俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

夏タイヤ(やっと)新調したよ&Syron RACE 1インプレ

去年の8月にスタッドレスに履き替えて(なぜ8月にスタッドレスに換えるハメになったのかは改めて(^^;)以来そのままだったのが、ようやく解消された。要するに金がないわけでして、必然的にアジアンタイヤなんだけれども。命を預ける重要なパーツだから不安ないと言えばウソになるが、カー用品店での店頭売りも徐々に増えているし、まぁ大丈夫なんだろう。

ネットのレビューを漁ってみると、「剛性や静粛性で国産に劣るものの、普通に使う分には問題なし」というのが全体の傾向のようだ。辛口レビューもあるけど、コストパフォーマンスを考えたら魅力的というのが大方の結論となっている。ふーん、突然爆発したり、ゴムではない何かが原料だったりはしないのか。意外にマトモなんですなぁ(ぉい。そんな中で唯一「静か」という評価が複数あったコレにしてみた。

http://www.syron.eu/pkw/syron-race-1-plus/

Syron(サイロン)の「RACE 1」という銘柄。メーカーはドイツっぽいけどインドネシア製。偏見かもしれないけど、箔を付けるためにドイツ生まれのフリをしている可能性ありそうな印象。情報が少ないんだよなぁ(^^;。いずれにしてもアジアンタイヤの中でも確実にマイナーグループに属するブランドであろう。ナンカンやネクセンといった有名どころは値段も相応に高い(もちろん国産より全然安いんだけど)し皆使っててツマランからコレでいいや。

ポチッ。


↑手前が西濃運輸で届けられたサイロン君。西濃のオヤジに「おるかー」と言われるのを楽しみにしてたのに、佐川さんより丁寧な対応だったので非常に失望した(ぉ


サイロン君のサイドウォール。一目見て「ダサいロゴ」と思ったけどホイールに組み込むと悪くない事が判明。


トレッドパターン。回転方向指示なし。インアウトの指示あり。刻み込まれたロゴは良いと思ってしまった。


↑レイズのホイールに組み替えたV36スカイライン純正のトーヨー君。PROXES CT1の近縁だったかな。割と静かで割とグリップする、荒ぶるほどのパワーがない250GTにお似合いのタイヤ。さすが純正。


↑純正ホイールにはスタッドレススタッドレスも4スノーシーズン+1サマーシーズン(苦笑)なので、新調しないと雪山に行かれないのであります。やはりスタッドレスは3シーズンまで。今年はズルズルだった(^^;

履き替えた後の写真は、ちょっと体調悪くなったり雨降ったりで撮ってないので後日アップするとして、とりあえずファーストインプレッション。ただし、「純正ホイール+スタッドレスを4本積んだ状態」でのインプレなので、下ろせば印象が良いほうに変る可能性が高い。

1)静粛性

路面が良いところでは際立って静か。いやいや、純正のトーヨーより確実に静かですよコレ。荒れているところではトーヨーと似たり寄ったりという印象だが、「うるさいけど云々でコスパ高し!」と評されている事が多い他のアジアンメーカーと比べ静粛性で1歩先を行くってことじゃなかろうか。この点では選んで正解!

2)乗り心地

柔らかい当たりで悪くない。「RACE」なんて名前だけど、その実コンフォート寄りなのではないかな。うるさく細かい所を指摘すると、荒れた路面で抑えて欲しい細かい振動が、硬いまま伝わってくる点が惜しい。逆にインフォメーションとして伝わって欲しい動きはボケ過ぎる印象もあって、運転しやすさと快適性を両立しようとした場合「これは逆だ」と思った。まぁ、細かいことなんだけど。乗り心地はいいですハイ。

3)ハイウェイ

直進安定性高い。ガバっと踏んでも安定してる。「ああああああ、いいね良い良い!」って感じ?(^^;。レーンチェンジの反応は少し遅れる印象。あと、インターチェンジやサービスエリアの出入り口などで、ハンドル切ったまま速めの速度でギャップ越えした時のヨレが大きめだと思った。こういうのは剛性が低いって言うの?まぁ、意識しなければ気にならないレベルの話なんだけど。もちろんスタッドレス分の重量増で悪い面が増長されてる可能性あり。

4)峠

山梨から雁坂トンネルで秩父に抜けて飯能に帰ったのだが、トンネル前後の峠道が空いていた&良い塩梅に曲がりくねっていたので軽く攻めてみた。どうでもいいけどあんなトンネルに710円も払うのかよ...と思った>雁坂トンネル。すれ違ったのはトラック数台のみ。開通してからずっとガラガラなんじゃね?道なんて走らせてナンボだ。タダにしろタダに(^^;

ケツが重いという前提で、、お遊びの範囲なら問題なくグリップする。どこかで乗った車のエコタイヤなど「これは酷い」と思ったので、そういうのと比べたら普通だしマトモだし十分だ。純正のトーヨーと比べた場合、ステアリング操作への反応が遅れるという傾向はハイウェイと同じ。ループ橋の接合部でも、やっぱりヨレ方が大きいと思った。公道スピードでギャップですっとんだりはしないだろうけど、感じる程度の差はある。

5)総評

「Syron RACE 1」は、その名前と裏腹に乗り心地良く、静粛性が高いコンフォート向けのタイヤのようだ。意図したのか、剛性の低さから結果的にそうなっているだけなのか判らないけども(^^;。マイナーなブランドだけど、静粛性を重視するなら第一候補として良いんじゃないでしょうか。トレッドパターンも主張があって、好みが合えば良いと思う。うるさくてもいいから走りに振りたいって場合は、普通にナンカンとかネクセンが無難かもね。比べてないから判らんけど。

というわけで、国産との差はやっぱりあるけど、普通に走る分には問題にならない範囲の話。仮に寿命が国産の半分だったとしても、コスパの高さは疑いようがないなぁ。1本4千円!ですよ。有名メーカーを丸坊主ギリギリまで引っ張る位なら、サクっとアジアンに換えてしまったほうが良さそう。これらが今後も製品レベルを向上しつつ、徐々に市場に浸透していくって訳か。日本どうすんのさ(苦笑