが少しばかり期待外れだったので(積載性を重視する場合の筆頭候補ではあるけど)、比較の対象をステーションワゴンまで広げる事にした。予算も限られるし「あまり大きくても困るかな」という妻ちゃんの要望もあったりするので、選択肢が多いとは言えない。

価格やサイズが範囲内なのは、

サイズオーバーを許容するなら、

道端で100万円拾ったら、

といったところ。メガーヌスポーツツアラーとマツダ6ワゴンが終売となり、全般的な値上がりもあって手が届く価格帯のステーションワゴンは少ない。なお、レイバックとアウトバックはスバルが勝手にSUVに分類してるだけで、ワゴンが正(以下略)

ミニクラブマンは荷室もMINIなので除外。308SWは後席が弱点。復活の可能性は残すが現時点では除外。パサートはモデル末期。A4は荷室が広くない。いずれも無理してまで選ぶ流れにはならないと思う。ついでに復活したランクル70も再検討したが、冷静に見直して荷室の床面積やリアシートの乗降性に難がある。

さて大型連休。VWが営業していたので「ゴルフ ヴァリアント」に試乗させて頂いた。自分の中で地味なイメージが定着していて、最近まで存在を忘れていた車種だ(汗

まず外観。今時の車としては控えめなのが、むしろスマートで良いと思う。実物はライト類も煌びやかで地味ではなかった。個人的にはステーションワゴンなのでリアのデザインで容積を主張して欲しいのだが、ルーフを絞り込んだ今時の仕上げ。空力の問題もあるのだろう。スペック的には容積が増えているので「シューティングブレーク風」と捉えて良しとする。

次に内装。基本グレードであるActiveでは、簡素なセンターコンソールと質素な布シートが少し物足りなく感じた。中間グレードのStyleでは、センターコンソールこそ架装されて雰囲気が変わるが、シートは生地の質感が少し上がる位。セミバケットシートのR-Lineですらシートの表皮は布をベースに纏められているので、これはもうポリシーなのだろう。

インパネの架装パネルは、Activeが文様入りアルミ調、Styleが木目風ヘアライン加工、R-Lineがカーボン調と差別化される。初見では上位グレードの方がより印象に残るが、何度か見比べるとActiveのアルミ調が質で劣る訳でもないし、ポップさが明るさの演出となる。これは好みの世界かも。いずれにしてもベタな高級感は求めない方向性だ。

しかし、いざ運転席に収まると「なんだか良い雰囲気」に包まれるから不思議なもの。308は強い主張があるし、Aクラスなどゴテゴテに作り込まれている訳だが、「でも半年で飽きるかも」みたいな感覚がある。ゴルフにはそれがない。既存のゴルフユーザーの評価は低いようだが(先代がすごく良かったそうで)、個人的には居心地がよくて積極的に有りだと思った。

感動したのがリアシート。リクライニングのような芸当はないが座り心地が◎。完全にリアシート>フロントシートという感想でフロントシートに文句を付けたくなったが、フロントシートにも特段悪いところが無いのよね。この辺はコストのかけ方が国産車と違うと感じさせる。リアの足元も割と広い。ホイールベースが伸びた余裕は、リアシートとラゲッジの両方に配分したとのこと。

そして走り。試乗車は希望したTDI(2000ccのディーゼル)だ。軽快さを併せ持つ落ち着きがある乗り味と適度な重さのステアリング。運転した時に小さく感じるのは良い車の証だね。全般的に満足レベル。助手席の妻ちゃんは路面の粗を拾う乗り心地が気になったようだが、大昔に乗ったゴルフ(世代もグレードも忘れたけど)と比べたら優しい方向に進化しているのでは?と感じた。

