我が家には「仕事用」として仕立てた部屋があるが、ここしばらくは腰を据えて臨む会議で使うのみ。リビングに居れば犬も喜ぶし、お茶にもお菓子にもすぐに手が届く。何かと快適なので自然と居座ってしまった。一方、妻ちゃんが大学(通信メインの学科)に通い始めたので、授業を受けたり論文を書くために仕事部屋を開放することにした。こうなると完全にリビングが定位置となる。
リビングの作業環境は15インチのノートPCと13インチのモバイルモニタの組み合わせだった。特に不便もないのだが、クソしょぼいキーボード*1が原因と思われる「テニス肘」を患ってなかなか治らないこともあり、ちゃんとしたモニタとキーボードを揃えることにした。
現在の環境はこんな感じ。21.5インチモニタ、テンキーレスキーボード、小型スピーカーの3つが新調したものだ。ダイソーの発泡ブロックでL字型の土台を作ってノートPCの位置をかさ上げし、キーボードの下をマウスのスペースにしてるのがポイントだ。2枚のモニタの位置関係を最適化できるし、フットプリントも最小化できるので、このレイアウトがノートPCを据え置きで使う場合の最適解だと思っている。
↑リーズナブルなフィリップスの21.5インチ液晶モニタ。「IPS方式」「狭額縁」「できればスピーカーレス」という条件で探した。少し古いモデルなのでDisplay Portがないが、それを省けば機能や性能には何ら問題なし。デザイン性が高く、特にスマートなスタンドはモニタ下のスペースが有効利用できるのが良い。HDMIが2入力だったり、狭額縁だったり、価格の割にイケてるよね。VESAスタンドとの相性があるらしいので、VESAスタンドを使う人にはお勧めしない。
↑エレコムの小型PCスピーカー。「USB1本で接続(USB DAC内蔵)」「モニタの下におけるサイズ」という条件で探した。サンワサプライにも似た製品があったが、気休めながらリア・ダクトがあるこちらをチョイス。真っ当な音かと問われると悩むが*2、ノートPCのスピーカーと比べたら相当マシなのでわざわざ買う意味は十分ある。それなりに単体でバランスが取れているので、再生側のエフェクトはOFFが良かろう。発音時のプチノイズが惜しいが*3、個人的には我慢できる範囲。
↑ロジクールのコンパクトなキーボード。「テンキーレス」「メカニカル」「1.5万円以内」の条件で探した。同価格帯のメカニカルの中ではデザイン性も高くコスパが高い。お勧めである。個人的にロジクールのキーボードとは相性が悪いのだが*4、この子は赤軸かつコンベンショナルなキートップなので、過去に愛用したアーキサイトやFILCOの赤軸キーボードと同様快適に使えている。逆に言えば「ロジクール風」を求める人には向かない。
。。。というわけで、妻ちゃん用の環境もテーブルの対角線上に全く同じ構成で構築したのでリビングの景色がオフィス然としてしまったが、「飯を何所で食うか?」という問題を省けば快適である。なんにせよ、久々に真っ当なキーボードの快適さを思い出した次第。
なお、妻ちゃんも仕事や授業などがない日はリビングで1日中カタカタやっている。「コロナ禍の在宅ワークで家族の不仲が増長した」みたいな話も聞くので、1日中顔を突き合わせていてもストレスのない間柄で居られるのは幸せなことかもしれんね。