俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

京都と奈良で行った店メモ。食い物だけ。

久しぶりに旅行メモ。次回行く前に見る用の再訪すべき店リスト。

(コロナ禍における旅行については「新株の普及期を省き移動そのものにはリスクがない」という考え方に基づき判断している。ご理解いただける方もご理解いただけない方もヨロシク。)

京うまれごはん日和四条西洞院店「京彩中華」

gohanbiyori.com

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地下鉄烏丸駅からすぐ。京の素材を使った中華のお惣菜やお弁当のお店。テイクアウトして宿で食べた。美味しかったので最終日にも弁当を買って持ち帰り家で食べた。ビッグな鶏のから揚げがサイコー。絶対にまた行く。

ル・プチメック OMAKE

lepetitmec.com

京都発祥のブーランジェリー=パン屋さん。行ったのは工場併設でコンパクトな「OMAKE」。ここも美味しくて滞在中に何度も行った。帰りがけにも寄って車で頂いた。絶対にまた行く。

京都たこ壱 四条油小路店

kdu5204.gorp.jp

たこ焼き屋さん。店内で飲めるスペースありだがテイクアウト。ほかのお客さんもテイクアウト。偉い。ソースから卒業したたこ焼き「へんこ焼き」推しのようだが普通のたこ焼きを頂く。出汁が効いて美味い。絶対にまた行く。次回は飲める状況になってたら良いな。

ホリーズカフェ 四条室町店

hollys-corp.jp

普通に今風のカフェ。店内が広くて明るく密でないので休憩に最適だった。トイレの使用中ランプが遠くから見える親切設計。

dining HARIMAYA

kyoto-harimaya.com

掲示板でお値段が明確になっていて飛び込みやすい雰囲気に惹かれて訪問。ホンモノの料亭の味。カジュアルに本格的な料亭の味が楽しめるの素晴らしい。コロナ禍のためノンアルのみ提供。しかしアルコールで味覚を鈍らせるのは勿体ないかも。絶対にまた行く。

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麺処むらじ 祇園本店

www.facebook.com

ザ・和風な内装のラーメン屋さん。実は今回の京都の主目的(ええ!ラーメン?みたいなw)。鶏ベースのスープがあまりに濃厚で目が回る旨さ。にもかかわらずくどくは無い。麺も素晴らしい。現時点で人生における最上のラーメン。泊りがけで行く価値ある。ホントに。新潟もラーメンが軒並み激ウマで選択肢も豊富だけどこれは別物で競合する類ではないな。

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和栗専門 紗織

wagurisenmon-saori.com

栗大好き妻ちゃんは再訪。初日の営業時間内に間に合わず発狂したので翌日は朝から再チャレンジ。巨大なアマビエ形状のモンブラン。甘いが砂糖の甘さではなく完全に栗。とにかく激栗。価格に見合う贅沢な逸品なのは間違いない。個人的には量が多すぎて臍から栗が生えるかと思ったが、激栗が好きな人は激幸せになる事ウケアイ。渋いお抹茶をセットにしたのでギリギリ食えた。また付き合う事になるだろうな。栗だけに繰り返し。

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和風レストラン三山

wafu-miyama.com

「コロナでなければ混んでいるんだろうな~」と思うロケーションにあった食事どころ。ローストビーフと角煮としぐれの乗ったひつまぶし。これは美味しかった。昼間だったのでビールを1杯だけ静かに頂く。サイコー!!

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La maison JOUVAUD KYOTO GION

patisserie-jouvaud.jp

フランスに本店がある洋菓子屋さん。「生ロカイユ」(パップラドンカルメみたいな形のお菓子)がゲロ美味しい。ケーキやチョコレートもゲロ美味しい。東京や名古屋にも店舗があるらしい。宿でスパークリンワインと共にいただく。

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コロナ禍における旅行の在り方について再考する。越境は本当に悪なのか?

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まず大前提として、新型コロナは「ただの風邪」ではない。事情がなければワクチンも打った方が良い。これはもう単純な確率論である。

さて、引き続き県境を跨ぐ移動を控えるよう要請されているが、その意味はあるだろうか?越境制限とは、要するに水際対策である。あるエリアで発生した感染症がエリア外に広がるのを防ぐ事を目的とする場合と、エリア外で広がった感染症をエリア内に持ち込まない事を目的とする場合がある。いずれにしても、現在主流のデルタ株は既に全国に広がった状態なので、県境で水際対策を行う理由は見当たらない*1

例えば、この状況下では「近所で10人とすれ違う」のと「出かけた先で10人とすれ違う」のではどちらが感染拡大のリスクが高いだろうか?流行しているウイルス株はどこに行っても同じなので、仮にそれぞれの地域の感染率が同じだと仮定すればリスクは同じだ。人の心として「他所からウイルスを持ち込んでくれるな」「他所のウイルスを持ち帰ってくれるな」という気持ちは当然なのだが、理屈では同じなのである*2

