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新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

MS版Flash「Silverlight2」Betaを試してみようとする

Silverlight2(←2.0(←1.1から改名)から改名)ではマネージドコードが動くようになって、単なるFlashキラーからRIA基盤の本命になりつつある感じ。Silverlightの提供するCLRはmini-CLRと呼ばれる(呼ばれていた)サブセットで、同じくサブセット的な.NET Compact Frameworkとはまた異なる構成になっている。Silverlight1.0でサポートされていたPowerPCは切り捨てられてしまったが、MacOS X用のCLRもMSが実装しているようだ。

気になるのはSilverlight2に搭載されるCLRがどのくらい「サブ」なのかだが、クラスライブラリのリファレンスをざっと見る限り「まぁまぁ」の充実度。例えば使用できるソケットはTCPクライアントのみだったりするので、スタンドアロンアプリの代替は厳しそうだが、これだけのものをMSの公式サポートの元にMacOS Xで動かせるようになるインパクトは大きい。機能拡充よりもMaxOS版やMoonlightのポーティング作業の進捗を優先してるのかな?と勘ぐってみたり。

SDK
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=4e03409a-77f3-413f-b108-1243c243c4fe&DisplayLang=en

SDKのドキュメント:
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=1840CAB5-196C-4264-B55D-562242A72625&displaylang=en

VisualStudio2008用の開発ツール:
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=e0bae58e-9c0b-4090-a1db-f134d9f095fd&DisplayLang=en

開発には現時点ではVisual Studio 2008の「Standard以上」が必要らしいので、まだ試してない(^^;。今週中にはProfessional版が使用できるようになる予定なので、それまでおとなしく待つしかないか。つ〜か、SDK単体ではコマンドラインでの開発すらできそうにないというのは...。SDKの単体配布の意味あるんだろ〜か??(^^;

ちなみに、開発ツールのページによると、

Note: This release will not work with the Visual Studio 2008 Express editions.

「このリリースは」動きません、という表現になっているので、今後のリリースではVisual StudioのExpress版でも開発ができるようになる可能性はありそうね。

しかし、、Javaはもう10年以上前からマルチプラットフォームで動作していてRIAを支配できる可能性を秘めていたにもかかわらず、結局鳴かず飛ばずのままになっちゃうんだろうかねぇ(^^;