俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

いつの間にか中央環状になっていた外環道の話。 #新潟中央環状道路 #新潟市

首都圏の外環道や首都高C2の話ではない。念為。

主要な地方都市の中で自動車の利便性が頭一つ抜け出ている新潟市だが、まだまだ道路は増え続けている。新潟バイパス都心部を高規格道路で接続する「万代島ルート線」と共に開通が期待されるのが「新潟中央環状道路」である。

万代島ルート線(https://www.hrr.mlit.go.jp/niikoku/work/pdf/bandaizimaroute.pdf より)
新潟中央環状道路(https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/road/doroseibi/roadseibi/leaflet_chuuoukanjou.files/00_all_R4.pdf より)

万代島ルート線も新潟中央環状道路もずいぶん長いこと工事をしている。地方の工事はどこもノンビリなので致し方ないのだが、6kmに満たない長さで国直轄で進めているにも関わらず全線開通まで冗談抜きで30年かかりそうな万代島ルート線に対し、40km以上ある新潟中央環状道路は現道区間が残るという条件付きながら生きて拝めそうな雰囲気である。

私が新潟中央環状道路の存在を知ったのは恐らく10~20年前で、「新潟でも(首都圏の)外環みたいな名前の道路を作るんだぁ。田んぼの中だけどな。」等と思ったことを記憶している。しかし、引っ越してきて改めて意識したときには今の名称だった。「別の道路かな?」とも思ったが、どうやら記憶に残る「外環みたいな名前の道路」で間違いなさそうだ。

答えはWikipediaですぐに判明した。平成24年に「新潟大外環状線」から「新潟中央環状線」に名称変更されたそうな。この道路から都市部まではかなり距離があり、古い名前の方がしっくりくるのだが何故?この道路の外側まで街を発展させる意気込みを表したのか?1000年後くらいに?(笑)

まぁ、この名称変更は平成17年の大合併によって新潟市が「(旧)新潟大外環状線」の外側にまで広がったのが理由で間違いないだろう。秋葉区(新津)、南区(白根)、西蒲区(巻)の中心市街地が軒並みこの道路の外側にあるので、さすがに「新潟(市から)大(分)外(側の)環状線」とは言えなくなってしまった。

今の新潟市https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E5%B8%82 より)
市域の変遷(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E5%B8%82 より)

とはいえ、新潟市の都市規模を考えると「この道路が描く円が中央だ」と言われてもしっくりこないのが実際のところ。どうしても外側を通るイメージが抜けないのだ*1。いやいや、新潟市ではなく、「新潟(県の)中央(をとりまく)環状線」だとするなら納得か。新潟市新潟県の北の方に位置するので、県全体を地図で見たら「中央とは?」みたいな配置だが、県庁がある新潟市が県の中央である、というのなら受け入れられなくもない。

名称の是非はさておき、従来つながりの薄い地域同士を結んでくれるという点で、新潟市の一体感を向上させる効果には大いに期待したいところだ。旧豊栄市に住んでいると旧巻町や旧白根市にはなかなか行かないが、都心部を通らずに往来できたら飯を食いに行く範囲になるかもしれない。近場の旧新津市への往来も、部分開通した中央環状道路の新しい橋がなければ阿賀野川に阻まれて今ほど気軽ではなかっただろう。

*1:新津と白根と巻を敵に回す発言。豊栄は元から内側なのですまんな(笑

#日産 #サクラ を注文した話(番外編)。納車記念写真館。 #EV #BEV #電気自動車 #nissan #sakura

ハンコを捺して9か月。ようやっと納車されましたよっと。「この調子だと桜の季節になっちゃうんですかねw」などと言っていたのが本当になってしまった。

過去記事はこちら。
#日産 #サクラ を注文した話(その2)。試乗で惚れてしまうサクラの超絶な完成度。 #EV #BEV #電気自動車 #nissan #sakura - 俺#
#日産 #サクラ を注文した話(その1)。最近のBEVはどのように進化しているのか? #EV #BEV #電気自動車 #nissan #sakura - 俺#