もちろん、移動の結果として「生活圏が違う者同士が集まって騒ぐ」としたらそれを防ぐ意味は大いにある。会食や集団形成が感染の要因なのは間違いないし、例えば帰省して久々に会えばお酒が進んで話が弾むのは無理からぬ。また「過密都市圏への移動」も防ぎたいものだ。密を避けられない場所に行くこと自体が高リスクだし、ただでさえ減らせていない人流を増やす方向に働いてしまう。

要するに「移動先でどう行動するか?」と「どこに移動するのか?」の2つが問題なのである。越境するか否かはリスクの高低には関係がなく、手段と目的地を選べば移動する事そのものにリスクがあるという訳でもない。私は以前GoToトラベルを称賛しているのだが、それもこの考え方が根底にあるからである。

「帰省」は「生活圏が異なる人に会いに行くことが目的」なので当然宜しくないのだが(親戚大勢で集まったりせず、親に顔を見せて墓参りする位ならリスクは低いと思うのだけどね。なぜ宴会がセットになってしまうのだろう。)、同じ「旅行」であっても「生活圏が異なる人が集まる旅行」や「宴会が目的に含まれる旅行」と「生活圏が同じ人だけで行く新しい生活様式に沿った旅行」は分けて考えなければならない。

という訳で、

・生活圏が同じ人(同居人か頻繁に往来がある家族)のみ。
・基本的にマイカーで移動する。
・過密都市や離島など極端な環境の場所に行かない。
・可能な限り密を避ける。
・外食は店を選び時間をずらす。
・テイクアウトを活用しお酒は部屋で楽しむ。

といった基準に沿いつつ、GoToトラベルが休止となった後も(デルタ株の普及期を省いて)旅行を継続している。このご時世、私の考え方や行動が受け入れられない方も多かろう。余計な事を言わずに黙ってやってれば良いのに!と思わなくもない。しかし、Twitterで旅行アカを批判してるような人を見かけると「旅行=宴会」みたいな価値観の持ち主なのか議論が嚙み合っていなかったりするのだ。ここで、強く「旅行≠宴会」だと主張しておきたい。

コロナ以降、旅行先で酒盛りをして騒ぐ賑やかな方々に遭遇して嫌な思いをしたことは皆無である。居酒屋などは避けているし、ツアー旅行が壊滅状態である事も大きな理由だと思うが、観光地の食事処や宿泊施設の食堂などでも同様。当然のようにマスク・消毒・密回避・黙食の基本も守られている。コロナ禍において旅行をする者同士、大切なことが自然と共有できていると感じるのである。

楽しい時間を過ごさせて頂くついでに、多少なりともこの困難を乗り越えるための一助になるなら最高だろう。

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*1:物理的に隔離されていたり、医療体制が脆弱でゼロリスクが求められる離島や過疎地は例外で、水際対策が常に重要だ。

*2:もちろん実際には地域差があり、感染率だけでなくワクチン接種率や住民の年齢などによっても結果は違ってくる。だが、それを国で区切るのか?都道府県で区切るのか?市町村区で区切るのか?という違いなのである。何所に居ても明日すれ違う誰かがノーマスクの感染者である確率など運次第。自分が感染源となる場合も、対象が地元の人と旅先の人ではどちらが罪深いのか。全く外出もしない生活となれば話は別だが、それなりに外に出る日常生活を送っている場合には大局的に見て変わらないと言って良い。

自宅の #FTTH を #v6プラス に変更して #IPv6 レディーになった話

ADSL時代から長いことお世話になっているプロバイダに「使いすぎ!来月から制限かけるぞ!」というお叱りのお手紙を頂いた。職業柄それなりにヘビーな使い方をしている自覚はあったが、この手の警告を受けたのは初めて。

どのくらい使ったら警告を受けるのか?という情報は公開されていないが、『FTTHにサヨナラできる?携帯大手が始める5Gルーター新サービスの可能性(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)』によれば

「我が国の固定系ブロードバンド契約者1契約当たりのダウンロードトラヒック、1契約あたりのアップロードトラヒック」として推定値が出ている。これによると、ダウンロードトラフィックは1カ月当たり約174.6GB、アップロードトラフィックは1カ月当たり約20.3GB。合計で約194.9GBとなる。

だそうだ。警告を受けた前の月には普段の通信に加えて約500GB位のファイルをダウンロードしていたので、200~600GBの間あたりに閾値があるということになろうか。うん、幅がありすぎで役には立たないですな。

お手紙には、続けて「従来の『PPPoE接続』から『v6プラス』にすれば制限かかりませんよ。」とあった。v6プラスは気になっていたが、自宅サーバでのWeb公開ができなくなるので避けていた。正確には、IPv4アドレスが不特定多数と共有となり、公開可能なポート番号がユーザー毎に固定となる。TCP80番と443番を公開してWebサーバを運営することはできない。

v6プラスにすることの見返りは、(1)混雑時の速度が速くなるかもしれない、(2)IPv6によるインターネットアクセスが可能になる、(3)プロバイダによる通信速度制限が回避できる、の3つである。