走り出しや低速域でのトルク感は「まぁまぁ」だ。最近の純エンジン車は皆こんな感じなのかね。最新のダウンサイジングターボでも、ターボラグに代表されるターボの特性が完全に無くなる訳ではなかろうしな。燃費や排ガスにウルサイ時代だから意図的に絞られてる気もする。もちろん踏めばガッツリ速いので、バイパスの70km/h上限では全く物足りない。峠行くぞ(行きません)。

我が儘を言えばロードノイズがもう少し抑えられたら尚良かった。セダンではないし妥当な水準なのだろうが、動力音が抑えられているだけにどうしても耳につく場面がある。逆に言えばディーゼルエンジンの騒音はまず気にならない。アイドリングストップからの始動ですら僅かな音と振動のみ。そして加速中は程良い音量でスポーティな太い音をかましてくれる。いいよいいよ~。

アイドリングストップの制御がADASと連動しているのも感動した。信号待ちで停車している際、先行車が発進するとドライバー操作を待つことなく先回りしてエンジンを始動してくれる。結果として走り出しがスムーズなのだ。この1点だけ見ても、電子制御系は相当作り込まれていると想像できる。

「良いのか悪いのか判らん!」と思うのは、物理ボタンがほぼ排除されたインパネの操作系。慣れるまではエアコン操作にも戸惑う事間違いなし。スマホ並に豊富な設定項目は弄り倒す楽しみがありそうだ!とも思うし、車までそうなるのはメンドウかなぁ...とも思う。それだけに機能が不足している感は全くないけど。

懸案の荷室は、少なくとも大型犬の居住スペース+αとして十分機能しそうだ。開口部の低さや床面積の広さがステーションワゴンのメリット。さらに床面全体を5cmほど下げることができるので(308SWなどにも同じ機能がある)見た目のイメージを越える広大な空間となる。まぁ、以前はセダンで暮らしていたのだから、これで足らないということは無かろう。

今回の車選び、迷走している。乗りたい車も何を重視するかも明確でないので、静かさやスムーズさではサクラが、広さではキャラバンが、走りではスカイラインが、それぞれ比較の対象になってどの車でも何かしら不満が残る。加えて程良いサイズと手が届く価格、ADASや燃費性能、可能なら4WD、さらに(10年前の感覚で)値段相応の質感とか言ってるので無理ゲーだ。

その中でもゴルフヴァリアントは気持ち良く乗れそうな1台でかなり好印象。ただ、希望通りの仕様が選べるのかが問題となりそう。というのも次に船で運ばれてくるのはマイナーチェンジ後の型になるそうで、ラインアップも不明で値上げの可能性も高いらしい。円安め。とはいえまだ他も見たいので見積までで保留。これで機を逃すのか?結果オーライとなるか?

以下オマケ。

試乗の後にサクラに乗り換えて、改めて「サクラの完成度高し!」と思った。静粛性や低速域のトルク感はBEVだからチートだとして、それ以外の要素も一般道の速度域ならゴルフと良い勝負なんだよね。軽自動車の走りではない。さすがに高速域では色々と破綻するけど、トレッドを少し広げたら世界で戦える車になるのではないか。他と比較する事もなく走りに惚れ込んで購入した自分の感覚も捨てたものではないなw

ルノー「カングー」試乗記。想像以上の真面目君だった! #ルノー #カングー

NV350キャラバン壊れた!次の車を検討する話。 #キャラバン #NV200 #エブリイワゴン #カングー #レヴォーグ #アウトバック - 俺#

。。。という訳で早速カングー試乗してきた。知ってたけど確かにこんなのカングーじゃないわ~w

試乗車はディーゼルロードノイズは街乗り速度では全く気にならず。エンジン音は多少主張するが耳障りではない。足も良く動いて商用バン的な粗さはほぼ顔を出さない。背の高さから想像するロール感も無いに等しい。普通に快適な乗用車だった。

今までのパイクカー的なカングーのイメージはない。至極真っ当に走る。あまりに普通過ぎて、街中での走りにおいては購入に向けて背中を強く押すような、想像を超える要素が何もなかった。人生初のインポートカーを検討中なのに全然面白くない。やばいw

