俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

#スズキ #アルト に乗って次の車に思いを馳せた話

愛車「NV350キャラバン」のスライドドアを盛大に凹ませてしまい、近所の板金屋さんにて修理。代車としてズスキ「アルト」を2週間ほどお借りした。先々代(7代目)HA25S型の「F」グレード。乗用としては最もベーシックな車の最もベーシックなグレード(正確には下に「E」グレードがあるが装備的に明らかに一般向けではない)である。この世代だとCVTではなく4速オートマチックで、もちろんノンターボ。9.7万キロ走行の個体だ。





近代的な便利装備は皆無で不便だが、そこは世代的な問題。それより「ちゃんと走る子」という印象が強く残る。トルクステアを強く感じる場合がある事を省けば、100km巡行も含めて特に不満なし。かなり軽快に走るので望外に楽しめた。ロードノイズ、小ぶりなシート、見切りの悪いフォルムなど、普通車然とした最近の高級(?)軽自動車と比べてしまうと厳しいが、ターゲット層と当時の価格を勘案したら黙るしかない。

現行型では安全装備が充実して結構値上がりしてしまったようだが、それでも

1人1台の生活を支える偉いヤツ

なのである。素晴らしい。本気で結構好きになったよ。

さて、借り物の車に犬を載せるのはどうかと思ったのだが、動物病院に行く必要がでてきてしまったので否応なく載せてみることにした。(もちろん敷物を敷いて載せた上で、掃除もしっかりしてお返ししました。念為。)

結論としては、リアシートを倒した状態で30kgの大型犬を載せることが可能。ただし、乗り降りの際に開口部の高さが問題となった。ハッチはギリギリ飛び乗れる高さだが間違いなくバンパーが傷だらけになる。リアドアからの乗降は少し難しそうだ。それでも一旦載せてしまえば布団の上でお寛ぎモードに。長距離移動も可能だろう。「乗降問題をクリアできれば箱バンではない車もアリ!」との感触を得た。

もっともアルトでは2人乗車の状態でもラゲッジは犬だけでいっぱいになってしまい、3~4人乗車はおろか人間の荷物を載せる事も出来ない。高さは問題ないが、面積が必要なのである。仮に箱バンから卒業するとした場合、

(1)4~5人乗車時の荷室面積が、2人乗車のアルト以上
(2)1~3人乗車時の荷室の奥行きが180cm以上(車内泊用)
(3)荷室高が80cm以上(アルトは実測で最大90cm)

この3つの条件を満たせれば「良し」となる。軽く調べてみた感じ、意外にもC~DセグメントSUVでは(2)が満たせない車が多い。全長が短いのである。下手をすると(3)が満たせない車もあったりする。所謂クーペSUVというやつだ。一応SUVなので全高はそこそこあるのだが、最低地上高もあるので室内高が確保できないのだろう。「クーペSUVも格好いいカモ」とか思ったりするんだけど、シビアにチェックすると半端な部分が見えてくる。

なんでSUVってこんなに流行ってるんですかね?

箱バン以外で荷室の面積を稼げる車と言えば、やはりステーションワゴンになるだろうか。ステーションワゴンなら開口部の低さも期待できる。国産ではカローラシャトルレヴォーグ、マツダ6がしぶとく生き残っていた。カローラシャトルはとりあえずおいておくとして、要するに「レヴォーグ vs マツダ6」なのである。ふーん。日産にもステージアがあればなぁ、、、などと無い物ねだりをしていても仕方ないので調べてみる。

いずれも(1)と(2)は問題なさそう。後席も快適そうだし、好みか否かはともかく質感も高いし、これなら質実剛健箱バンから乗り換える意義は十分ありそうだ。だが(3)が満たせるのかが判らない。商用車ならカタログで荷室の寸法が判るのだが、乗用車は「〇リットル」みたいな使えない数値しか出てこないんだよね。最終的には実車を見てみるしかないか?

。。。などと微妙に盛り上がったところでNV350が退院してきた。アルトさよなら。そして箱バンやっぱサイコーっすな(ぉい)。

乗り換えた直後にアルトのつもりでカーブに突入して「オワー!」となったのはナイショ。