相当に濃いピンク色。限られたサイズの中で凝った造形してるとは思う。
上品なオラオラ系といったところ。夜は煌びやかでより圧がある。
窓枠のデカールは想像していたよりピンク寄りの色合いだった。
テールはあまり好きではないが踏ん張り感は割と表現されてる。
真後ろは普通に軽自動車の感。テールライトが派手で夜は映える。
お洒落なインパネ。何度見ても粗なし。ホントに完成度高い。
7インチ専用の造形の存在を賞賛したい。デイズでは9インチにしないと太枠が残るのだ。
サクラ専用デザインのシフトレバー。この手抜き感のなさは間違いなく印象を良くしている。
幅以外は全く軽自動車を感じさせない前席。運転席はシートも上々。
後席の雰囲気は少々劣る。補完には上位グレード+オプション内装が必要。
リアの装飾パネルはインパネのクロスに寄せたパターンのシボ入りプラ。佳作。
この広さ!リアシートは膝裏が浮いて落ち着かないデイズから大幅改良。
シート位置最後端で目一杯倒した状態のラゲッジはミニマム。
シート位置最前端で常識的な角度にすればそこそこ広い。
シート最前端でも普通に足元空間が残る。運転席は身長170cmの私で調整済み。
3名+大型犬+小荷物での運用が想定されるシートアレンジ。
2名+大型犬+大荷物での運用が想定されるシートアレンジ。
ラゲッジアンダートレイも実用性のある容量。上板は樹脂製だった。
ルクアーム式サスの奥にバッテリー。この世代の4WDは出ないと確信。
ミニマム極まるモータールーム。12Vバッテリーが無駄にデカく見える。
インバーターかな?モーターはさらに下に位置する。走りに貢献してるの間違いない。
メタリックなロゴがクールで格好いい事に初めて気づいた。

という訳でレビューなとは追って投稿する。。。と思う。

サービス終了した『Clova Friends』をBluetoothスピーカーとして使用する。初期化してもペアリング可能! #line #clova #clovafriends #lineclova

我が家でも2台のClova Friendsが役割を終えた。残念。ていうか寂しい(苦笑)

・着替えながらの天気と気温の確認
ハンズフリーで使えるキッチンタイマー
・消し忘れたTVを歩きながら消す
・消灯後にセットする朝のアラーム

常に使う用途はこの程度だったが、いざ無くなってみるとお世話になっていたことを痛感する。たとえそれがお決まりの返答しかしない単純バカ(失敬)だっととしても、毎日声をかけていた相手が突如居なくなるのはホモサピエンスにとってストレスを与えるようだ。しかし、アレクサなどを代わりに導入するかは正直迷うところ。AIの進化が転換点に来ている今、1年後には「スゲーやつ」が登場しているかもしれない。

Clova Friendsは、今後もタダのBluetoothスピーカーとして使い続ける事が出来そうだ。公式の案内では「サービス終了後は再ペアリングが不可能になる」とあるが、Clova Friendsにはハードウェアのペアリングボタンがあるのだった。サービス終了した現在でも、背中にあるBluetoothボタンを長押しする事でペアリングモードになる事を確認した。Friendsでない高いほうのClovaにはこのボタンがないので、ご愁傷様。なお、

セットアップしていない状態でもBluetoothペアリングモードに移行する事が可能

であることを確認した。これは結構重要である。初期化すればWi-Fiへの接続が解除されるので、用もないのにネットワークに参加している気持ち悪い状態から解放される*1。これなら使い続けても良いだろう。

スマホアプリは全く機能しなくなり、アプリからの初期化は不可能。本体の「背中のマイクボタン」と「足裏の電源ボタン」を10秒間押し続けて初期化する。再起動後に「はじめまして」とか言われるので「ワシの事忘れちゃったのかワレ!」などと取り乱さないよう注意する。セットアップを促すメッセージと共に音楽が流れ始めたら、Bluetoothペアリングが出来るようになる。ペアリングモードに移行すれば音楽は停止し、タダのBluetoothスピーカーとして機能してくれる。

音質は1000~2000円クラスのPCスピーカーやノートPCの内蔵スピーカーと比較したら全然良い。ノートPCのお供として余生を過ごして頂くことにしよう。

関係ないけど、これ(↓)どう見てもClova Friends miniの基板と筐体を使いまわしてるよね。カワイイから3000円くらいなら買ってやるのに(笑)


*1:スマホアプリからの初期セットアップ手順は恐らくBluetoothが入口なので、原理的にはBluetoothの圏内からスマホアプリのふりをしてHackすることは不可能ではない。それすらも気持ち悪いという神経質な人は素直に捨てましょう。Wi-Fiに参加できなければHackする事に意味もないし、可能性は物凄く低いだろう。私は全く気にしない。

#第二種電気工事士 免状を取得した話。 #電気工事士 #第二種

届いた。これで家中の壁という壁にコンセントを増設できる!