まぁ、並外れた積載性と上質と表現できる範疇の乗用車の走りが両立できる、と言う点では貴重な存在か。国産の乗用車に良くある「運転が面白くない味付け」ではないので嫌悪感は全くないし、速度域が上がれば「らしさ」が顔を出してくれそうな感触もあった。

唯一「アカン!」だったのは走り出しに違和感が残るEDC。停止からの発進だと1秒ほど回転数が先に上がり、遅れて車速が付いてくる。CVTのそれとは違った空回り感。何かしらあるとは思っていたけど、走り出した後は加速から停止まで極めてスムーズなので惜しい。慣れるしかないか。

懸案だったリアシートはAcceptableどころか積極的に良いシートだった。背もたれはジャストな角度で、座った瞬間は堅く感じるがゆっくり沈み込んで受け止めしっかりサポートする。変に柔らかいものより長距離向きだろう。

運転席シートも上々。助手席シートも座り心地は良いが、イメージより小ぶりか。良く言えばサポート性が高く、悪く言えばユッタリ感はない。内装の質感は(全ての車が高くなった時代なのは重々承知の上で)「解っちゃいるけど500万出してこれか~」という感想。

観音開きのハッチは正直あまり便利そうじゃない。雨雪では普通に屋根になったほうが助かる。しかし自宅駐車場で開けそうなのは良い。今のキャラバンはスペースの問題でハッチが開けないので、少し前に出すかスライドドアから乗り込む必要がある。

ベルランゴと比較すると、走りは商用車感が強めに残るベルランゴに対し、乗用車寄りで洗練されたカングーとなる。プラスチックの内装は同様だが、ベルランゴが演出で「楽しい」に昇華させているのに対し、カングーは極めて普通な真面目君だ。

大幅な正常進化。価格相応の良い車の感触。しかし『格安だけどオサレで便利で楽しい』という従来のポジションからは随分遠くなった。台頭したガチンコライバルであるベルランゴ三兄弟には味の濃さで遅れをとる。微妙に漂う物足りなさが、イマイチ売れてない理由かぁ。

(もっとも我が家の場合、以前のカングーの乗り味だと候補外なのだけど。)

という訳で候補入り確定ながら、即決と言う感じでもなかった。『黒バンパーを選ぶ遊びはあるが質実剛健。完成度が高く外す事はなさそうだがネガは皆無ではない。高くはないがお買い得でもない。他も見てからにしましょう。』という結論で、引き続き検討だね。

NV350キャラバン壊れた!次の車を検討する話。 #キャラバン #NV200 #エブリイワゴン #カングー #レヴォーグ #アウトバック

愛車「NV350キャラバン」の空調が故障。修理の見積は50万円だった。見積を持ってきたディーラーレディにも「ええっ、、、、すみません。凄い値段です。」と驚かれる始末。コンプレッサーに異物混入で配管含めて全部取り換えないとダメなパターンだそうな。空調の修理は過去2回やっていて、検索すると故障報告多めの感触なのでこの型の弱点なんだろう。

旅行に出られない!などと言いつつノンビリ対応中。何故なら日常生活がサクラで賄えるから。車が1台しかない時には1秒でも早く修理だ買い替えだと動いたものだが、複数台あるとこんな感じになるのね。このままダラダラと先延ばしにして車検が切れたら...(苦笑)。庭先に朽ち果てた車が放置されている理由、理解できてしまった。

NV350は現在10年目で22万キロ。2台体制で走行距離の伸びが鈍化したので、あと3年乗るつもりでナビとタイヤ新調したばかり。ここまで他に大きな故障はなく、3年間で10万円超の修理が何度かある前提で考えていたが、いきなりエアコン50万円は想定外。今後、予定通り10万円超の修理が3回出ると仮定したら全部で80万円だ。

う~ん。新車購入で80万上乗せできたらクラスアップできるよ。堅実に修理をするという選択肢も念頭に置きつつ、買い替えケースの検討も開始した。とりあえず、現時点で候補になりそうな車をリストアップ。メガーヌスポーツツアラーとかマツダ6とか無くなってしまったのね。ステーションワゴン絶滅間近...!