(1)はケースバイケースらしく、解り易いメリットを提示してv6プラスへの移行を促す意味合いが強いと思っている。

(2)のメリットは今はまだほとんどないが、既にエンドユーザーはかなりの割合がIPv6レディになっているそう。サーバサイドのIPv6対応が数年後に急加速しそうな予感はする。最終局面では、IPv4オンリーのサイトがGoogleの検索結果で上位に来なくなる...なんて事になるかもしれない。

(3)は今回初めて知ったメリット。v6プラスの回線サービスは JPNE が提供し、プロバイダはただのリセラーとなる。JPNE は今のところ通信量による速度制限などをかけていないのだろう。将来に渡ってそのままかどうかは判らない。

v6プラス(とそれ以外のIPv6接続サービス)について、無償で公開されている以下のPDFが非常に良くまとまっている。ネットワークに関わる事があるエンジニア諸兄は目を通すことをお勧めする。v6プラスを使うかどうかに関わらず発見があると思う。

www.jpne.co.jp

さて、重い腰を上げてプロバイダのサイトで移行の段取りを確認していたら、期間限定で市価5000円程度のv6プラス対応ルータを990円で頒布してくれるという。コストをかけてユーザーをv6プラスに移行させるメリットが、プロバイダ側にはあるようだ。

この格安ルータ提供が最後の一押しとなりv6プラスへの移行を決定した。

初めてv6プラスで接続すると従来のPPPoEが使えなくなる仕組みで、移行時のダウンタイムは最小限だった。「対応ルータを回線に接続するだけで設定が完了する」というのに驚く。ユーザー名とパスワードすら入力する必要がない。Wi-FiSSIDを変更しなくても我慢できるなら、ルータの設定画面を開く必要もない。今後はこれが当たり前になるのだと思った。

速度は、最大で下り250Mbps程度、上り450Mbps程度出るようになった*1

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https://www.speedtest.net/ での測定結果

また混雑時間帯に重いと感じることがなくなったかもしれない。IPv6アドレスを持ったWebサーバにアクセスしてみたところ、ちゃんとIPv6で直接アクセスできた。これはこれで今後役に立つと思った。サーバ側のIPv6対応も徐々に提言していこうかな。

自宅サーバによるWeb公開はどうしたのか?というと、以下のような構成で継続することにした。

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クラウド上に仮想サーバ立ててVPNサーバとリバースプロキシを動かす。自宅サーバから常時VPNを張っておき、リバースプロキシを介して自宅サーバのWebサーバを公開している。クラウドに直接コンテンツを置かないので、仮想サーバはCPUもメモリもストレージも最小限で済むわけだ。自宅外から自宅サーバへのアクセスも、VPN経由で確保される。

今更ながら、難儀しそうだと思っていたIPv4からIPv6の移行は着実に進んでるのだ、と思った次第。少なくともエンドユーザーのユーザー体験としては、完全にシームレスな移行が可能な仕組みが既に整っているのである。

*1:初出時に「上下とも150~200Mbps程度と戸建て用FTTHとして十分だ」としていたが測り直したらもっと出てた。計測サイトや時間帯にもよるよね。

#熱中症 で #救急搬送 されてしまった時の話。

medley.life

新型コロナで大変な時期にやってしまった。しかも越境して出かけた先である。大変申し訳なく、自戒を込めて記録しておく。

面倒を見て頂いた現場に限れば医療の逼迫とは程遠く、お世話になった救急担当の方々も良い意味でほのぼのした雰囲気で余裕が見て取れた事は幸いだった(もちろん処置は超テキパキですよ!念の為)。厄介になる側としては心が楽になった。もちろんお礼はいくら言っても言い足りないのだが。

(年に1回のペースで病院絡みのエントリーを上げてる気がするね。注意力散漫なのか体が弱いのか(苦笑))

要約

熱中症は「暑い→汗だく→喉乾く→頭痛する→倦怠感→足攣ったりする」というように、ある程度の時間をかけて段階を経て悪化していくものだという固定概念があった。休息や補給のタイミングを計る余裕があることを意味するので、「放置さえしなければ搬送には至らない」と思っていた。

ところが、今回はその余裕もなく急に動けなくなり搬送となってしまった。自覚がなく普通に動ける状態から、いきなり動けない状態になったのである。また、体調如何でお年寄りと同様に暑さへの感度が下がった状態になることもあるらしい。これには気をつける必要がある。

前提条件

私の暑さ耐性は世間の平均をかなり下回る。そうと気付くまで「夏は誰もが頭痛になって具合が悪いもの」と思っていた。逆に寒いのは平気なので冬は活発に活動するのだが、夏だって冬と同様フィーバーしたい。というわけで暑い中で活動するコツもそれなりに体得してきて、真夏に自転車で遠乗りすることもある。もちろん何をするにも無理せず対策を怠らないのが基本だが、いざ動き出すと制御が効かない性分でもあり、月に1~2回はダウンする。いつかどこかで熱中症でやらかす予感はあった。