国家資格ではあるが免状の交付は都道府県知事である。近年は都道府県の単位でプラスチックの免状に切り替えが進んでいるそうだが、新潟県は予期した通りまだ紙だった。

プラスチックの板より、こちらの方が古の国家資格っぽくて良い雰囲気なのではないだろうか。米穀通帳に通ずるものを感じる(うそ。見たことない)。

こちらが受験とその準備に使用した書籍、工具、電材の類である。

取得理由

目的は2つ。

(1)家中にコンセントを増設する

、、、というのはできるけど冗談。照明器具をベースごと交換したりEV充電器を自分で設置したりできる。DIYの幅が広がるので嬉しい。

(2)試験対応能力の残存を確認する

自動車運転免許を省くと、試験と名が付くものを受けたのは「第二種情報処理技術者試験*1」以来となる。しかもこれは勉強せず受かっているので、「試験勉強」という行為は大学受験が最後。つまり30年近くやってない。果たして教科書の内容をノートにまとめて頭に叩き込む事ができるのか?それ以前に字が書けるのだろうか?住所と名前以外を書くことがほぼないのだが。

筆記試験

www.shiken.or.jp

誰でも受験可能。4択マークシート。60点以上で合格。合格率は6割前後。

「落とすための試験ではないが、必要な知識はちゃんと身に着けさせる」という意図が感じられる内容。終盤になるほどに「さすが国家資格。良く考えられているんだな。」という感想になる。ちゃんと勉強すればクリアできるが、パラパラめくった程度ではダメということだ。準備にかけた時間は40時間ほど。

まず教科書をルーズリーフに要約したが、最初の3枚は自分でも読めないレベルで字が下手。やはり字を書く能力が著しく退化していた。要約するのも頭を捻りながらで早速嫌になり始める。勉強はキライだ。私はなぜこんなことを始めたのだろう?(おい)しかし、4枚目辺りからはコツを思い出してきたのか、スムーズに進むようになった。

80点を目標に頑張ってみたが、過去問題を使った模試では終始70点台をウロウロ。頭の悪さを思い知らされる。本番の自己採点で80点を突破できたのが救いだった。

割合的には暗記モノが5割、演算を伴う問題が3割、応用問題が2割といったところなので、理系が苦手な場合には暗記モノに集中してクリアするという選択肢がありそうだ。実際そのように指南する動画もある。しかし、特にDIYが目的であればここでキッチリ学習したほうが良い。実務でスキルアップするフェーズはないのだから。。。

技能試験

筆記試験合格者のみ受験可能。ノーミスで合格。合格率は7割前後。技能はチャンスが2回あり単純計算にはならないが、筆記と技能を通しての最終的な合格率は5割位か?

配線図から複線図を起こし、本物の電材を用いて卓上で配線作業を行う。事前に13個のお題の概要が通達され、そのうち1つが地域毎にランダムに出題される。どのお題が出るのかは判らないので、基本的には全てのお題をマスターしなければならない。ミスが1個でもあるとアウト。実際の工事なら人が死ぬので当たり前?準備にかけた時間は20時間ほど。

お題の配線図は筆記試験の応用問題と比べたら非常にシンプル。試験時間も40分と十分に感じられたので「被覆を剝いて配線するだけ?困るところなくない?」などとタカを括って暢気に構えていた。しかし!いざ1作目の実践となったら完了まで80分以上かかった上にミスも3つあって完全にアウト。

無理無理!(バンザーイ!)

本気で練習しないとヤバい!と認識を改め、13個のお題をランダム順に愚直にこなし始めた。2作目は50分、3作目はギリギリ40分、4作目でようやく35分。ただしミスが残り合格には程遠い。速度を求めるとミスる。慣れることで速度と余裕を増やし、ミスを減らさねばならない。積み重ねしかないのだが、ひ弱なIT屋の手指は皮が剥けてしまい、腕には腱鞘炎の症状も。本番が迫る中で、練習できない日は忸怩たる思い。なかなか楽しませてくれる!