【コスト】維持費を含めたトータルの感覚。
【積載性】人間3人+大型犬を載せてコストコ対応可というのが最低要件。ステーションワゴンでも可だが現時点では室内高も重視で判断。
【リアシート】長距離を人間が座る前提。リクライニングが欲しい。最低でも適切な角度と高さ。犬の都合もあり分割可倒が望まれる。
【走行性能】安定して100km/h巡行できるか?上り坂でへこたれないか?ワインディングもイケる口か?
【雪道性能】できれば4WDが欲しいがFFでも死なない。FRは死ぬ。
【クルーズコントロール】新しく買うなら是非欲しいが無くても死なない。
【趣味性】所有欲がそそられるかどうか。
【俺様の好みレベル】完全に主観的な好みの話。

全体として言える事は『「バン並の積載性」と「ACC」と「4WD」が満たせる車種は現時点で存在しない』という事実である。え?ミニバン?なにそれ車なんですか?(ぉい)

日産 キャラバン

www3.nissan.co.jp

相変わらず有力候補。間違いのないチョイス。

新しいディーゼルエンジンと7ATの組み合わせは「別の車かな?」と言うレベルで良い。旧型乗りとしては垂涎ものの進化を遂げている。継続的に改良されていて全体としても古さは感じない。これでACCが付けば文句ないのだが残念ながらまだ付かない。そして、短い人生に同じ車を2回でチョイスするのはツマランという根源的な問題が横たわる。どうしましょう?

(2024/4現在受注停止。多分納車は早くて8月とのこと。)

日産 NV200 バネット ワゴン

www3.nissan.co.jp

受注再開時に改良版など出てきたら可能性はゼロではないカモ。

2009年登場の長寿モデル。4ATがCVTに変わってから俎上に載るようになった。いかんせん古いので満遍なく平成感が漂うし、海外版はルノーOEMにバトンタッチしていて次期型も期待薄なのだが、未だに致命的な弱点もないのは素性の良さだろうか。価格も据え置きで安く感じるようになった。

(こちらも2024/4現在受注停止。多分納車は早くて8月とのこと。)

日産 クリッパーリオ(スズキ エブリイワゴン

www3.nissan.co.jp

値段で日和って選んでしまいそうだが2台とも軽では妻ちゃん激おこ確定コース。

待望のCVTを搭載したばかりの熱いモデル。上記の表では厳しく走行性能を許容範囲外としているが、CVTならギリギリ我慢できると想像できる。ターボの軽はCVTなら普通に高速走れるからね。コストを限界まで抑えた上で要求を満たせるという点で、常に動向をウォッチすべき唯一無二の貴重な車種。カスタムして乗ってみたいんだよなぁ。

シトロエン ベルランゴ(プジョーリフター/フィアット ドブロ)

web.citroen.jp

試乗の結果予選落ち。リアシートが問題。

プラスチックの安っぽさまで面白さや楽しさに変換される魅力的な車。期待して試乗したものの、直立姿勢のリアシートが受け入れがたく候補外となった。その他はロードノイズが少し気になった程度で、走りも積載性も十分以上。リアに人が乗る予定がなければ有力候補だった。

ルノー カングー

www.renault.jp

リアシート次第では有力候補。最新世代のACCが魅力。

現時点では未試乗なので「有力候補」への期待を込めての評価。ベルランゴ3兄妹と同様で、最も気になるのはリクライニング機構のないリアシートの角度なのだが、動画や写真で見た感じ少しマシなのではないか?と推測される。走りと積載性が合格ラインなのは確実なので、早いところ実車を見に行きたい。