前々日から始まった失敗

夏の暑さにも定評がある、内陸部のある街に1泊しに行く予定であった。妻ちゃんが所要でその2日前から滞在しており、車でお迎えに行くついでにちょっとだけ観光する目論み。片道600kmほど。この季節のイベントなので十分に体力を温存すべきなのだが、連休と一人の時間に浮かれて前々日から前日にかけて暑い中を動き回ってしまったのである。

調子に乗りすぎたと気付いたのは前日の夕方。急速に動けなくなり、頭痛と眩暈と体に熱の籠るいつもの感覚。これは2日間寝込むコース。横になったが後の祭りだった。良く眠れず寝不足にもなってしまう。ただ、車での一人旅はエアコンを勝手気ままに調整できるし、休憩も必要なだけとれる。ゆっくり行けば復活するかもしれない、との思いで予定より早く出発した。

速度控えめ休憩多めで、予定していた時刻を過ぎた頃に到着した。妻ちゃんと合流する。頭痛だけは解消していたので街に出てみたが、暑い中を歩くのが辛くフラフラする状態。事情を説明して呆れられる(妻ちゃんは私の特性を私よりも理解している)。「とりあえず寝て休みなさい!」ということで、宿で食事をとりシャワーを浴びて23:00頃に就寝。

搬送までの経緯

9:00頃に起床。「すごく良く寝た!復活した!マンモスラッキー!」という感想だった。

(この時点で「体の状態」と「感覚」が既に食い違っていたのだと思う。長年の経験が「2日間寝込むコース」だと結論付けていたのだから。)

妻ちゃんは半信半疑。だが私の感覚的には「完全復活!ヨシ!」なのである。食欲もある。予定通り行動することになった。暑さ対策に万全を期して11:00頃に出発。強い日差しながら、日傘のおかげかそれほど暑くなく、汗もかかない。「気温は30℃いかない程度か。まだ午前中だからな。」などと考えながら歩く。市街地を抜けて坂道を登る。途中でかき氷など食す。十分な補水や休憩は実施していた。

そしてとある観光ポイントに向かう、長い階段の下あたりで妻ちゃん停止。冴えわたるシックスセンス

妻ちゃん「ここらで帰ろっか。」
私「なんで?」
妻ちゃん「なんとなく。暑いでしょ。」
私「暑くない!上まで行きたい!!」(←バカ)
妻ちゃん「結構暑いよ?」

結局そのまま頂上まで登り切った。いや、登り切ってしまった、というべきか。一旦停止して景色を眺め、さてここからどう動くかな?と話しながら歩き始めたとき、変な息切れと軽い動悸を感じてマスクを外し深呼吸した。その直後、景色が斜めになりはじめる。「眩暈!」と反射的にしゃがむ。

何度か立ち上がろうとするが、浮遊感があって安定せずまた腰を下ろす。さして暑くもないので「納得できない。。。」と思いつつも、状況的に熱中症以外の原因は思い当たらない。フラフラしながら間近の日陰に移動して座り込む。水分を採り、妻ちゃんが濡らしてきたタオルを頭上で絞って冷やす。定かではないが10分ほどだろうか。静かにしていたが回復しない。

こちらを伺っていた施設の方が心配して来てくれた。塩飴を頂く。少し落ち着いた気がして立ち上がる。浮遊感が残るが直立できたので歩き始める。良かった。降りて休もう。しかし、10歩ばかり進んで先を見据えた時、再びその場で座り込む。さきほどより酷い眩暈。体が安定を求めて地面に手をついたが、鋭利な砂利なのに感触が鈍い。耳が遠くなり、手足が痺れ、吐き気がした。手の震えに気付き、指先を見つめた視野が次第に狭くなる。

「ヤバい」だの「死ぬ」だのは思わなかったが、「この調子では帰れない。困ったな。」とは思った。

妻ちゃんと会話したと思うが内容が思い出せない。傾いた視界に駆けていく彼女の背中が映り、騒動になるのだと思った。気付けば3~4人がかりで脇や首や頭を山盛りの氷で冷やして頂く体制。申し訳ない事に顔を見る余裕がなかった。「氷が豊富にあるんだ。」と思った。頂いたポカリは満足に飲めずじまい。砂利が痛そう、との心遣いで椅子が用意された。補助を受け力を絞り出して座り、背もたれに上半身を預ける。前後から支えられたまま、時間が経過していく。至れり尽くせり。「救急車来るよー。」と聞こえた。

しばらくしてサイレンが聞こえてきた。視線を動かす。目に入った誰かの腕時計が14:20位だったのを覚えている。救急隊が到着。椅子に横付けされたストレッチャーへ、半ば引っ張り上げられる格好で乗り移る。隊員に促されるまま仰向けになると、諦めに近い安心感でスーッと気が遠のいた。周囲への感謝の言葉は声としては出なかった思う。その後、ガラガラガシャンと救急車に搭載され、続いて妻ちゃんが乗り込む...という場面があるはずだが記憶にはない。