手応えを感じたのは10作目辺り。お題に登場する電線には太いやつ(2.0mm)と細いやつ(1.6mm)がある。工具で被覆を剥く時には太さに対応する刃を選ばなければならないが、1本ずつ確認して正しい刃を選ぶ作業は時間は食うし急ぐと間違えがち。しかし、気づけば無意識に左手の感触で太さを判別し、同時に右手が対応する刃を自然にあてがう様になっていたのである。こうなると流れるように作業が進む。人間スゲー。

一部のお題は重複で16作を制作し、安定して25分前後で作業完了できるようになった。「余裕を持って対処できる」との感触を得て本番に臨んだが、良い歳してガチガチに緊張しペースを乱す。ノーミスのプレッシャーは結構なものだ。「おい!まだ余裕だぞ!」と言い聞かせつつ、35分で作業完了。手に汗をかいた。残り5分の確認で手直しはゼロ。自己判定はノーミスながら、合格通知が出るまで確証が持てずに落ち着かないのが筆記試験と違うところだ。

かかった費用

この試験を受けて免状を手に入れるには地味にお金がかかる。とはいえ「一式10万円ナリ」の電気工事を自分で施工すれば一瞬で元が取れる。個人的には、自らの試験対応能力の残存を確認し、技能試験で日常にはない緊張を味わったところで「既に十分元が取れた」と感じている。

受験費 9,300円
書籍 5,000円位
工具 15,000円位
電材 15,000円位
収入証紙 5,300円
ーーーーーーーーーーーーーーー
合計 49,600円位






*1:現代の「基本情報技術者試験」に相当する。

#日産 #サクラ を注文した話(その2)。試乗で惚れてしまうサクラの超絶な完成度。 #EV #BEV #電気自動車 #nissan #sakura

なんとか年度内に納車されそうなので「その2」。「その1」はこちら

「軽バンか軽トラはそのうち買うかもね」とは思っていたが、まさかありきたりなハイトワゴンの乗用軽がウチに来るとは思ってもいなかった。しかも結構待ち遠しい。人生というのは全く解らんものである。

もともとBEVには多少の興味があって、リーフに試乗などもしている(初代2代目)。初代はともかく、2代目はフツーに良い車だ。しかし、どうにも我が家における具体的な導入イメージには繋がらないのである。

リーフの場合、メイン用には航続距離が足らず、ゲタ用には高く、趣味用には魅力がない。アリアは積極的に「良い!」と思うのだが、最低ラインと考える航続距離800kmには届かず。輸入車でもそのようなモデルは限られるしベラボウなお値段である。

一言で言えば「BEVは時期尚早」なのだ。きっと多くの人がそうであるように。

そこにサクラが登場した。リーフを検討した結果「日本のBEVは軽から始まる」という感想を抱いていたが、サクラは「自分では買わない車」だと思った。「EV版のデイズですね。ハイハイ。」みたいな。価格も補助金ありきでお手頃感はないレベル。

誤解ないように補足すると、私はデイズを高く評価している。CVTが過給に付いて行かない感覚が少し気になる他は文句なし。ビシっと辻褄が合った日産らしく走る良い車なのだ。猛烈プッシュの結果、実家の車庫には赤いデイズが収まっている。

サクラは事前情報の通り、ほぼ「デイズEV」という中身で登場した。それだけに出来の良さは想像がつくのだが、逆に言えば良く知ってる車、要するに選択肢としてつまらないのだ。サクラが想像の範囲内の車だったら「ハイハイ。」で終わっていた。

さて、キャラバンのメンテで販売店に行くと、サクラの試乗車が届いていた。お誘いもあり「待ち時間あるしな」位の気持ちで試乗させてもらう。第一印象は「やっぱりデイズだよなぁ」。いくら整形しても骨格までは変えられない。人も車も。

冷めた気持ちが変わったのは、走り出した後。新潟は地盤が良くないので路面のうねりなど厳しい環境だが、乗り心地が圧倒的に良い。ハンドリングも素直。単に低重心だからか?いやいや、同条件のリーフは割とフツーだったが。

高規格道路の新潟バイパスに入ると、あっという間に〇km/h超に到達。この速度でも静粛性が高い。直進安定性も高く、軽快かつドッシリ走る。こうなると「無理してますね」と感じた内装も「高級ですね」に変わるから不思議。走りの雰囲気とマッチする。

過去車のA32セフィーロやV36スカイラインと比べたらどうか?乗り心地や静粛性は上をいくだろう。加速感ではセフィーロなど比較にならず、日常領域なら感覚的にはスカイラインにも劣らない。デイズみたいなミニカーが?なんということ!