ダイハツ アトレー

www.daihatsu.co.jp

乗用バージョン廃止で予選落ち。

エブリイワゴンに先行してCVTを搭載!ACCも付いた!と盛り上がったのに、乗用ワゴンが廃止となってしまった残念な現行モデル。4ナンバーのリアシートは全く使い物にならないからね。乗用ワゴンの復活が大前提となるが、素性としては候補に挙がる可能性を秘めている。

スバル レヴォーグ

www.subaru.jp

ステーションワゴンを選ぶ場合には候補になり得る。

車内高を諦めた場合の筆頭候補のポジションにある車種だが、あまり好みではない。特にインパネの造形が受け入れがたい。また、トランスミッションにも良いイメージがない。先代モデルに100kmほど乗った際のCVTのルーズな感覚が鮮明な記憶に残るのだ。走りに振りたくてワゴンを選ぶのに、トランスミッションが真逆を目指している点でチグハグになってしまうんだよな。もちろん新世代ではより改良されているのだろうけど。4WD含め良いクルマなのは理解していて、イロイロ諦めて選ぶ可能性が割とあるし、乗ったら結構満足するだろうな!という予感もある。

スバル アウトバック

www.subaru.jp

ステーションワゴンを選ぶ場合には候補になり得る。

SUVと言う名で車高が高いが実質ワゴンである。先述のCVTのネガは排気量が大きいほうが抑えらえるという事なので、その度合い次第ではあるもののサイズ感など含めてレヴォーグ比でより魅力的な存在なのは間違いない。荷室も広いので車内高の低さをカバーしてくれるだろう。ただしレヴォーグと同じテイストのインパネだけは受け入れがたし。安くないので「イロイロ諦めて選ぶ可能性」は相対的に低い。インパネ刷新を期待したいところだ。

トヨタ クラウン エステー

toyota.jp

ステーションワゴンを選ぶ場合に筆頭候補にしたいが多分買えない。

発売前なので完全に妄想ベースでの判定だが、今日本でステーションワゴンを探すなら外せないモデルだと思った。SUV寄りなので旧来のワゴンのような伸びやかさがないのは惜しいが、それでも魅力的なスタイル。機能的にも不満は出ないだろう。価格予想の情報にえらく幅があって、安い側になったら手が届くけど、高い側だとOut of range。内装は高級車のソレに見えるし、高い側だという気がするね。期待はしないでおこう。

プジョー 308SW

www.peugeot.co.jp

試乗の結果予選落ち。リアシートが問題。

試乗したのはハッチバックだが、「シートはワゴンも全く同じ」だそうで実車にたどり着く前に予選落ち。ベルランゴと同じくリアシートの角度がきつい。その頃はステーションワゴンに気持ちが傾いていたので、試乗するまで「こいつが次の車の筆頭候補だ!」と思っていたんだけどね。「リアシートが重要なら上位車種を選びなさい」というのがステランティスのスタイル。商品ヒエラルキーの表現方法の違いだ。そんな日本車の常識とは違う部分がありつつも、308はお手頃価格で大きめサイズ、色気もあって魅力的な車だった。

ノートPCでも使える!M.2 SSD用の極薄ヒートシンクを試す話。

仕事用のノートPC、そろそろ買い替えたいけど自分の都合で買い替える訳にも行かない。サラリーマン面倒くせぇな。もう少しお付き合い願うため、内部の掃除をするついでにストレージを交換することにした。

変更前

500GB(2.5インチ SATA)システム
1TB(M.2 NVMe)データ

変更後

2TB(M.2 NVMe)システム兼データ

何故転送速度が遅いSATAがシステムなのかと言うと、旧機のSSDをそのまま移植したからなんだよね。その時は多分パーティションコピーの作業が面倒だったんだと思う。「あら起動したの?じゃーそのままでいいか...」みたいな。遅いとはいえHDDほどじゃないし困りはしないんだよ。という訳で数年越しの是正となる。