次の記憶は、既に走り出していた車が大きく揺れた場面である。吐きそうになって「揺れると出てしまう」という意味の事を言ったが、我ながら呂律が回っていないと思った。エチケット容器をあてがわれて、遠慮しないよう言われる。さらに揺を抑えるため体を腕でホールドしてくれた。非常にがっしりした上腕が印象に残る。私が女性ならば惚れてしまうところ。その腕の向こうに妻ちゃんの姿を確認し、何か言おうとしたが駄目だった。

体温などの指標を伝える会話が飛び交うのを聞きながら、吐き気を抑える努力を続けていた。渋い顔をしていたに違いない。吐いてしまえば楽になるかもしれないが、向かい合って抱えられている状態で申し訳ないという気持ちが勝った。その余裕があるのだから大丈夫だと思うと同時に、耳に入った体温の値が平熱だった事に違和感を覚えた。「熱中症ではないか?何だ?」と考え始めたが、吐き気の波が収まった頃に疲れて目を閉じた気がする。

救命救急での処置

気付いたら病院だった。ベッドに移された直後と推察される状況。何度か名前を呼ばれ返答した。風邪症状の有無を問われ首を横に振る。ライン確保からの採血と輸液、瞳孔確認、手指や胸部へのセンサー類の装着、コロナのPCR検査、体温計測などが同時進行していく。「速い!」という感想。「体温が低いの服がずぶ濡れだからだ。冷やせ言うてもやりすぎやねー。」「お腹だけ毛布かけとこか。」みたいな会話が聞こえた。正面の壁の天井近くに時計を見つけ、目を細めると15:00を回っているようだった。ここで眼鏡が外されていると気付く。

PCR検査の結果が出たら頭部CTを撮る、との説明に無言でうなずく。「血液は〇〇〇(聞き取れなかった)。」「輸液全開にしてー。」みたいな会話が聞こえて、執刀医役の俳優が「輸血を全開にしろ!」と叫ぶ医療ドラマの一場面を連想する。「(何かを)外すからね。」と言われて返事をしたが理解していなかった。恐らくセンサーの類だろう。その後、急に静かになった。キーボードをたたく音だけが響き続ける。左腕に輸液の冷たさを感じた。長いことボーっとしていたと思う。眼を開いていたのか閉じていたのか。

静寂を破る「インセイ!」の声で「ハッ」となった。続けて「CT連絡入れた?」「準備してるからゆっくり来い言うてた。」「あはは。」「担当〇〇ちゃんやねー。」みたいな会話が聞こえた。「良い雰囲気の職場だな。」と思って見回すと、スタッフは美人揃いだ(ボケた視界のマスク+シールド姿だが確信)。ベッドのままCT室に移動すると告げられ、先ほどの声がPCR検査の結果「陰性」と伝えたのだと理解。確かに陽性では院内の移動も制限されよう。その場合どうなったのか?

この時、体調が著明に良くなっていた。余計な考察をし、雑談に応じ、こちらからも話しかける余裕があった。移動中の通路に妻ちゃんが座っていた。手首だけで手を振ると振り返されたが、眼鏡がないので表情までは判らなかった。2度目の眩暈からここまでの間、彼女がどんな顔で何をしていたのか、どんな言葉を発していたのか、ほとんど覚えていない事に気付く。ただ、慌ただしく動いていたであろう事だけは想像できた。

CT室に入った。ベッドからCTへの移動を自力で行い回復アピールしたが、CTの後に吐き気が復活してしまう。撮影中に頭が少し低い状態が継続したり、息を止めたりしたからだろうか。部屋に戻る途中で良くないことが起こりそうになって、慌ててベッドの頭側を上げてもらった。戻った後に、ラインから吐き気止めを静注。完全とはいかないと悟るが、それでも搬送前の状況を考えたら信じられないほどの回復。治療の効果は絶大だった。

戻ったのはERではなく診察室らしき部屋。ベッドの脇に妻ちゃんが案内されてきた。怒るでもなく取り乱すでもなく淡々と物事に対処できる彼女は、感情的で落ち着きのない私とは正反対の存在。正直ホッとする。仕切りを挟んで隣のベッドからドスの利いた男性の声。会話から循環器系を病まれているようす。「また止まりそうになったら頼んますわ。」との発言に対し「間に合うと限らんで。薬飲んでくださいよ。」と半ギレで返す女性の医師 or 看護師。妻ちゃんと目を合わせ苦笑い。

静かになり、しばらくウツラウツラする。ふと輸液の容器を見ると「そろそろ終わるな?」という残量のように見えた(まだ眼鏡がない)。そこへ男性の医師が現れた。コロナ陰性(まず最初にこれが来るのが今時だ)、心電異常なし、頭部CT異常なし、血液検査も奇麗なものだが脱水だった。中程度(II度の意味?)の熱中症の所見、眩暈や痺れなど繰り返すようなら精密検査したほうが良い、という説明だった。

食べられそうになければ糖分を点滴するがどうするか?と問われる。吐き気止めが効いたのか、気分に問題はない。「たぶん食べられます。」と回答。口調と思考が明瞭になった事を意識する。左腕のラインの針を抜いてもらい、薬の処方をもって処置終了。眼鏡をかけてベッドから降りた時、時計は17:30を回っていたと思う。事実上の主担当だった看護師に感謝を伝え、会計を済ます。ゆっくり歩いて屋外に出た時の感想は「あっちぇ!ここ何所だ?」だった。