もちろん、車幅やホイールベースの物理的な限界からくる挙動は皆無ではない。「もともと期待値が低かった」という点も否定しない。それでも、全体として高いレベルでバランスよくまとまっているから「おおおー!」となるワケだ。

電動化恐るべし!と言いたいところだが、リーフではここまで驚かなかった。「EVだから」ではなく、サクラの完成度が物凄く高いのである。「新型モーターの走行感覚で目くらましにあったのかね?」と思ったので「もう1周。助手席で。」とリクエストする。ニヤリとするディーラーマン氏。

助手席は尚良い感触だった。シートも良くて快適である。目を閉じて「昔これに似た雰囲気の助手席に乗った事がある」と思い出したのはF50型のシーマ。「今60km/h位だろ!」と感じたところでメーターを覗き込むと、しっかり〇km/hまで出して頂いていた。

『ああ。この車は間違いないヤツですね。』

バイパス出口のカーブがきつめのスロープも静かに難なくこなす。段差もあり普通車でもバタバタしてしまうところ。運転しているディーラーマン氏が「ホントいいんすよね。この車。うん。」と素でつぶやいたのが、全てを物語っていると思った。

試乗後の感想は以下である。

良いところ:全部
悪いところ:なし

チョイ乗りで素人が走りにダメ出しするのは難しいと思う。サクラは軽自動車の形をしてるだけで「新しい別の乗り物」なのかなって気がする。BEV時代の新しい基準で評価しなければならないのだろう。恐ろしい子だ。

ホイールベースが限られる小型車で必ず気になるピッチングが、気にならないレベルの穏やかさなのは心底感動する。レーンチェンジの安定性も高い。フロントのモーターは軽く、リアに広がるバッテリーは重い。FFらしからぬ前後重量配分が効いてる?

頑張って重箱の隅をつつくなら、フロントのロードノイズが相対的にリアよりも大きい点。普通は逆だ。バッテリーのおかげでリアが静かになり、フロントも頑張ったけど合理的な妥協点に落とし込んだ...等と想像するが、絶対的には相当な静粛性である。

車内のユーティリティについては、良くも悪くもデイズそのもの。4人乗りのゲタ車としてはもちろん、1~2人で旅行などしても不足しない内容だ。いずれにせよ「サクラを買った場合の運用形態」を想像しだすに値する完成度だったのである。

つづく。

ワンコと行く車内泊小旅行の記録 #玉村町 #立川市 #小田原市 #熱海市 #函南町 #飯能市 #昭和村

妻ちゃんと息子が2人で京都に旅行に行くという。息子と言っても社会人であり、近頃は会話もロクにしないのだから珍しい組み合わせと言える。もちろん良い事だ。新潟から大阪まで空路だそうな。私もまだ新潟空港から乗った経験ないよ。羨ましいね(笑)

なんにせよ「仲良くしなせぇよ?」てな感想である。

留守中は近所にスキーに行って、あとはゴロゴロするつもりだったが、直前になって「それもつまらんか?」と思い始め、ワンコを連れて(どちらにしろ1匹で置いて行く訳にはいかないのだけど)車で出かけることにした。早速真冬の車内で1人+1匹が連泊するに耐えるための装備を積み込み、目的地を思案する。

まず、久しく会えていない友人に会うため東京の立川を経由するのが決定。その後は太平洋側という要件以外は無計画。時間的には、「新潟~東京~福島~仙台~山形~新潟」か「新潟~東京~静岡~名古屋~長野~新潟」という辺りが現実的な範囲だろうか。もちろん天候、体調、気分次第でショートカットは想定する。