GPartedにて外付けにした旧ドライブから新ドライブにデータをコピー中。転送速度速くて助かる。USB2.0の時代には半日仕事だったよ。

データ移行は成功。しかしながら新しいSSDは発熱が多くてアチチな状態。スペック向上もあるけど、ボディとSSDの間に挟まっている熱伝導シリコンブロックの位置が合わないのが原因のようだ。

熱伝導シリコンブロックはこんな形状。そもそもSSDのチップが1個の前提だね。新しいSSDにはチップが3個載ってる。似たようなの探して2個追加するか?と思ったがボディ側の形状からそれも無理そう。ふ~ん。困ったね。

となるとヒートシンクだろうか。シリコンブロックの厚さは2mmだった。押し付けられて若干潰れた状態が定常だろうから、ボディとSSDとの隙間は2mm弱ということになる。そんな薄いヒートシンクあるかしら?

ありましたよ。厚さ1.5mmの銅製ヒートシンク。さすが密林。さすが中国4,096年。はいポチー。

はい届いた。パッケージはこんな感じ。

中身は「ヒートシンク本体」x1、「熱伝導シリコンシート」x1,「ビニルの輪っこ」x9。取説は無し。

早速SSDに装着してみた。良い感じなのではないか。外付けケースでも使えるかも。

ビニルの輪っこは伸びてしまうので使い捨てかな。使用方法の指示はないが3回分だと理解し3個装着。

本体に装着してみる。無事にボディに収まった。温度も安定したようだ。効果ある。目出度い。

システムドライブの転送速度はスペック上では4倍になった。体感でもだいぶ速い。すぐ慣れちゃう範囲だろうけどこれはちょっと損してたな。

ちなみに、Windowsのシステムパーティションを載せ替える場合、GPartedパーティションコピーするだけでは起動する状態にならない。面倒だが新しいディスクに一旦Windowsクリーンインストールしてから、主要なパーティションのみをGpartedで上書きコピーすると確実だ。たまに起動に失敗するパターンもあるけどスタートアップ修復で解消できる。他にも方法あるだろうけど、Windowsは良く解らん隠しパーティションが生成されたりして適切な状態を再現するの難しいんだよね。

#光コラボ 事業者を乗り換えた話。 #v6プラス #andline光SE

ADSLの時代から9年半お世話になった「TikiTikiインターネット」にさようなら。
(契約した時の様子はこちら。)
(v6プラスに切り替えた時の様子はこちら。)

速度制限のない光コラボのプロバイダとしては月額がお安い「アンドライン光SE」にこんにちわ。

乗り換えた理由は以下。

・TikiTikiは横並び価格(5,280円/月)なのでデメリットもないがメリットもない。特にv6プラスを使う場合はTikiTikiならではという部分は皆無。
・TikiTikiはある時点から乗り換えユーザーにのみ恒久的な220円/月の割引を提供していて、古参ユーザーが損をする状態が継続している。
・2年に1回の更新月が訪れた。

光回線の価格はだいたい5,280円/月で横並びなので(新規契約や乗り換えによる割引はあるけども)選ぶ楽しみはあまりない。特にv6プラスはプロバイダによらず回線をJPIXが提供するので差別化もできなそうだ。割引目当てで頻繁に乗り換えるのも人生の無駄遣いに思える。最も工夫の余地があるのは「モバイルと組み合わせて実質的にお得」というやつだろうか。

ウチは楽天モバイルとワイモバイルなので「楽天ひかり」と「Softbank光」が候補だ。「楽天ひかり」は横並び価格なので単純に楽天市場のポイントアップ分がお得になる。「Softbank光」は少し高めの設定で、さらにワイモバイルのプランが改悪されてしまったので割引適用の為にプラン変更するとトータルでコストアップとなる計算結果だった。