その後

すぐに馴染みがある駅の間近だと判明。近くのカフェで、この後の行動について話す。「とにかく休む。運転しない。できれば近くで宿泊して欲しい。」というご神託であり、近隣で宿泊する段取りを進める事になった。まぁ、言われなくともお互いに運転する気にもさせる気にもならなかっただろう。確保した宿で食事して就寝。熟睡した。翌朝は全快とはいかないものの(当たり前)日常行動に支障なく、買い物などする。気温は前日より低かったが、普通に暑くて汗もかいた。明るいうちに発ち日付が変わる頃に帰宅。

暑さ耐性の低さを再認識させられた失敗イベント終了。まだまだ炎天下に出ると体が余裕がないと訴えてくる。完調となるには日数を要しそうだ。

何が起こったのか?

後から聞いた話では、倒れた時の現場の気温は実測で35℃だったそうだ。木が生い茂って風通しが良い高台の観光スポットである。どう考えても周囲より涼しい環境なので、通り抜けてきた市街地や坂道はそれ以上の高温だったのではないだろうか。私はそこを「暑くない。汗も出ない。」などと思いながらノコノコと歩いていたのである。

「暑いにもかかわらず暑く感じない」という現象はお年寄りに多く、加齢による衰えで避けられないそうだ。もちろん私の年齢はその領域には全く達していないのだが、あの日は間違いなく暑さを正しく感じることが出来ていなかった。また「暑いにもかかわらず汗をかかない」のはIII度の熱中症の代表的な症状で、放置すれば大変な結果に繋がる。出発した時点で既に熱中症だった=やはり回復していなかった?

前日までの無理が祟ってダメージが蓄積した結果、神経も汗腺もマトモに働かない状態だったのだろうか。「完全復活」だと誤認識する程度に、思考も異常検知能力も落ちていたのか。とにかく体温に近い気温の中、暑さも苦痛も自覚せず、普通に動き続けることが出来てしまった。暑さ対策を欠かさなかったとはいえ、熱中症の体で炎天下を3時間歩き、仕上げに長い階段を登ったわけだ。これはダメかもね?(ダメでした!)

どこかで気付いて引き返す事ができなかったか?まだ解が見いだせていない。「暑いのに汗が出ない」なら異変だろう。しかし「暑くないし汗も出ない」のは普通ではないか。「無理をした」以外のミスがあったとすれば、事前に把握していた予想最高気温と体感温度の食い違いに疑問を持たなかった点である。真夏の11:00に出発したのだから、いつまでも「まだ午前中だから涼しい。」と考えていたのは能天気も良いところだ。

最後に

現場の方、救急隊の方、病院の方、妻ちゃんにはお詫びとお礼を申し上げたい。今後はより慎重に行動したいと考える次第。それと同時に「おかしい時には遠慮せず周りを頼るべきだ」と思う。仮に単独行動の時に誰も居ない場所で似たような状況になって「その場で休む」とかやってたら、ヘタすると死ぬんじゃないだろうか。本人は本気で暑くないつもりだったので「実は35℃だった」というのはちょっとしたホラーである。

蛇足

現地の方のセリフが関西弁であることからも判るように西の方での話でした。思い出すほどに、人の優しさが身に染みるm(_ _)m

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往路の車内にて。五平餅を食べるために30kmほど長い経路をチョイスした辺り調子こいてたよね。

#ミノウラ のハイブリッド #ローラー台 #FG220 専用のクロスバイクを導入した話

新潟の冬は自転車を乗り回すことができないのでローラー台を買ってみた。


選んだのはこれ。フロントホイールを外して設置するのでコンパクトだし機能も性能もライトユーザーには十分ということである。ただ愛車はミニベロのTern Crestなので、このローラー台との組み合わせは不可。ローラー台で使えるフツーのバイクを買わなくてはならない。順番が逆ですな。

これを機に真っ当なロードバイクを買ってみようか?とも思ったんだけど、ローラー台を使う度にタイヤ交換するのがメンドクサイな~とか思うし、ローラー台を2階に置いたらバイクを持ち上げないといかんことに気付いたので(あり得ん!)、やっぱりローラー台専用に安いバイクを買うことにした。

700Cでフロントエンド幅が100mmなら大抵大丈夫だよね。ということで、


これを買ってみた。格安クロスバイクの中では評価が高め、軽い、営業所受け取りで更にお安い、という辺りが決め手。一応フロントエンド幅を事前に問い合わせて間違いなく100mmであることは確認した。ギアも希望通りリアだけなので文句なし。段数は要らんからな。フロントあってもメンテが面倒だし。

ちなみに、このクロスバイクは普通にクロスバイクとして使う場合にも良さそうな品だった。ブレーキレバーとかシフターとか価格なりだけど、一応キャリパーブレーキだし何より軽い。フレームはもちろんホイールが嫁さんのクロスバイクより全然軽いのだった。その辺のチェーン店だと3万くらいするグレードなんじゃないか?タイヤの空気圧が低いのも(英式バルブでした)普段使いには向くよね。