しかし、大寒波の影響で妻子が予定していた往路の便は欠航となってしまった。想定内の展開で、せっかくの機会がふいになるのもアレなので、援助して新幹線に切り替えさせた。しかし、格安航空と比べると新幹線はお高い。復路も欠航になった場合、東海道新幹線の沿線で合流することになった。即ち静岡コースで決定。車内泊の旅は無計画に動くのが楽しいのだが仕方ないだろう。

1日目

大阪からメシテロ写真が続々と送信されてくる。22:00頃に仕事を終えワンコの食事を済ます。北陸道~関越道で群馬に向かう。帰宅時の自宅駐車場の状態が気になる降雪状況だが、後の事は気にしない事にする。

道の駅玉村宿」にて1泊。3:00AM頃に寒さで目覚め、寝袋内にホッカイロ投入。ワンコも「寒いっす!」と言うので、布団の下にホッカイロを2個置いてみた。朝にはお腹とお尻がちゃんとカイロの位置と一致していた。効果あるらしい。

2日目

時間的に道の駅の営業開始まで待てないので、駐車場だけ使って申し訳ないと思いつつ自販機で飲み物を買って早々に出発。「嵐山PA(上り)」で朝食。もつ煮定食。温かい。

11:30AM頃「立川」到着。友人の娘ちゃんとの初顔合わせは叶わず。前日から体調崩してうつると良くないという事で、奥方と共に画面越しの面会。子供の笑顔は良い。友人には比較的最近できたIKEAなど案内してもらいつつ語らう。周囲が全部空地だった都市軸二子玉っぽくなってた。なんか「完成!ドヤッ!」って感じ?

16:00頃出発。かつて飽きるほど走った道を辿って八王子ICに向かう。相変わらず渋滞は酷いし、信号だらけで車での移動にストレスが多い。今となってはここで暮らしてたのが信じられない。ワンコも「なぜ車が進まないのか!」とプレッシャーをかけてくる始末。高速に乗る前に「スーパーアルプス」にて買い物兼ねて休憩。

八王子ICから中央道~圏央道小田原厚木道路を経由して18:30頃「小田原」に到着。伊豆に行くときに通るので馴染みある地名だが、最後に立ち寄ったのは何時だったっけ?みたいなところ。短期間ながら近隣に住んだ事があるのに、当時の印象が記憶に残っていない。この際に寄っていくことにした。

駅周辺は想像していたより賑やかで、こんなに栄えているところだったか?みたいな感想である。失敬。駐車場探しで少し手間取る。立体ではワンコの散歩が出来ないので平置きが良いが、狭かったり高かったり周辺環境が好ましく無かったり。喧騒から少し外れた所で、ほど良いコインパーキングを見つけた。お湯を沸かしてワンコにご飯を与える。

その後、街に出て「すごくお高い銭湯」で風呂に入る。駅ビルにあった「海鮮茶屋 魚國」で夕食。まだ時間も早いので食べ終わったら移動するつもりだったが、口が勝手に「ビールください」と言ってしまう。本日は終了。距離は伸びずともビールは美味い。これぞ無計画。

車に戻って飽きるまでワンコの散歩をした後は寝る準備。「小田原城が見える宿」と言えば聞こえが良いが、ただのコインパーキングである。それにしても、ここまで来たにも関わらず氷点下で雪が舞っているのがなんとも。今年はどうしても雪からは逃れられん運命なのだろうか?本日は最初から人もワンコもホッカイロにまみれて就寝。


3日目

06:00AM起床。良く寝た。本日は帰宅せねばならないし、妻子と合流の可能性もある。新たになった小田原への思いを胸に、早速出発である。07:30AM頃「熱海」に到着。新潟住みになってからは気軽な距離ではなくなってしまったけれども、家族で年に何度も来ていた馴染みの街である。国道沿いには土石流被害の爪痕が今も残っていて心が痛む。ほとんど人災なのが余計に腹立たしい。

それにしても。

何故あなたは。

撮影しようとするとオシッコをしはじめるんですかねぇ?