そこで出会った「アンドライン光SE」の4,600円/月は数少ない「シンプルに安いプロバイダ」の中でも飛びぬけてお安い。ちょっと怖い気もしたが、楽天ひかりの場合と比較すると楽天市場で6万円以上買い物しないと逆転できない計算なので試してみるのは有りだと思った次第。v6プラスの回線は結局JPIXだというのもある。

。。。というわけで乗り換え完了。全く問題なく快適に使えている。切り替え日でも途切れる事はなく、前後で外側IPv4アドレスすら変化してないように見える。


【VNEサービス】v6プラス(IPv6/IPv4インターネットサービス) | 株式会社JPIX』より。

この図の通りだとするとまったく不思議ではないのだけどね。さすがにプロバイダ単位での帯域管理くらいはしてんのかね?

お前は75歳までコーディングして生きていくのか?

ここしばらく意図せず中間管理職の真似事してるけど、この路線ダメかなって気がしてきた。有象無象レベルの人的リソースをまとめて御するのはある種の技術であって、組織的エンジニアリングでは解決できて当然の課題でもあるけど、大変なワリにツマンネーのよ。

そして報われない。儲かる気がしない。手下のスキルレベルで仕事を選ぶ必要があるし、確実に設計フェーズが設けられる堅い仕事でないとダメ。「ありきたりな下請け仕事」がベストなのだが、今の勤め先はそういう指向ではないんだよね。俺は何故一人でこれやってんだっけ?みたいな状況。

「儲かる(かもしれない)面白いネタ」を低レベルで設計しなきゃ作り込めない手下を使ってやっつけるのは無理。放っておいても育って面白いネタを面白いと思って取り組めるヤツだけに絞るしかない。それならフラットなチームなので中間管理は不要だし、絞り込むって要するに解雇だ。

しかし、世の中には大規模開発で実現されたであろう儲かってる面白いネタがごまんと転がってるんだから「こいつら一体どうやってんだろう?」って思うね。ここは大規模な組織を数年しか経験してないのがハンデになっているのかもしれない。

随分前だけど、ある人物(仕事は出来るが人としては?が付く昭和原人)に新卒で入った大手を5年で辞めた話をしたら「短いなー!勿体ないなー!馬鹿だなー!」と罵られたのを思いだす。言ってる事がいちいち正しいのが後で解るのほんと頭にくる(苦笑)

あとは完全に好みの問題。自分にとってのモノ作りは「作る過程を楽しむもの」であって、何を作るかは割とどうでもいい部分。楽しい部分を他人にやらせるために大変な苦労してて、やらされてる方は仕事で嫌々だし品質もイマイチなのは「なんだかな~」ってなる。

作る過程を楽しむ部分を自分の為に残すやり方も試しているけど、中間管理モードとエンジニアモードの両立はなかなか難しい。脳みその使い方がまるで違う。よほど余裕がないと墓穴になる。そもそもエンジニアモードオンリーだとしても掛け持ちはそこそこ大変なんだよ。

エンジニアモードは「頭いっぱいに地図を広げた状態」が最も作業効率がいい。ゾーン入りすると寝てる間にバグが取れる。その地図を広げたり畳んだりするには時間がかかるから、掛け持ちと言うだけでトータルのアウトプットは半分以下に落ち込む。

(それでもフリーランスだったら掛け持ち上等なんだが。儲かるからさw。)

という訳で、長年の表題の問に対する答えは相変わらず出ない。ほそぼそとやっていくことが出来そうな雰囲気はずっと変わらないけど変化が大きい世界だからな。当たり前だが出来る奴はホントに出来るし、これからを担う若者達には敵いませんよ。

かといって苦労を買いにわざわざ別の組織に飛び込むか?って言われたら絶対にやらんなぁ(苦笑)。デキる手下が1~2人くらいの規模で回せるならそれが丁度良さそうだという感触は得ているのだけれど、そうなるとそこに不足しているのは自らの企画力、営業力、行動力ということになる。