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サクッと(安物15mmレンチが壊れてしまったので買出しを余儀なくされたけど)完成した。自転車弄るのも慣れてきたわ。ローラー台専用なのでブレーキもライトも反射板も全部とぱらってやったらすっきりして大変好ましい。

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フットプリントも最小限かな。固定式ローラーだとタイヤの後ろにはみ出すもんね。フィットネスバイクよりはデカいが圧迫感がないのが良い。

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グリップはTern Crestが標準装備していたバイオロジックに交換してみた。感触良好。

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タイヤはトレーニング用の23Cに交換。チューブも交換。


買ったタイヤはコレ。バイク本体のロゴの色が赤いので色が主な理由でゴリックスをチョイス。安いってものあるけど。


ド定番のシュワルベは青いのである。ゴリックスを使い切ったらシュワルベにしてみようかな。

感染拡大地域における #GoToトラベル 一時停止措置に思うこと #コロナ #GoTo

www.nikkei.com

私はGoToトラベルは大変良い施策だと考えているのだが(後述)、大波といえる第3波が来ている現状を考えると致し方ない。とはいえGoToトラベルは第3波の主要因ではない。7月以降にGoToで旅行した人は延べ3138万人(10/15時点)。そのうち感染者数は僅か131人(11/9時点)だという。

www.jiji.com

感染者数の算出方法がハッキリしないのでこの数字を懐疑的に見る向きもあるが、7月に開始したGoToが要因だとすれば

8月中には感染者数が増加していたはず

なのである。この1点だけ見てもGoToが主要因でない事が明白だ。感染爆発の時期から逆算すると、10/1に実施された入国制限の緩和のほうが疑わしいだろう。

www3.nhk.or.jp
www.yomiuri.co.jp

とはいえ10月の入国者数2万人という数字が、第3波の主要因たりえるほどの人数なのかは判断がつかない。入国した人の移動先をトレースするような仕組みが欲しい気がする。果たして感染爆発している地域への移動が多いのかどうか?

同様に10月から「東京がGoTo対象になった」というのもある。

www.nikkei.com

確かに東京における感染者の絶対数は多い。しかし人口比で考えた場合、10月時点で他の道府県と比較して極端に多かったという訳ではない。これも主要因とするには?が付く。

いずれにしても季節的な要因なども否定できない現状で、やたらと何かを疑って否定したり非難したりすることには本当に意味がない。GoToトラベルによる感染者数が4か月で130人なのだとしたら、それを止めたところで

1日当たり僅か1~2人しか感染者を減らす事ができない

というのが現実なのである。

diamond.jp

この記事では「(経済学の考え方として)市場価格の操作」を否定しているが、 今の特殊な状況下では価格はきっかけに過ぎず「行っても良いのだ」と思わせる心理的な効果が大きい。

「予算以上の経済効果」に加えて「サービス維持」と「消費者マインド回復」が実現できるのがGoToトラベルの良い所だ。トレーサビリティも(性善説に基づく部分はあるにせよ)個人情報ベースで確保される。

直接支援が正しいというが、どのような業種でもお金だけ貰い続けて何もせずでは供給側と需要側の両方が錆び付いてしまう。並の「経済学の考え方」では対処できない事態であり、常識にとらわれない柔軟な手法が求められるのではないか。

とにかく「感染拡大防止と経済活動をいかにバランスするか?」が課題なのだから、感染拡大防止の努力とGoTo(に限らずだ。同様の施策は今後も出てくる可能性が高い。)がトレードオフだとは考えず、両立させる工夫と努力が必要なのである。

個人的に京都、群馬、静岡、秋田、山形、青森とGoToしてきた。どこに行っても受け入れ側の大いなる努力はもちろん、旅行者もその殆どが当事者意識をもって適切に行動しているのを実感した。お互いの節度ある行動に、仲間意識すら感じる場面もあった。

正直なところ、仕事で月1回ほど訪れざるを得ない東京への日帰り移動のほうが危険を感じる。どうあがいても密を避けられない場面が多々あるからだ。常に過密な大都市での日常生活より、節度あるGoToのほうがリスクは低いかもしれない。

『気遣いは当たり前であり、節度のある範囲で旅は十分に楽しめる。』

上手にGoToを活用しているのはそういった価値観の人が多いのだろうと思う。「そんな息苦しい旅はイヤだ!」「旅行とは宴会だ!」という志向の方は、しばし我慢したほうが良いだろう。当たり前だが、工夫と努力は供給側だけではなく消費側にも求められる。

しかしながら『「行っても良いのだ」と思わせる心理的な効果』は、GoToするかしないかに関わらず「気の緩み」をもたらしてしまうという点は否定できない。以下の事例など最たるものだ。

www.sponichi.co.jp

すでに半年以上の長期戦となっている。GoToした先だけではなく日常生活においても慣れや油断が出てきている、と自覚する人も多いのではないか?新しい生活様式に沿わない行動は、GoToしようがしまいがダメなのである。