真新しい駅ビルで、朝食を兼ねてお茶をしながらまったり。良く寝たが車内泊特有の疲労感はやはり残る。「小田原駅熱海駅のこの進化ぶり!新潟駅も早く改装終わらないかしら?」などと考える。新潟空港は発着便とも正常に運行されていた。雪が弱まったかな?妻子には、搭乗開始になったら東海道新幹線沿線から離脱する旨を通達する。

仕上げにお土産等を買う。さらば熱海。まだ時間があるので移動を開始する。三島まで行って御殿場~河口湖~大月の経路で北上する目論みである。完成した御殿場バイパスにより高規格道路で東名と富士五湖道路がつながった事をこの目で確認するのだ。途中、函南町にある「酪農王国オラッチェ」に立ち寄る。

まだ早いなぁ、と思いつつガッツリと昼飯。肉だ肉だ!

函南から三島に向かう途中で、妻子から復路のフライト確定の報。良かった。これで妻子はあっという間に新潟に着くワケだ。飛行機の速度はチートすぎる。

さて。思えば今日は休日である。中央道の大月~八王子は渋滞するかもしれない。早く動いた方が得策であろう。三島に立ち寄るプランはキャンセルして、伊豆縦貫~新東名~御殿場バイパス富士五湖道路~中央道~圏央道で一気に北上する。御殿場バイパス、もっと早く出来てたら便利だったな。

圏央道に入ると「これはちょっと休憩したほうが良いですね!」という調子になってきた。もう歳だわね。燃料の残量も距離的には十分だが、雪で立往生になったら心もとないと感じる程度。休憩と給油を兼ねて一旦降りる事にした。青梅ICで降りて、第3の故郷「飯能」へ。

中央公園でワンコの散歩をした後、30分ほど昼寝したらまずまず回復した。駅ビル丸広に寄ろうか?とも思ったが面倒くさかったので止めた。行きたいけど面倒くさいって時は、頭か体が疲れてる時なので無理しない。また来れば良かろう。給油して狭山日高ICから再び高速へ。

最後のお楽しみは、赤城高原SA「あかぎ庵」での夕食である。水沢うどんと天ぷらが美味しい。20時までに到達しないと食べられないので、頻繁に通る場所であるにも関わらずなかなか食べられないのだった。満足。

その後は三条燕あたりまでは路面状況も良く順調だったものの、市内では大雪。いやはや、今年は完全に里雪の年だ。新潟バイパスも除雪が追い付いていない状態。スリップ事故の脇を抜けつつ帰宅すると、車庫前ではラスボス「雪除け」が待っていた。ラスボスを倒して無計画な旅は終了。妻子は寝ていた。雪を除けておいてくれる、なんてことは期待してない。うん。無事で何より。

この雪で良く飛行機が飛ぶものだと思ったが、飛行機の発着には降雪量より風速が影響するんだそうな。風が弱いほうが里雪(=新潟市内が大雪)になる。いろいろと合点した次第。しかしまぁ、小田原や熱海ですらかなり寒かったので結果的には静岡コースで正解だったと思った。

#CoCoLo #新潟 本館・東館で過ごす最期の日。 #新潟駅 #再開発

再開発で残りの主たる商業エリアが本日をもって閉鎖となる新潟駅。ますます不便極まりない。半年後と1年後にそれぞれ部分開業が予定されているが、全面開業は2年後だ。まぁ、それはそれで楽しみなんだけども。

なお10/7に本館の6店舗が旧不二家カフェのエリアに移転オープンするというのは良いニュース。

良かった。大阪屋と丸屋と田中屋がない新潟駅など燃えてしまえ!とか思ってたわ(うそ)。同じく南館に移転する小嶋屋や既に移転オープンした亜麺坊を含め、地元のお店が最低限ながら南館で営業を続けるので、ギリギリ体裁が保てるということなのだろう。

海鮮家としゃがらが復活しないなんて事はさすがにないよね(勝手な期待)。
ステラおばさんは復活が確定しているらしい(ウワサ話)。
ジュピターやマツキヨは復活するよね(関東北陸の主要地方駅には大抵ある)。
PRONTはどうだろう(スタバ以外のカフェの選択肢が欲しい)。

これで「馴染みの新潟駅」とも完全にお別れ。実に感慨深い。しかし、最近だと思っていた「東はガラガラポンになる」と推測した記事を投稿したのがもう2年前だった。全面開業までも、案外あっという間かも知れない。人生って短いですな。

しかし、海鮮家がなくなると「ツナマヨ軍艦」が食べられるお寿司屋さんが全滅なのだが。どうしてくれよう?