今回のGoToトラベルの一時停止措置は、このような気の緩みに対して一定の効果があるだろう。これが間接的にでも感染予防に繋がっていくと良いのだが。その上で、1日も早い「GoToトラベル全面再開」を期待したいと思う。

以下は11月までのGoToトラベルのリザルトと「アフターGoTo」の課題がまとめられた記事である。

president.jp

11/13時点で延べ4000万人に迫る利用があり、割引支援額は2,087億円に上るそうだ。1.3兆円の予算にはまだまだ余裕がある。この数字からざっくり単純計算で1人1泊当りのお値段を出してみよう。

2100億円÷4000万人泊=5250円/1人泊

これは35%の割引や最大15%のクーポンに対する支援額なので、宿泊費は1人泊あたり1万円台前半ということになる。一時期「高い宿」ばかりに偏っていると言われていたが、そこまで高額になってはいないようだ。また、旅行には移動や食事が伴うから1人あたりの支出は宿泊費から支援額を引いた金額より多くなる。ざっくり1人泊あたり1万円を使ったとすると、

4000万人x1万円=4000億円

が国民の財布から支出されたという計算になる。これを例えば「旅行業界への直接支援の財源」という名目で税として徴収しようとしたら、当然ながら反発もあるだろうし景気への悪影響は避けられないだろう。

いやらし言い方をすれば、GoToは「旅行する余裕がある金持ち(実際にはGoToで喜ぶ「本当の金持ち」は少ないと思うけれども)が喜んで金を差し出す政策」なのだ。「多くが貯蓄に回ってしまった!」と麻生氏が嘆いた10万円の特別給付金(経費抜きで12兆円かかる)と比較しても、効率よく狙った業界に向けてお金が動いたのだ*1

不公平や副作用は確かにある。しかし、何につけても「完全な公平」などというものはこの世にはないのだから、余程アンバランスで致命的な結果をもたらさない限りは、どんどんやったほうが良い。

最後にこの記事。

blogos.com

GoToを目の敵にして全面的に停止すれば、感染リスクを伴わないように配慮した安全な旅行を楽しみたいという多くの人々の観光業や飲食業への経済的貢献に影響を与えてしまいます。
その前に、もっとあからさまに感染を拡大しうる密な飲み会が観光などとは無関係に繁華街では行われていることに目を向けるべきではないでしょうか。

全くもって「その通り!」である。

*1:もちろん特別給付金はとにかく配って本当に困っている人をとりあえず助けるという意味があるので「どちらが良いか?」というものではない。割合はさておき全体がデカいので貯蓄に回らず消費された額も大きい。

2年後(多分)にオープンする新しい #新潟駅 の商業エリアはどうなるの? #CoCoLo #CoCoLo新潟

全面高架化に向けて大工事が続いている新潟駅ですが、新潟市が「新潟駅及び駅前広場における将来の歩行者動線」という参考資料を公開していました。

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こんな感じ。動線だけでなく新しい駅の姿がなんとなく読み取れる図になっています。

緑色のエリアが「鉄道設備及び店舗等」となっていて、「鉄道設備」は落とし物預り所や待合室だと推測されるので、「店舗等」の床面積はなかなか期待できる規模のようです。

そのほか気になる部分として、南口のペデストリアンデッキの西側部分も計画自体はあるようです。「都決済未整備」ってどんな意味でしょう?整備するのかしないのか。屋内通路は狭いのでデッキが整備されると良いです。

ちなみに現在のCoCoLo新潟のフロアマップはこんな感じ。

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東口改札の傍の看板を撮影してきました。通路などは変化しまくりなので最新状態に追いついてませんが、店舗レイアウトはこの通り。万代口側のデカいグレーが「CoCoLo万代」だったところです。もう少し妄想を膨らませるために、このフロアマップと先ほどの動線図を重ねてみました。

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なんと!「東」のプロントやマツキヨがあるメインストリートがなくなっています。東はガラガラポンなのかもしれません。取り壊される「万代」と比べたら新しいとはいえ歴史のある区画です。刷新となると「本当に面影なくなるなぁ!」という感じでしょうか。

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「本館」と「東」は通路部分も含めて一体的になるのかもしれません。「南館」や「西館」はそのままになりそうです。最も新しい「西+」は北側に拡張される感じでしょうか。それに加えて1階(「西+」と「改札内」と「東」を足し合わせた面積!)が追加される訳ですから、格段に広くなるのは間違いありません。

このように期待できそうな新駅舎のオープンはまだちょっと先になりますが、「けんこう市場」が万代口側のいきなりステーキ跡で、「お富さん」もCoCoLo中央で、それぞれ近日中に復活するとのこと。

gata21.jp
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CoCoLo万代が閉店してから続いていた「デカいくせに買い物に困るビミョーな駅」状態が思ったより早く解消されそうなのはなによりです。しかしながら、けんこう市場はCoCoLo万代時代より小規模になりそう。新しい駅構内でドドーンと!でっかく!復活してくれるのを期待したいところです。